遠江国一宮【小國神社】 静岡県周智郡森町一宮3956−1
遠州三社
小国神社、事任八幡宮、龍尾神社、
一社づつ投稿していきます。
最初は小国神社です。
【御祭神】は大己貴命(大穴持)
大国主命の別称
小國(ヲクニ)とは「神の鎮まる聖地」という意味があり、
555年に本宮山に神が鎮まったことから、本宮山麓のこの地で祭祀をはじめた。
参道の右側に1300年前に勅使が通った参道跡があり、一般人は通ってはいけない。
勅使の通った1300年前の古参道
参道の途中、左側に池があり宗像三女神が祀られている。
ここは見どころというか、小國神社に行くなら必ずお参りして欲しいと思うところ。
穏やかで心やすらぐ静かな場所、、
境内に池をつくり、市杵島姫(弁財天)を祭っている神社は多いけど、
こちらでは末の姫・市杵島姫だけでなく
タギリヒメ
タギツヒメ
市杵島姫と
宗像三姉妹全ての女神を祀っている。女神スポット
そして、、さらに橋を渡った島には八王子神社が祀られている。
【八王子神社】
森田焼きの橋
水びたしになった境内
賑わっている大きな神社に行くと割とよくあるのだけど、
人払いと言うか禊の雨と言うか、この日も例によって参拝の時だけバケツをひっくり返したような大雨が降り、拝殿前に誰もいなくなってしまった。
そして、祝詞を奏上すると
何事もなかったかの様にまた青空になる。
当たり前に慣れてしまったけれど
偶然にしても不思議なことだ、
🤔
奥院までは車で30分ほど、
大洞院というお寺を目指し、その先からは横道に外れ林道を登り登山口までは車で行く。
神社で地図をいただくことができるが、登山口がわかりにくく迷ってしまった。
林道を上がり磐田市に抜けすぐの所。
舗装道から、砂利道に変わるあたりが目印。
登山口からは徒歩15分ほど山道をあがる。
遠江の国を見渡すのに使われた国見山というだけあって展望が広がる。
暫らくいくと鳥居があり奥院まではもう少し上がる。
奥院(奥磐戸神社) 大己貴命の荒魂を祀る。
小さな社だけど、とても落ち着いていた。
山の頂きから深く深くアーシングする、、
登ってよかった。😌⛩️
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
😌⛩️神社の歴史のお話しです、、
一宮とはそのエリアで一番の宮という意味だが、
遠江の國の一宮は二社ある😳
一宮なのに、二つあるのは全国でも数例しかなく珍しいので調べてみました。
(歴史オタクな探究心😌)
一宮の小國神社の創建は古い。
小國(ヲクニ)とは「神の鎮まる聖地」という意味があり、555年に本宮山に神が鎮まったことから本宮山麓のこの地で祭祀をはじめた。
遠江國のもう一つの一宮は
掛川【事任八幡宮】
こちらも元々は本宮山にあったが、9世紀に坂之上田村麻呂が掛川に移したという。
この地方の神事の祝詞では、
【小國一宮事任神社】と宣るらしく
どちらも起源が同じ、本宮山を頂点とした【一宮】ということなのだろう、、🤔
貴族社会から武家社会、神仏習合の時代、歴史が移り変わる中で、小國神社の神領と領民は、ずっと清原氏が実効支配していた。清原氏は時の権勢者たちと結び、中世の「神仏習合」によって神社がお寺の配下に置かれる様になると天台宗本山と結びつき、この頃より「一宮」という名称が定着したらしい。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
小国神社の境内に祭られる
【八王子神社】の八の王子とは?
男神五柱、女神三柱のことらしく、
古事記に出てくる説話の神。
天照大神とスサノオの
う誓によって、お互いが生み出した子をどうするかということになり、
男神五柱は天照大神の子として、
女神すなわち宗像三姉妹はスサノオの子であるとした。
5つのストーリーがあるマルチエンディングではっきりどちらの子とは分かりにくい、
古事記で最も謎とされるエピソードだ。
親神様である天照大神とスサノオを祭らずに、
男神五柱、女神三柱だけを祭っているのは何か小国神社とは特別な縁があるのでは?という感じがする。
本殿よりも、
とても心を惹かれるスポットでした。
✨✨✨✨✨✨
最後までご覧頂きありがとうございます🙏✨
次は、事任八幡宮へ✨✨⛩️
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます