先日、実習が終わりまして。
まだ研修は終わってないけど、この実習をどう乗り切るかが
自分の中で(多分、研修生の誰もがそうだと思うけど)最大の難関だったので
かなりの安堵感です。
この実習、割り振られた(要は自分で選べない)事業所へ行って
居宅介護支援(在宅介護)の実務研修をします。
協力して下さる利用者様のお宅へ一人で
訪問して、
その方が望む在宅での生活に沿った、ケアプラン(介護プラン)を作成します。
全く知らない事業所へ行くのと(中にはなじみがある事業所さんに行く人も☆)
ケアプランを立てる前に作成する書類が結構大変で。
けど、実習先ではとてもよくしていただいたのでありがたかったです。
ケアマネさんの利用者様訪問にも同行させてもらったんですけど
自分の地域の在宅介護の実態を垣間見て、かなりのショックを受けました。
私は特養施設の介護士ですけど、在宅介護の実態がどうかなんて
殆ど頭にありませんでした。
常に200人以上が入居を待っている状態で、
「特養、安いしね。入りたい人多いんだよね」しか考えてなかった。
でも、その特養に支払う費用がなくて、申請できない人がいる。
ちょっと考えてみれば確かにそうです。
施設や介護度にもよるけど、ざっと見積もって最低でも毎月14,5万近くのお金を
支払う余裕がある人って、どれくらいいるでしょうか。
介護度が高くなればなるほど、もっと高くなる。
特養に入居できる人は、余裕のある人なんだと。
自分が支払えなくても、子供たちが払ってくれる人は幸せなほうなのだと。
介護保険の限度額いっぱいのサービスを入れようとしても
わずかな国民年金の額で、どうにかこうにか生活してる人達にそれはできない。
そのお宅の経済状況を考えながら、介護サービスを入れていくのです。
逆に、経済的余裕があっても、絶対に施設に入れない、
在宅で介護する、生活するという方たちも、もちろんいます。
85歳を過ぎても、半身不随の奥様の介護をすべてやっている男性、
父親や旦那さんの協力が一切なくて、一人で家事も育児も
寝たきりのお母さんの介護もしてる娘さん、
脳出血で倒れてから10年以上、毎日リハビリを頑張って、
奥様と二人三脚で生活してる男性・・・
頭が下がります。
ケアマネは、こういった方たちの生活を支援する手伝いをするのです。
どこかで、ケアマネ不要って声があったけど、
どこに行っても
「自分は、何かあったら、どうしたらいいか分からないから、
ケアマネさんが頼り」って言われました。
介護が必要になった時、介護度認定の申請はできるかもしれない。
でも、その先はどうでしょうか。
どのサービスを受ける、どの事業所を選ぶ、って、症状がより重くなった時に
どう行動すればいいのかなんて、
膨大な手間と心身の疲労が伴うわけで。
そういう、「不要」という人たちは、それを必要とする人たちのことを考えてないのだと。
まぁ、書けば書くほど長くなるのでこの辺で☆
まだ実習の課題が少し残ってるけど、ほとんど終わったも同じなので
ホント、一安心です。
これで、オリンピックもキリトソロのニコ生も観れます!!(笑)
DVDも忘れずに予約した
キリバのチケットも届いたし♪
これを励みに、あともうひと頑張りです