先週、母が入院しました。
入院する前々日、秋刀魚を食べて、その骨が喉に刺さったらしい。
翌日になり、『なんだかおかしいのよねぇ』と言い
父が『そういう時は、ご飯を飲み込むといいんだ』と言って、ご飯を飲み込んだらしい。
昔からよく言われているこの行為、実は症状を悪化させるだけで
やってはいけないことなのですが
(余計、骨が深く刺さる可能性があるので)
こうまで骨が刺さったことがないので、やってしまったらしい。
(おそらくご飯を飲み込んだことで)結果、症状はさらに悪化し、
喉の違和感と痛みはさらに増し、唾液を飲み込むのも苦痛になってしまいました。
『明日は運転手さん達の給料日だから』と渋る母を無理やり病院に連れていき
2時間くらい待たされたあと、戻ってきた母が言うには、即入院とのこと。
診察室で先生の説明を聞くと、
違和感を訴えてる部分は、かなり炎症しており、細菌が繁殖しているとのこと。
入院期間は未定。
すぐに絶食し(水を飲むのも不可)点滴と抗生剤で炎症が治まるのを診るとのこと。
魚の骨だけで、こうまで炎症するのも珍しく、CTでさらに詳しく検査し
異常があれば、近くの大学病院で手術になります、とのことでした。
CTの結果は異常はなかったのですが、入院することになりました。
とりあえず、母を病院に残し、入院の準備をするために一旦帰宅。
すでに仕事から帰ってきた父に説明すると
『未定…って。そんなにひどいのか??
それに、明日、支払日だろ(我が家は自営なので)俺、わかんないよ』
と、慌てる父に
『だから、帳簿と計算機、メモ用紙持ってきてって、お母さんが言ってるの!』と
怒鳴って、父を病院に連れて行きました。
なんだかんだ済ませて、その日、私は夜勤で、
夕食を作る時間もなく、スーパーで買ったお弁当で父も夕食を済ませてもらって
一睡もすることなく、夜勤へ。
翌日の午後、再び病院へ。
前日と変わらず、痛みと腫れがひかない、とのこと。
しかしながら、翌々日行くと、炎症部分はまだ安心できないものの
プリンなど、のど越しのいいものは食べられるようになり、
このままいけば、5日間くらいで退院できるかも、とのことでした。
『よかったね。先生が入院期間未定だっていうから、どれだけ長引くかと思ったけど
早く退院できそうだね』
『でも、骨がまだ見つからないの。鯛なんかの骨だったらすぐに見つかりやすいって
いうんだけど、秋刀魚の骨は細いから見つかりにくいんだって』
その後、もともと丈夫というのも手伝ってか、炎症も化膿も治まっていき
心配してた腫瘍などもなく、5日間で母は退院してきました。
でも、最後の最後まで、骨は見つからなかった
しかし、この5日間、神経が磨り減ったこと、磨り減ったこと。
家事に仕事にって、慣れない私はワタワタでした。
特に食事
母がいる、ということに甘えて、普段料理らしい料理はしない
自分だけだったら、適当に済ませられるけど
おとっちゃん(父)がいるから、ちゃんと作らないといけない。
今日は何作ろうか、何品作ろうか、どれだけの時間でできるのかなって
頭がパンクしそう
主婦って、ほんとに大変なんだなぁ…
それに働いていれば、出来合いのお惣菜で何とかしたくなるよ
母の偉大さを痛感した5日間でした。
母が退院してきた日は、私は仕事で帰りが遅く、その日は母が作ったもつ鍋。
おいしゅうございました。