まっさらサラサラ

日々の出来事や思ったことをつづってます

至福のとき?

2010-11-30 23:31:45 | 日常生活
脚や背骨のマッサージが気持ちいいのか、うとうとし始めた、家のワンコ。

ちなみに、名前はハッピーといいます(ホントに今更


日曜日に、尿の取り方を教わったのですが、
翌朝はうまくできず、
(30分くらいで出せると高をくくってたのが、膀胱をうまく捉えることができず1時間かかりました)
夕方にまた病院を予約してたので、
再度、教えて頂きました。
リフレクソロジーをやっていたことが役立ったのか、朝よりはうまく尿を出してあげられました。
先生にも褒められましたが最後まで出してあげるのは難しく、
大きな子は、かなり慣れないと難しいとのこと。
そして、ぱっくり開いてる床擦れを縫ってくださいました。


『末期』だということを考えると、今までの楽しかったことが思い出されて涙が出るのですが、
幸い食欲はあって(健康体だったときの1/2)、よく食べてくれます。
なので、何だか元気そうで、とても末期のガン犬とは思えません。

でも確実にやせてるんだけど…

寒くなってきたから、あと1枚毛布をしこうと思います。

その後とこれから

2010-11-28 02:46:52 | 日常生活
日付が変わって昨日、ワンコを別の病院に連れて行きました。

ネットで検索し、そして友人に聞き、行ってきたのは
大学病院とも連携し、生活の質を高めることに重きを置いている病院です。

まずは電話をし、これまでの状況を説明しました。

床ずれも発症していると言うと『すぐにでも連れてきてください』と言って下さったので
早速連れて行きました。


先生から、これまで聞いた話だと、歩けない理由は他にも考えられるので
レントゲンと血液検査で調べて、そこからまた説明します、と言われて
しばし、待合室で待つことに。

検査が終わって、診察室に行くと、そこでレントゲンの写真を3枚見せてくれました。

そうして、わかったのは。。。

肺に3箇所、白い影。

癌でした。

先生は、レントゲンでは、脊椎の神経まではわからないが、
四肢の状態から見て、多分MRIで調べれば、そこに癌が認められるはず。
肺にある腫瘍(癌)は、そこから転移してるのではと思われます、と。

ワンコを横にすると、肺が圧迫されるので、呼吸が荒くなるのはそのせいだと。
道理で、横になってるときは、息が荒かったはずです。

ワンコは、手術する前の症状として、お散歩中、いきなり足取りが重くなり
過呼吸状態になりました。
今回の手術をしたから歩けなくなった、というのではなく、
その時から、癌が始まっていたのだということを知りました。

ちなみに、ゴールデンの死因の約半分が癌だとも知りました。


膀胱炎にもかかっており、エコー検査。

足のむくみも2日ほど前から見られ、尿も臭うようになり、
また量も多かったので心配していたところ、膀胱炎だとわかりました。

床ずれにしても、今朝、反対側にも認められたので
先生に『昨日はわからなかったのですが・・・』というと

『床ずれは、想像以上に広がるのがあっという間なんですよ。
(飼い主さんも)びっくりしたでしょう』と、
床ずれの周りをきれいに毛を刈り取って、薬を塗ってくれました。
(前回の病院では、毛はそのままで、薬を塗っただけでした。
毛を刈り取るように、とも言われなかった・・・)

そして、これからの対応というか、治療の方向性を話してくださいました。

まずは、もう歩けないとのこと。
うちの病院では、MRIを備えていないので、脊髄の神経までは見られないけれど
そこにおそらく癌があるとのこと。

確定診断を希望されるのなら、MRIの設備が整った病院を紹介してくれるとのこと。

そこで、検査して、飼い主さんが手術したいというのであれば、
背中を切って脊椎部分を診て、癌を取り除く、ということになると思うが、
この子の状態だと、手術しても状態がよくなるとは期待できない、とのこと。

または、家族と一緒に住み慣れた家で、リラックスした状態で
生活の質を高めるようなケアをしていく、ということ。


私たちが選んだのは、後者でした。


この、細くやせ細った体に、しかも脊髄にメスを入れるのは
これ以上、ワンコに負担をかけさせたくなかったのです。
確かに、そういうことは、先生の判断ですが
手術しても、これ以上よくなる期待ができないのであれば
それは、ワンコにも私たちにも、負担でしかないと。
遠い病院に行って手術して、また弱りきった体で通院するのは、人間でもきついことです。

それよりも。
毎日様子を見て、できる限りのケアをして、
1日でも1時間でも長く一緒にいることのほうが、
ワンコにとって幸せなのではないかと、思ったのです。


今後の治療法として、ワンコにできる限りストレスを与えず
生活の質を高めていくケアをしていく方向に決めました。


他にも、詳しく説明してくれて、疑問に思っていた点、気づかなかった点が
いろいろクリアになって、この病院に来てよかった、と思いました。

なんにせよ、治るのか治らないのか、不安と疑問だらけのままケアするより
どういう病気なのか、今後どうケアしていくのか、
わかっただけでも、大きな収穫?です。


明日、っていうか今日は、膀胱炎になってしまったので
家でもできる尿のとり方を教わってきます。



この3週間・・・

2010-11-23 00:28:27 | 日常生活
お久しぶりです。

約3週間ぶりの更新です。

『今日は更新しようー』って思ってるうちに、あっという間に3週間過ぎちゃいました。


この間、何をしていたかというと。

ワンコの介護です。

家にいる殆どすべてといっていいくらいの時間を、
飼い犬に費やしてました。


手術後の家のワンコは、後ろ足だけが動かない状態でした。

獣医さんは、そのうち歩けるようになるでしょう、と飲み薬を処方してくれました。

獣医さんやネットからの情報で、毎日欠かさず後ろ足をマッサージ。
冷えが大敵というので、後ろ足には靴下を履かせました。

その頃、雨続きで、殆ど外に出られない状況でしたが
(うちのワンコは、雨だとトイレ以外は外に出たがらない子です)
天気のいい日は、散歩を介助してくれるベルト(バンド?ハーネス?)をつけて
リハビリも兼ねて、庭を散歩しました。

でも、後ろ足は動くどころか、足先は曲がり、足は次第に細くなっていく一方。
それでも、ご飯時や来客が来たときは、前足のみで立ち上がってたし
吠えてもいました。

しかし、1週間ほど経った頃、お座り状態でブラッシングをしていたとき
いきなり、ヘタヘタと立っていられず伏せ状態になってしまったのです。

体を前足で支えられなくなったようでした。

翌日、獣医さんに診せに行くと、手術前の状態も良くなかったし・・・と言い
それでも、ある程度食べるし、とのことでまた薬。
前足で立っていられなくなった状態については、
『うーん、どうしてだろう??』という、なんかあいまいな答え。

『リハビリは今まで通りしていいのでしょうか?』と聞くと
『ワンちゃんの気分転換にもいいでしょう』との答え。

『また来週来てください』と言われたその週、家のワンコは散歩以外、
殆ど寝たきり状態になってしまいました。

父は『ヤブ医者にひっかかった』といい、臭いに特に敏感かつアレルギー性鼻炎なのと、『動物を家の中で飼うのはもってのほか』という考えの持ち主なので
文句は言うがワンコには一切手を出さず(我が父ながらひどいと思う/苦笑)

介護は、私と母とで行っていたのですが
母のほうは、時折、苛立つようになりました。

ご飯は食べるのに動かない・・・なんで?!
しかも、そのご飯も、器ではなく、人間の手に食べ物が乗ってないと食べない。

抱き起こそうとすると、ワンコも触られるのがいやなのか、噛み付こうとする。

16キロの重さのある犬です。
寝返りを打たせるのも、抱き起こすのも、寝床を移動させるのも一苦労。

臭い対策のため、毎日、いつも以上に玄関を掃除し
シーツも手洗いで洗濯し(洗濯機はとても使えない)、しぼって干す。
それを2日おき。

そして、排泄の処理。

私がいないときは、それを母がするので、自営業で仕事しながらの母にとっては
イライラが募るのも仕方ないのかもしれません。
加えて、高額な診療費。


そして、そんなイライラがワンコに伝わるのか
とうとう、私以外の手からご飯を受け付けなくなりました。
(ジャーキーなどのおやつは、父や母の手でも受け付けました)

その間、腰はどんどん細くなり、前足の状態も悪くなりました。
そして、散歩の時も足は動かなくなり、過呼吸状態でその場に座り込むようになりました。

父も母も『もう歩けないと思う』と、殆どあきらめた感じでした。


獣医を間違ったか。

でも、信頼するしかないし、歩けないって言われたわけじゃない。
それに、足先は温かいし、握ると動くので神経が麻痺してないし。

病院に行く前の週末2日間、妹夫婦や甥っ子が、かまってくれてとても嬉しかったのか
前足をバタバタさせて、一生懸命頭をあげてました。

そしたら、翌朝、目が真っ赤に。
衰弱した老犬のように、目がくぼんで目やにが出てしまいました。

その日は通院日。
獣医さんに診せると、『疲労でしょう』とのこと。
足の筋力がついてないのにお散歩させるのは、体力を消耗させるばかりで
よくならないですよ、筋力が回復するのを待ちましょう、と
そして初の目薬に筋肉注射と、これまた神経の薬。

寝たきりで筋肉もずいぶん凝ってます、体全体マッサージしてあげてください。

おい!
筋力回復って何?!
お散歩させないで、って何?!

『先生、こんなに足細くてダランダランで、筋力って回復するんですか?』と母。

『このワンちゃんは、あの状態であんな手術もずいぶん頑張ってましたから。
大抵は、筋力注射で回復すると思うのですが。』

獣医さんは『私も手術後、こんなに回復しないケースは初めてで・・・』って
えー??


その帰り、母は
『あの先生、また来てくれって言ってたけど、全然回復しないじゃないの。
お金出すのがイヤってわけじゃないけど、回復しないんじゃ意味ないわ』

『ほかの病院行ってみようか?それとも、今までのY病院に行く?』

実は、うちのワンコは、もともとY病院という別の動物病院で
フィラリアや狂犬病の薬をもらってたのですが
そこの獣医を母は信頼しておらず、またうちの近所でもあまり評判がよくなかったので
今回、妹宅の猫が通っている病院に行ったのです。

ただ、ワンコを最初に連れて行ったときも、手術のときも、Y病院はお休みで
結局はこの病院に連れてくるしかなかったのですが。

『でも他の病院って言ったって・・・』と、多分、いやもう歩けないだろうと
思った母は、いい返事をしませんでした。

注射を打ったその日、ワンコは目のくぼみもなくなり、ご飯もいつもより食べ、
前足を動かすので、注射を打ち続ければよくなるかもしれないという、
期待を抱かせたのでした。

でも、そんな期待も束の間。

腰も肩も背骨も細くなる一方。
一ヶ月前までは、あんなに走り回っていたのに・・・と半泣きの私がいました。


そしてショックなことが起きました。
前日には見当たらなかった、予想外の床ずれです。
起きた箇所は、細くなって骨が浮き出た腰骨の周辺でした。

あんなに気をつけてたのになんで!?


翌日は通院日で。

床ずれの薬を塗る先生に
『先生、この子は歩けるようになるんでしょうか?』

『そうですね、以前のように歩いたり走ったりするのは、もう遠い話ですね。
今まで、お薬や注射で様子を見てきましたが、こうも反応なしでは。
私も獣医やっていて、こんなに回復しないケースは初めてですよ。
でも、リハビリしなかったから歩けなくなったわけではないと思いますよ。
手術前の状態がよくなかったですし。』

獣医さんは、次はいつ来てください、とはもう言いませんでした。
見放したのでしょう。
痩せて骨が浮き出てしまった、うちのワンコ。
誰が見ても、もう歩けるとは思えないかもしれません。


ただただ悔しく。
なんで、こうなってしまったんだろう。
愚かだったのかも。
別の病院に行けば違ったのでしょうか。

回復したら、雨の日に着せよう♪と思って買った、ワンコのレインコートを見ながら
涙が止まりませんでした。


でも、諦め切れません。
だって、手術後は前足で歩けてたし、
今だって、足先を握ると反応するし、温かいし!
ご飯だって食べる。


違う病院を探してみようと思います。


長くなりました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。