「にらですよ、駅にいますよ・・・はいっちゃいけませんって、書いてありますけど」
そうです、用のない人は立ち入っちゃいけないんですよ。
でも、写真を撮るご用があるから、いいのよ、私達は。
こちらは箱根登山ケーブルカーの中強羅駅です、無人駅です。
この駅から徒歩ですぐのところに宿泊しました。
今回お世話になったお宿はけやき荘です。
ワンコウエルカムですが、普通の温泉宿です。
今回も2泊の間、一般のお客さんは多数いらっしゃいましたが、ワンコはにらだけでした。
お隣の上強羅駅にケーブルカーがやってきました。
用のない人は早く駅を出てください!
「やばい!にげましょう!」
そんなあわてなくても大丈夫ですよ!
「もう~、ずんちゃんが駅でお写真とろうなんていうから~」
そんな恐い顔しないでよ~
叱られるのは私だから、らーは平気だから!
「ヨカッタ、ボクはおこられるのは、絶対にいやですからね」
「ここがお宿です」
嘘です。 よそのお宅の入り口ですよ
私、強羅地区は今まで通り過ぎるだけで、立ち入ったことがなかったのですが、
(高級ホテルの強羅花壇でお茶だけしたことがありますが)今回初めて歩いて、あまりの急な斜面に驚きました。
朝と夜、散歩に出るのですが、横移動(平地)できる部分は短くて、どうしても縦移動(坂道)しなくてはなりません。
急坂で上るのも下るのも、とてもしんどいのです。
暮らすのは大変だろうな~
最初の日の夜に、しっこだけさせようと、浴衣姿のまま、うっかり旅館の草履を履いて外に出てしまいました。
最近流行の足袋ソックスを履いていたのですが、畳敷きの草履の中でソックスがすべってしまい、坂を上るのに一苦労、筋肉痛になるしまつでした・・・
翌日は浴衣のまま、自分のズックを履いて散歩に行きましたよ~
変だけど仕方ないものね。(着替えろ!って声が聞こえなくもないけど、どうせ暗いしね~)
夜は『お散歩でしたらお持ちください』と懐中電灯を貸してもらえるし、玄関すぐのところにワンコ用足洗い場があるし、玄関から部屋まで、ワンコを歩かせても良いし、それなりに、快適なワンコ連れ旅行ができましたが、ただひとつ、こちらはお食事処はわんこNGでした。
いえ、それははじめからわかっていて予約したのです。
今までもそういうところはありましたし、今回もらーすけは自分のクレートを持ち込み、準備万端でした。(お部屋に備え付けのケージも用意してありました)
「ボク、おふろにはいってるみたいね!」
この下の台がらーちゃん愛用のケージです。
お留守番の間、この中に入っててもらいました。
いつもどおりハードなタイプのおやつと共に・・・ところが・・・
今回、何故か、私達が部屋を出たとたんにきゃい~ん(ウドじゃないよ)という声が!
しばらく部屋の外で聞いてたけど、一向に鳴きやみません。
わんわん吠えてるわけではないので、注意して聞かなければ気にならないほどで、迷惑になるような声じゃないし、しかたないから、そのまま夕食に向かいました。
そのうちあきらめるだろうと!
さて、夕食の一部です
これは二日目、あわびのステーキがつきました。
これも二日目のおつくりです。
こちらは最初の朝食です。
写真のサイズがめちゃくちゃなのはご愛嬌。
まー、いわゆるフツーに豪勢な旅館の食事でございました。
おいしくいただきました!
旅館食はにら家(モンキチ限定)には量が多いので、毎回持参のタッパーにらーすけのとり分を詰め込み、お部屋に戻ると・・・
やはり、くぅ~ん、くぅ~ん、ヒーヒーというか細い鳴き声が!
食いしん坊将軍のらーすけなのに、おやつも食べず、そのまま残ってました。
びっくり!
どうしちゃったんだろう・・・いつもは平気なのに、もしかして、前のときも騒いでいたのかしら・・・?
でも前はおやつ食べてたし、ずっと寝てた様子だったのに・・・
・・・もしかして・・・
・・・もしかして・・・
・・・この部屋に『何か居る』!?
なんてことまで考えましたが、そんなこと考えても始まらない、食事は計4回あるし、今更しょうがないから、我慢してもらうことにしました。
番頭さんには『世にも悲しそうな声で鳴いてましたよ』なんて言われてしまいました。
本当に申し訳ありません。
らーちゃん、良い子でお留守番が出来なくなっちゃったの~?
困ったね。
これからは部屋食、又は食事処同伴OKの旅館を探さなければならないかな。
そんなこんなで、食事タイムにかわいそうな思いをさせた旅行だったのです。
「おいてけぼりをくわされました・・・ボク、不安になっちゃったの」
そして、らーすけの試練はまだ始まったばかりなのでした~
※ ちなみに・・・こちらの旅館、ワンコは1泊×5,000円(一律)でした。
ヒトは普通料金だけど、ワンコは少々お高いですね。(にら家に手が届くお宿は、小~中型犬は、2~3,000円が相場です)
※ 迷惑かけておいて文句を言うな〜!