ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

10年で終わらせる地域猫活動

2020-12-26 22:30:00 | TNR&地域猫活動マニアル
地域猫活動が上手くいかない💧
TNRしても猫が増えてしまう💧
悩まれている方のご参考になればと思います🙇‍♀️



よくある殺処分ワーストのランキング。
あれは単純に頭数順に並べているだけなので、全く意味がありません。

重要なのは人口対比。

例えばコロナ感染者数100人…東京と沖縄では対応対策が異なってきますよね。

飼い主のいない猫対策いわゆる地域猫活動は、猫の頭数ではなく人口ごとに行います。

2018年12月8日の記事。
Yamasaki Hiro氏 Facebookから~
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日本の地域猫と大きくも変わらないが、米国の外猫管理法にはちゃんと科学がある。
推定7,000万匹と言われている米国の外猫。
Spay Clinicやキャンペーンでまずは数を抑える作業が先になる。

そこには PPTP - Pet Per Thousand People という考え方がある。
つまり、
人口1,000人あたりに個体数
人口1,000人あたりのTNVR数
人口1,000人あたりの譲渡数
人口1,000人あたりの収容数
人口1,000人あたりの処分数

これらを以前と比較、他地域と比較する。
日本人が連呼する「◯◯はワースト」という表現はあり得ないし、相手にされない。

他地域との比較は常にPPTPを用い、来年度は今年度より人口1,000人あたり何匹多くTNRする...などと戦略をたてる。
そして追跡と分析をする。

ニューハンプシャーのPeter Marshの分析が
今や西海岸などでモデル化され、どんどん
Managed Colonyの成功例が生まれている。
地域猫には科学が必要だ。
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70パーセントルールの不妊化率もマネッジドコロニーから算出します。

私の居住地 東京都港区青山は、一区画または高層マンション一棟で1000人ぐらいになります。
地域猫活動を10年未満で終わらせられた要因の一つに目が届きやすかったことがあると思います。

現在は、住民のいない東京湾岸沿いの公園で活動しています。

ぐるりと地続きになり区も跨ぎます。
流入猫さえ目まぐるしく入れ替わり、管理が追いつかず苦戦中。

皆さんが あげつらう地域猫活動の規則は、コロニーごとにあります、違ってきます。
また10年間の環境変化や関わるメンバーで流動します。

当然のこと。



私たちが考えなければならないのは、どうしたら10年で終わらせるか。
いかに早く人も猫も苦しみから解放されるかであって、始めるにあたっての ご都合主義の制約ではありません。

ルールやマナーありきは、活動そのものと参加する人を限定しまいます。

承認の有無ではなく、理解を広げる→問題解決のためのアクションに繋げる→仲間を増やす。

1000人の許可ではなく1000人の中から協力者を得る。
住民を巻き込み喚起させ、ボランティアを増やしていく、人々の意識を変えていく。

唯一 守らなければならないことは、不妊去勢ファーストつまり先行TNR。
だからTNRされた耳カット猫=地域猫です。


【バキュームエフェクト】
TNRの後に地域猫活動を行わなければ成果が現れない理由

TNRだけなんて有り得ない。
それは命への冒涜にも等しい。

頭数コントロールをしなければ成果を得られません。
永遠に誰も幸せになれません。

手術浸透率=TNR進捗度を上げれば、必ずや地域住民と動物たちは笑顔になれます😊😸

幸福への鍵は現場にあり、扉を開くのは数字に こだわった管理システムなのです🌸

🍀正しいTNR活動を知ろう!
🍀間違いだらけの地域猫活動1
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