夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

箱根路を行く 参 健脚の巻

2008-09-06 09:03:18 | 旅行記 箱根
「にらですよ、なむなむですよ・・・みんなボクについてきてください!」
らーちゃん、南無南無じゃないのよ、ここは神社なの、パンパンするんですよ。
温泉地に2泊するのは4年ぶりのにら家です。
真ん中の日、とりあえずは観光でもしようと、箱根神社にやってまいりました。
芦ノ湖に鳥居の景色は有名ですが、私今回初めてお参りしました。

「ボク、ぱんぱんするのはむずかしいです」
なむなむは簡単だとでも言うのかい?

「やっぱえんりょしときます」
ワンコは入るべからずとは書いてなかったけど、なんとなく、自主的に遠慮しました。
神社には海外からのお客さんが大勢いて、いろんな言葉が飛び交ってました。

「ひゃぁ、外国からあれに乗って来たのかしら!」
う~ん、海賊船にも乗ってるかもしれないね。

「ボクはだめだな、海のむこうには行けません・・・」
どうして?


「だってボク、およげないんです」
そうだね、らーはお水が大嫌いだもんね。
来年は泳ぐ練習しようか?
日本は島国だから、いざという時に泳げないと大変なことになるんだよ。

「いざというときって・・・?」
えっと・・・海賊が来たときとか・・・ないか、そんなときは!
神社の周りをぶらぶらして、まだお昼には時間があるので、恩賜箱根公園に行きました。
展望台からの景色は最高でしたが、良い写真がなかったので省略。
温泉地過食症のカロリーを消費しようと湖畔の散策路を歩くことにしました。

急な階段をどんどん下ります。

「あれ~おろして~」
キンタローになげとばされる熊・・・ならぬ、ずんに拉致されるにらです。
あまりの急勾配と足場の悪さに、つい過保護してしまいました。
しかし、このコース、上ったり下ったり、結構な運動量でした

なんと、こんな看板が・・・ほんと、大変だった・・・
箱根って観光すると、坂道を歩くところが多いってことが今回わかりました。
健脚の旅でした。

「ボクときんちゃん、見つけたかい?」
わたしゃ金太郎じゃないってば!
ランチはこちら、玉村豊男ライフアートミュージアムのレストラン、
Acqua Pazza Terraceでとりました。
こちら、テラスはワンコOKです。
人気店らしく、お客さんがひっきりなしでした。
ワンコ客も多かった!

「けんきゃくで、へとへとです・・・」
直前の東京が涼しかったから、天気が良い箱根は予想以上に暑く感じました。
ワンコが歩くにはちょいと厳しかったかもね。

「らんちは何をいただきますか?」
旅館の夕食が早くに始まるし量が多いので、ランチはこの日も軽く、前菜1にピッツァ1です。

こちら、まぐろの生ハムと水牛モッツァレラチーズ。

ピッツァはサーモンです。(大型犬に狙われてる!?)
どちらも少しだけ、らーすけも食べました。
感想は?

「だいまんぞくです!」
ねー、美味しかったね~
運動の後の、冷えたワインはサイコ~!
この後、酔い覚ましに船にでも乗ろうかと、ぶらぶら遊覧船乗り場へ行き確認したところ、頭まで隠れる入れ物に入れれば犬もOKということでした。

カートに乗せて、海賊船に乗ろう!と、すっかりその気になったのですが・・・
実際に乗ったのは・・・

スワンでした!
時間待ちでふらふらしてたら、ひょんなことから相方がスワンに乗ったことがないことがわかり、ならば乗るしかないでしょう~ということになったのです。
私も子供のとき以来だ~
船屋のおばさんにも『わんちゃんもどーぞ!』と呼び込まれその気になりました。
がんばってカロリー消費するぞ!
1500円支払って(30分)いざ乗り込んだところ・・・
・・・・桟橋にはいつくばって抵抗するらーすけが!(写真に納める余裕もなかったのが悔やまれます)
おばさんと相方は大笑いするだけで、役に立たず。
私は必死でらーすけをひきはがし、無理やりスワンに乗せました。
らーすけ第2の試練です。

「あーあーあーあーあーあーーーーーこわいよぉ」
乗ってからもしばし硬直していました。
相方笑いすぎてしばし乗り込めず・・・
そんなに怖いのかしら・・・?
動き出してしばらくは固まってたけどそのうちに慣れました。
でも人間が漕ぐのに疲れて停船すると、遊覧船からの波をまともに受けてスワンが大きく揺れるのでまた硬直。
笑わせてくれました。
らーちゃん、どう? 楽しかったかい?

「じゅみょうがちぢまりました・・・」
そいつはまずい!
だたでさえ短いワンコの命を縮めてしまったとは!
・・・しかしこの後、さらにらーの寿命が縮まることになろうとは・・・続く!