夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

はなの色は・・・

2010-04-11 14:22:42 | 散歩道
「にらですよ、めずらしいお花を見にきてますよ!」
ここは飛鳥山公園に程近い七社神社の境内です。
ちょうど朝のお掃除が終わった時間でした。
昨日、近所の中学校の八重桜が咲き始めていたので、そろそろここの桜の開花状況を確認せねばとやってきました。
ここには珍しい八重桜があるのです。
御衣黄(ぎょいこう)です。
もう、咲き始めていました!
といっても、まだちらほら・・・ほとんどはつぼみのままでした。
お天気にもよるけど、来週末あたり、見ごろになるかな~
花の色の変化は2年前のにら屋の記事八重桜を見に行こう!をご覧下さい。
へっぽこカメラマンの撮った写真が載ってます。
この黄色い花が、次第にピンク色に染まっていくのです。
見事ですよ。
因みに・・・ソメイヨシノも咲き始めは真っ白ですが、散り始める頃には花弁の赤が目立つようになるので、木全体がピンク色に染まりますね。
「はなのいろは~うつりにけりな、いたずらに~」
ほう、小野小町ですな。
容姿が衰えたって・・・誰のこと?
「ボクじゃないことは、たしかですね!」
そうだね、らーちゃん、オットコマエ~!
山吹も、私の好きな花です。
七重、八重、花は咲けどもやまぶきの・・・
「どうかんさんですね」
うん、そう
みのひとつだに、なきぞ悲しき(後拾遺和歌集 中務卿兼明親王の歌)
道灌山(西日暮里~田端)も近いね!
* 太田道灌の山吹伝説 *
出先でにわか雨にあい、みすぼらしい民家に蓑笠を借りようとしたところ、黙って山吹の枝を差し出され『蓑を借りようとしたのに、何故山吹の枝をさしだすのか』と怒った道灌さんですが、近臣に、このうたを教えられ“実のひとつだに、なきぞ悲しき” 山吹の枝に、お貸しする蓑も無い哀れな身の上であるという意味をこめたと知りました。
自分の不明を恥じた道灌さんは、それ以来歌の道に精進し、立派な歌人になったというお話です。
立派な人は、失敗からも多くを学んで、自分の成長の糧にするんだね~
「ところでずんちゃん、その後、カメラのおべんきょは・・・?」
ハァ~イ、2年前のままです、ぜ~んぜんやってません!
いいの、私は“立派な人”じゃないから・・・
「・・・どうやら、いっしょうそのままですね、このヒトは!」
うん、失敗が多すぎて、いちいち恥じてたら身が持たないからね~!
「あ~あ、反省くらい、してくださいね」
反省だけなら、猿でもできる!
らーちゃんは、後ろの花にらのように、たくましく生きてくださいね!
「ボクはワンコですから、まっすぐにつきすすむのみです!」
お~、イイネ、その心意気、がんばってくれたまえ!
勝手に桜ウィークと銘打って、にら屋を毎日更新しておりましたが、桜の花もそろそろおしまいのようです。
今夜からは雨続きになる予報がでてるし・・・みんな散ってしまうことでしょう。
「また来年の、おたのしみですね」
そうだね、桜は終わっても春本番のこれからは百花繚乱、じゅんぐりにいろんな花を楽しめるから大丈夫ですよ。
最後は、私が何よりも愛する、このハナで締めくくりましょう~!
「黒いハナ!」
お後がよろしいようで~!