【丹生都比売神社】にうつひめ神社
和歌山県かつらぎ町上天野230
【御祭神】 稚日女命
【創 建】 1700年以上前
和歌山県の奈良県との県境近く、紀の川沿いにある標高450mの紀伊山地に鎮座する。
丹生の『丹』とは、朱色の鉄鉱石の『朱』のこと。
鉄の鉱脈のある所には丹生の地名と神社が祀られていて、丹生都比売神社は全国180社ある丹生神社の総本社。紀の国一ノ宮でもある。(一ノ宮=そのエリアで一番の社格の神社)
弘法大師【空海】が真言密教の根本道場を探していたところ、こちらの御祭神である稚日女命の息子が犬に化身して空海を高野山に導いたと言う。
空海は丹生都比売神社の神領であった高野山を借り受けて、高野山真言宗を開山した。
高野山表参道の二つ鳥居が神社境内の入口であり、中世ではこちらの神社にお参りしてから高野山に登ったという。
この丹生都比売神社と仏教の関係のエピソードは、中世の神仏習合の始まりであると云われ、
『神道と仏教が融合した景観』で丹生都比売神社は世界遺産に登録されている。
(神仏習合=神道の神様は仏教の守護神の化身であるとされ、中世〜江戸時代までは仏教の神様に置き換えられていた。※豊受大神→馬頭観音、天照大神→大日如来など)
最初に稚日女命が祭られ、後から他の神々が勧請され社殿は四社ある。(北条政子寄進)
一 稚日女命 機織、農業の神
ニ 高野御子 空海を高野山に導いた神
三 大食都姫 食べ物の神(気比神宮から)
四 市杵島姫 財運と水の神(厳島神社から)
【若宮】 高野山の僧 行勝上人を祭る
【佐波神社】 境内にある地域の神社を合祀した宮
稚日女命は、天照大神の妹で、天照大神の岩戸隠れの原因となったスサノオの乱入に巻き込まれ亡くなった機織りの神様でもある。
(亡くなったのは下照姫では?など…諸説アリ)
何故、こちらでは丹生都姫というのかは不明😔
【稚日女命】は名前が多く、
天照大神の幼名とも、結婚後に
「下照姫」と名乗ったとも云われ
また天照大神の別称とされる『大日靈』(オオヒルメ)であるとも云われます。
(※オオヒルメは、卑弥呼説もあり)
🙄ようするに稚日女命は天照大神に近しい人物ということか、、🤔
鉄鉱の神であり、機織りの神でもあるというのはイメージしにくいが、
鍛冶や機織りなどの殖産を全国に広げた秦氏が崇めている【宇佐八幡宮】に祭られてる神功皇后を
稚日女命が助けたという説話があるので、何か関係があるのかもしれない、、🤔
神功皇后が祭られる壱岐の島に行って以来、このところ神功皇后の由縁の神社に導かれることが多い。
宇佐神宮に行ってからは『姫神』の存在に触れ、
次は、卑弥呼の故郷と云われる
奄美大島へ向かいたいと思います。
あまみきよ~
そしていずれは、
【卑弥呼の終焉の地】
平原遺跡へ、、✈️
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