「にらです、お庭にいますよ、ここは、みんなのお庭なんです」
こちらは、お隣T区にある、『私の庭、みんなの庭』です。
朝から夕方まで、誰でも入れる小さなお庭、元はどなたかのお宅の庭だったのかな。
季節の花が咲いていて、自然な感じで親しめます。
誰かが手入れをしているのでしょうけれど、作り込んでいないから、かえって和む・・・わかりにくいかな。
雑草も程よく共存していて、花も多すぎなくて、雑多な感じが和むんです。
彼岸花と黒ワンコ(のおちり)・・・ね、和むでしょう~?
彼岸花=曼珠沙華(まんじゅしゃげ)といえば、やはり山口百恵さんですね。
でも百恵ちゃんは“マンジューシャカー”と歌っていましたね。
阿呆な子供は、この花の歌だとは、当時は知りませんでした。
「♪こいするオンナは~つみつくり~」
うん、絵になるね~!
このお庭もそうですが、このあたり、隠れやすい茂みや木立が多いので、野良猫がたくさんいます。
この親子も野良ちゃんかな。
枯葉やら虫やらに、しきりにちょっかい出す子猫と見守る親猫。
シャッター音に気づいて、警戒する親子。
更に近寄ろうとしたら、子猫が逃げました。
でも、ここまでにしましたよ、親猫ちゃんに、低い声で威嚇されたので。
せっかくのくつろぎタイムを邪魔してごめんね!
この近くの道路で、以前不思議な光景を見ました。
道幅5メートルほどの一方通行の道。
私とにらの行く前を一人のおばさんが歩いていました。
道のはじっこにはおばさんと同じ速度で歩く1匹のにゃんこがいました。
私たちは歩く速度が早いので(にらが引っ張るから)すぐに追いついてしまったのですが、おばさんとにゃんこは連れ立って歩いていたようで、話し声が聞こえてきました。
おばさん『え!? あんたの赤ちゃんがいなくなったの?』
にゃんこ『にゃ』
おばさん『そうなの?あんたの赤ちゃんが?』
にゃんこ『にゃー』
私が聞き取れたのはここまでなんですが、嘘みたいに会話が成り立っていたというか・・・
おばさんのことばに、にゃんこが当たり前に返事をしていたのです。
その会話があまりにも自然だったので、聞いていた私も、変!とも思わずに『そっかー、あの子の赤ちゃんいなくなっちゃったのか、かわいそうに』なんて思ってしまいましたよ。
それ以来、猫おばさんにはあわないし、もしかして会ってても、猫と会話してないから気づいてないのかもしれませんが、あの時の1人と1匹の光景が夢だったのかと思ったりしますが、でもはっきりと現実だったんだなぁ、これが。
私はにらと6年暮らしていても、わんこのことはわからないことだらけです。
世の中には動物の心がわかる人なんてのが存在しますよね。
インチキくさいと思いつつも、全部が全部嘘ではないのでは・・・?と、ちょっとだけ信じたくなるものです。
でも・・・そんな人たちに、にらの気持ちを聞いてもらいたいとは、思わないなぁ、だって・・・
『いつも写真ばっか撮って、いい加減にして欲しいよ、まったく! あっち向け、こっち向けってウルサイよあ~、お腹すいた~ だいたい、ボクのご飯、少なすぎるんだよね。 毎日毎日、自分はご飯だおやつだ食べすぎだ~なんて言ってるくせに、ボクにはちょびっとしかくれないから、年がら年中腹ペコなんだよ この子はいつもいつも寝てるんだから!なんて言うけど、お腹がすいて動けないんだよ、ホントのところはね!今すぐなんか喰わせろ~!』
「え~、ボク、なんにも言ってませんよ~!」
・・・らーすけの心の声を勝手に代弁してみました。
やっぱ、恐ろしくて聞きたくないわ、らーすけの心の中は!
* 後記 *
ココまで昨夜書いたところ、相方から『ねこおばさんのことは前に書いた』と指摘されました。
え~、そうだっけ? 記憶がない・・・
仕方ないから(!)探したら、ありました、しっかり・・・
しかも、似たようなこと、書いてるし!(過去記事ねこおばさん参照)
寄る年波には勝てず、記憶力が低下してきていて、これまでになにを書いてなにを書いていないのかさっぱりわからなくなってる今日この頃です。
日常でも、一度話したことも、また話したりするし・・・
にら屋のゲストの皆様、この話は知ってる!と思っても、何度でも聞いてやってくださいませね。
暖かいお心歓迎いたしますです!
これって・・・予防線張ってる・・・?