恵那山、【恵那神社】 御祭神 イザナギ イザナミ
恵那山は岐阜県と長野県の境中央構造線のうねる日本のヘソの様な所に位置するパワースポット。
役行者(役小角)による山岳信仰の開山とも云われ百名山の一つ。
恵那山
恵那神社本宮入口
恵那山西側に恵那神社本宮があり、恵那山登頂(2190m)に奥宮がある。
鳥居
低くかけられたしめ縄は、頭を低くして通らなければならない意味らしいが、
この場合は横から入ってしまった。 (…何れにしろ真ん中は神様のとおり道)
さすがパワースポットだけど、それにしても低すぎる…
拝殿
時が止まった様に静けさが深い。
恵那山の由来は、イザナギとイザナミが天照大神の【恵那=(へその緒)】を
この山に納めたことによるとの伝承がある。
恵那山の南、血洗神社下の血洗池で、産穢を清めたとされる。
参道の夫婦杉 安産祈願の神社としても知られる。
古事記では、イザナギがイザナミと死別した後に、
イザナギの禊による滴から天照大神が生まれたとされているので、
イザナミが出産したという由緒だと話しが異なる。
東国の旧約聖書ともいうべき、「ホツマ・ツタエ」による伝承のようだ…
(このホツマという古代日本語=言霊は難解で私にはなかなか理解出来ない)
(=ア イ ウ エ オ)
ホツマ・ツタエによると天照大神は男性神らしい。
古来、東国は【アズマエビス】の地で、
中央政権から離れた、正史とは異なる別の歴史がある。
南北朝時代には、南朝の御所もあった。(恵那山浪合村)
ヤマトタケル命も正史では遠征をした皇子のままだが、
東国では【倭武天皇】として即位した天皇となっている。
恵那山は、東国の古代先住民の歴史を感じる聖地だ。
思い切って登ってみることにした。標高2190m …(+_+) 往復5時間以上
【恵那山奥宮】
恵那山広河原ルートより、登頂の本宮を目指す。
百名山の為、登山客が多いが人が引ける日没ぎりぎりの時間を狙って行く。
岩と根の道に顕れたオーブ=画像右中央あたり
前半は、これでもかという程険しく岩と木の根がうねる心臓破りのハードコース。
「無謀だったか…」と後悔がよぎるが、
登れと言われている気がして休まずに一気に上がった。
全行程の1/5にも満たない区間で体力の半分を使ってしまったが、
一度休んでしまってたら逆に登れなかったかもしれない。
中央アルプス
中盤は、笹の葉が繁るなだらかなコース。途中、景色も開け穏やかに行ける。
次第にまた道が険しく後半コースとなる。
雪が見え始めたら頂上まで少し。
【雪道】
2時間半かけてやっと頂上へ到着。
最後の登山客が下ってゆき、1人だけになった。
心細くはなく、ホッとした気持ちになる。
【頂上の奥宮】
奥宮摂社
頂上周辺には、国つ神様たちの社がいくつも祀られている。
【磐棚】
誰もいない山でひとり、
登頂の岩棚で少し瞑想をしようと上がった。
とたんに、霧がもうもうと立ち込めてきた。
まるで、峨眉山の仙人にでもなった気分だ。
山の気を存分に感じて、下山した。
人の中にいるより、自然の中にいることが楽しかった子供の頃を思いだす。
【伊那路】
(伊那路~恵那⇒天竜川⇒駒ヶ岳⇒諏訪湖辺りまでのエリア)
伊那路のあちこちに立ち寄りながら帰った。
画像がないのが残念なのだが、恵那山東側にある浪合村は星空日本一(環境省)だけあって、星が降る夜空は最高に素晴らしかった。 天然のプラネタリウム
天竜川
飯田市風越山 白山社登山口
駒ヶ岳登頂
バスとロープウエィで一時間ほどで頂上付近まで登ることができる。
往復4000円くらい…
尾根
駒ヶ岳神社
諏訪湖
山梨方面の、釈迦堂遺跡館に立寄る。
(中央道の釈迦堂PAに駐車し、側の階段を登ってゆく)
古代の縄文集落で、「縄文王国」を謳う山梨県の中でも最多遺物。
石器時代から平安時代迄の足蹠があり、
5000年以上前から人が住んでいたという歴史を
確かに感じることができる。
釈迦堂の桃
筋肉痛になったが、また何度か足を運んでみたい。
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