夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

にらの香りはお好き?

2010-04-17 22:27:38 | にら
「にらですよ、ボクしょっくなんです・・・」
今朝は起きたらお隣の屋根に雪が積もっていて、びっくりしました。
我が家の屋根にも同じように積もったんだろうな。
昨夜、雪が降っている気配は感じましたが、まさかこの時期に、東京に雪が積もるとは・・・!
さすがにお天気回復した後は一気に解けてしまいましたね。
四月の雪・・・ヨン様ですか?
「あの~、よんさまじゃなくて、にらなんです・・・傷ついているんですケド・・・」
あ~そうでした!
そうなんです、らーすけ傷心なんです。
中国の上海万博が間近に迫っていますが、彼の地では、たくさんの来客を迎えるにあたって、警備にあたる人々ににらやにんにく等の匂いのキツイ食べ物の摂取を禁止する命令が出たとか。
「にら・・・だめですか?」
う~ん、ダメっていうか・・・にら、美味しいよね!
「カナシイ・・・」
あー、傷ついちゃってる!
違うの、らーすけがダメなんじゃなくて、臭いのがダメなの。
にらは栄養があって、良い野菜です、私は大好きよ!
この禁止令、行き過ぎたエチケットというか・・・
もっと違うところに問題多いぞ中国!っていうか・・・
あ、でも、もしかすると、悪いのは中国じゃなくて、キミにこんな名前をつけた飼い主(この場合はモンキチ)なのかも。
匂いって・・・とてもナイーブな問題ですよね。
何より、自分の匂いってのがわかりにくいし、ある程度の匂いには慣れてしまう。
好きな匂い、嫌いな匂いも人それぞれだし食べ物の匂いにいついても、美味しいもの・不味いものの基準は、個人的にも生活習慣によっても、全然違います。
他国の人々にとっては、日本の国は、独特の醤油とかカツオだしの匂いを感じるようです。
私は訪れたことがありませんが、よくお隣韓国の空港におり立つと、キムチの匂いがするって聞きますし、アジアの地域は、香辛料の香り漂う国が多いですよね。
どの国にも、それぞれの気候・風土によって、独特の匂いがあり、それこそが文化そのものなのではないでしょうか。
「にらは文化ですか?」
にらだけが独立して文化だとはいえないけど・・・にらを好むのは文化のひとつだと思うよ。
私にとってにらは・・・味噌汁の具かな、子供の頃よく食べました。
にらの味噌汁・・・食べたことのない人にはびっくりされるけど!
食べてるものの違いから、家の中も、それぞれの家庭に独特の匂いがありますよね。
先日、お隣の若夫婦ににら家にあがってもらったときには、開口一番、『閉め切っていたから犬臭くてごめんなさい!』とお断りしてしまいました。
『なんかにおう・・・』って思われる前に、謝っちゃったわけですが。
「いぬくさい・・・」
あ~、しまった、また傷ついちゃった!
らーすけ(シュナウザー)は、ワンコの中では断然臭くないほうだと思うよ、大丈夫!
でも、ほら、同じ人間でも、枯れた人よりも若者のほうが匂いが強いじゃない?
人間よりも多少はワンコの匂いのほうが強いかなと。
匂いって・・・記憶にも強く残りますよね~
私にも、忘れたくても忘れられない思い出があります。
もう、20年以上前のことですが、とても混んだ電車(新幹線)に乗ったときのことです。
私と友人は自由席の二人がけに座っておりました。
通路には立っている人がたくさんいて・・・折悪しく、私(通路側)の真横に一人の若い白人男性が立ちました。(彼の連れは日本人の女性でした)
電車の揺れに合わせて、背の高い彼は私達の頭の上の網棚につかまったのです。
夏でした・・・強烈でした・・・
私の頭上にちょうど脇の下が・・・マジで、死ぬかと思いました!
目はチカチカしてくるし、息ができないので、暑いふりして持っていた何かで必死にあおいで、一生懸命空気をかき回した記憶があります。
あまり効果はなかったけど、もう、何もせずにはいられなかったのです。
拷問のような時間が流れ、運よく、彼は新横浜で別の場所に移動してくれました。
あの頃・・・“のぞみ”がなくて本当によかった・・・
名古屋まであのままだったら死んでたかも!(席を譲ることは考えてないらしい)
でも、あの時の経験があるから、たいていのことには耐えられる私です!
「そのおはなしとボクと、関係があるんでしょうか・・・?」
いえいえ、な~んにも関係ナシです!
話の流れで、つい!
そうだ、改名しようか・・・いっそのこと、“にら”やめて、“にく”にする?
全世界的に、大好きな人が多いよ~!・・・どうかしら?