先回の続きです。11月の花のアルバム 2022-12-03
今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
肉厚な葉が特徴で、赤やピンクの星形の花が固まって咲く多肉植物です。マダガスカル島と東アフリカを中心に、中近東、東南アジア、台湾、中国、西南諸島など広い範囲に分布しています。
小さな釣鐘状の花を咲かせる種類があり、幸せを告げるベルを連想させることから「幸福を告げる」という花言葉がつきました。
<カランコエ(弁慶草) ベンケイソウ科カランコエ属> 11/8 アンデルセン公園
全長60cm。カモの仲間。全体に黒褐色で、顔は白っぽく、二本の黒褐色線があります。くちばしは黒く、先端部は黄色で、よく目立ちます。
日本では全国で繁殖し、本州以南では留鳥、北海道では夏鳥です。河川、池沼、海上など水辺にすんでいます。餌は植物質で、草の葉・茎・草の実などを主食にしています。
<カルガモ 鳥綱カモ目カモ科マガモ属> 11/8 アンデルセン公園
東洋で最も古くからある鑑賞植物で、平安時代に中国から渡来しました。改良が重ねられ多くの品種があります。
園芸品種としては「スプレーマム」や「ポットマム」などがよく知られます。名前の漢字は散らばった米を1ヶ所に集めるの意味で、花弁を米に見立てたものです。
<キク(菊) キク科キク属> 11/15 自宅
春から秋にかけて、下向きに垂れ下がったロート状の花をつけます。花色は一般に淡黄色から淡紅色と変化するが、白色や黄色などの園芸種も広く栽培されています。エンジェルストランペットのほか、属名であるブルグマンシアとも呼ばれます。
<キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔) ナス科ブルグマンシア属>
11/8 アンデルセン公園
甘い香りを漂わせ、金魚を連想させる愛嬌のあるふっくらとした花形が特徴です。花色は白、黄、桃、赤、紅紫、橙、複色など豊富にあります。
本来は5月ごろが開花の盛期なのですが、さまざまな品種が育成され、短日でも咲くもの、長日条件で咲くものなどがあり、ほぼ周年咲かせることが可能です。
<キンギョソウ(金魚草) オオバコ科キンギョソウ属> 11/8 アンデルセン公園
エリザベス女王の戴冠(1953年)を記念し、1954年にアメリカのアームストロング社より公表されました。樹勢の強健さ、花つきの良さが特によく知られる品種です。
わずかにサーモンを含むカップ状の花からは、ほのかに甘酸っぱい、フルーツを含む香りが漂います。
<クイーンエリザベス グランディフローラ 四季咲き 1954年アメリカ>
11/8 アンデルセン公園
最も有名なバラのひとつで、色の豊かさとパフォーマンス性からもイングリッシュローズを代表する名花です。
2000年には高名なジェームス・メイソン賞を受賞し、41カ国加盟のバラ協会が投票で決める「バラの殿堂入り」も果たしました。
<グラハム・トーマス シュラブ 返り咲き 2001年イギリス>
11/8 アンデルセン公園
風に蝶が舞うような花姿からセイヨウフウチョウソウの和名がつきました。太くて長い雌しべと、さらに長い雄しべが突出している姿がユニークです。
自生地は、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイなど南米南部を中心に、ブラジル南東部にも分布しています。美しい花を咲かせることから、世界の広い地域で観賞用として導入されています。
<クレオメ(西洋風蝶草) フウチョウソウ科セイヨウフウチョウソウ属>
11/8 アンデルセン公園
熱帯地域の西アフリカが原産地の常緑半ツル性低木です。5月~9月頃に青い蝶が羽を広げているような小さな花を咲かせます。
カールした雄しべと雌しべも特徴的です。その花姿から青い妖精、青い翼、ブルーバタフライブッシュなどと呼ばれています。
<クレロデンドルム クマツヅラ科クレロデンドルム属>
11/8 アンデルセン公園
北海道を除く全国的に広く分布している樹木です。 街路樹としてもお馴染みの木で、神社仏閣や城などさまざまな建築物にも使われてきました。
新緑、紅葉のみならず箒状の樹形があらわになる冬季の佇まいも美しく、街路樹や屋敷の防風林として使われます。
<ケヤキ(欅) ニレ科ケヤキ属> 11/11 流山総合運動公園
秋の季語にもなっている植物ですが、開花は種類によって6月から11月と長い期間咲く花です。アンデルセン公園ではちょうど見頃でした。
花色は様々で、ピンク、白、赤が一般的に知られています。他にも黄色や赤茶色などの珍しい花色も品種改良によって生まれています。
<コスモス(秋桜) キク科コスモス属> 11/8 アンデルセン公園
コスモスの変わり咲き品種です。花弁が筒状に丸まって、貝殻のようになっているのが特徴で、花色は白、ピンク、濃ピンク、赤などがあります。
コスモスの花びらは、先が3つほどに裂けてる平のものがほとんどですが、この品種は花びらが筒状に丸まっていて、ふっくら個性的な花形です。
<コスモス・シーシェル キク科コスモス属> 11/8 アンデルセン公園
葉を観賞する草花で、葉形や葉色、葉の大きさ、色合いなど様々な品種があり、園芸品種は100を超えています。
暑さに強く観賞期間が長いこと、群植すると特に見栄えがするので公共花壇などによく利用されます。
<コリウス(金襴紫蘇) シソ科コリウス属> 11/8 アンデルセン公園
多くの古代神話や伝承に登場するほど歴史の古い果物。紅色の果実の中にはルビーのような赤い粒がぎっしりと詰まっていて、食べるとほんのりとした甘味と酸味が口の中に広がります。
葉は長さ5センチほどの長楕円形でへりは波打ち、枝から対になって生じる。秋の黄葉は美しく、果実とのコントラストは観賞価値があります。
<ザクロ(石榴) ミソハギ科ザクロ属> 11/8 アンデルセン公園
古くから庭木や生け垣として利用されてきた日本特産の花木で、暖地の林内や林縁に自生します。花期は10~12月で、枝先に花径5~8 cmの大きな5弁花をつけます。
同じ科のツバキ(椿)によく似ていますが、ツバキの花は花全体が落下するのに対し、この花は花びらが一枚一枚散って行きます。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
秋咲きのクロッカスの一種で、もともとは染料、香料、薬用として多く栽培されていましたが、今は観賞用としても利用されています。
紫の花弁に細長い3本の赤い雌しべがよく目立ちます。ハーブとして使われるのはこの雌しべ部分で乾燥させると美しい黄色になります。
<サフラン アヤメ科サフラン属(クロッカス属)> 11/9 あけぼの山農業公園
整った花型と、かわいらしいサーモンピンクの花色です。花付きが良く、数輪の房房になって開花します。
1993年JRC(国際バラコンクール)銀賞を受賞しています。花言葉は美しい少女、上品、気品、しとやか、恋の誓い、満足。
<サマーレディ ハイブリッドティ 四季咲き 1991年ドイツ>
上品なアイボリーホワイトの一重~半八重の花で大きなブーケのようになって咲きます。花付きは良く、返り咲き性は強い方で秋にも花を見ることができます。
第16回世界バラ会議「南アフリカ・ヨハネスブルグ大会」にて殿堂入りしました。
<サリーホームズ ハイブリッド ムスク 返り咲き 1976年イギリス>
11/8 アンデルセン公園
熱帯アメリカ原産で明治時代に導入された一年草。葉は対生し、葉身は長さ2-4cmの円形から心臓形、縁に鋸歯があります。
花色は赤のほかにピンク~薄ピンク、白などの花色がありますが、やはり赤色が一番目立ちます。
ブロ友のさざんかさんのご指摘により、名称を訂正しました。
× サルビア・コクネシア
〇 サルビア・コクシネア
<サルビア・コクシネア シソ科 アキギリ属> 11/8 アンデルセン公園
別名「ローズリーフセージ(roseleaf sage)」とも呼ばれるメキシコ原産の多年草です。開花時期は夏から晩秋、花色は桃色、個々の小花は唇形(長さ約4~5cm)で、花序は小花が集まり総状花序に花が咲きます。
最大の特徴はバラの蕾を連想させる様な桃色の球状の苞葉と、長さ5cmにも達する細長い筒状の花にあり、また茎や葉の葉脈は赤みを帯びています。
ブロ友のさざんかさんの、ご指摘により、名称と説明文を訂正しました。
× サルビア・ディビノラム
〇 サルビア・インボルクラータ
<サルビア・インボルクラータ シソ科アキギリ属> 11/8 アンデルセン公園
最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回「11月の花のアルバム ③」に続きます。
今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
肉厚な葉が特徴で、赤やピンクの星形の花が固まって咲く多肉植物です。マダガスカル島と東アフリカを中心に、中近東、東南アジア、台湾、中国、西南諸島など広い範囲に分布しています。
小さな釣鐘状の花を咲かせる種類があり、幸せを告げるベルを連想させることから「幸福を告げる」という花言葉がつきました。
<カランコエ(弁慶草) ベンケイソウ科カランコエ属> 11/8 アンデルセン公園
全長60cm。カモの仲間。全体に黒褐色で、顔は白っぽく、二本の黒褐色線があります。くちばしは黒く、先端部は黄色で、よく目立ちます。
日本では全国で繁殖し、本州以南では留鳥、北海道では夏鳥です。河川、池沼、海上など水辺にすんでいます。餌は植物質で、草の葉・茎・草の実などを主食にしています。
<カルガモ 鳥綱カモ目カモ科マガモ属> 11/8 アンデルセン公園
東洋で最も古くからある鑑賞植物で、平安時代に中国から渡来しました。改良が重ねられ多くの品種があります。
園芸品種としては「スプレーマム」や「ポットマム」などがよく知られます。名前の漢字は散らばった米を1ヶ所に集めるの意味で、花弁を米に見立てたものです。
<キク(菊) キク科キク属> 11/15 自宅
春から秋にかけて、下向きに垂れ下がったロート状の花をつけます。花色は一般に淡黄色から淡紅色と変化するが、白色や黄色などの園芸種も広く栽培されています。エンジェルストランペットのほか、属名であるブルグマンシアとも呼ばれます。
<キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔) ナス科ブルグマンシア属>
11/8 アンデルセン公園
甘い香りを漂わせ、金魚を連想させる愛嬌のあるふっくらとした花形が特徴です。花色は白、黄、桃、赤、紅紫、橙、複色など豊富にあります。
本来は5月ごろが開花の盛期なのですが、さまざまな品種が育成され、短日でも咲くもの、長日条件で咲くものなどがあり、ほぼ周年咲かせることが可能です。
<キンギョソウ(金魚草) オオバコ科キンギョソウ属> 11/8 アンデルセン公園
エリザベス女王の戴冠(1953年)を記念し、1954年にアメリカのアームストロング社より公表されました。樹勢の強健さ、花つきの良さが特によく知られる品種です。
わずかにサーモンを含むカップ状の花からは、ほのかに甘酸っぱい、フルーツを含む香りが漂います。
<クイーンエリザベス グランディフローラ 四季咲き 1954年アメリカ>
11/8 アンデルセン公園
最も有名なバラのひとつで、色の豊かさとパフォーマンス性からもイングリッシュローズを代表する名花です。
2000年には高名なジェームス・メイソン賞を受賞し、41カ国加盟のバラ協会が投票で決める「バラの殿堂入り」も果たしました。
<グラハム・トーマス シュラブ 返り咲き 2001年イギリス>
11/8 アンデルセン公園
風に蝶が舞うような花姿からセイヨウフウチョウソウの和名がつきました。太くて長い雌しべと、さらに長い雄しべが突出している姿がユニークです。
自生地は、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイなど南米南部を中心に、ブラジル南東部にも分布しています。美しい花を咲かせることから、世界の広い地域で観賞用として導入されています。
<クレオメ(西洋風蝶草) フウチョウソウ科セイヨウフウチョウソウ属>
11/8 アンデルセン公園
熱帯地域の西アフリカが原産地の常緑半ツル性低木です。5月~9月頃に青い蝶が羽を広げているような小さな花を咲かせます。
カールした雄しべと雌しべも特徴的です。その花姿から青い妖精、青い翼、ブルーバタフライブッシュなどと呼ばれています。
<クレロデンドルム クマツヅラ科クレロデンドルム属>
11/8 アンデルセン公園
北海道を除く全国的に広く分布している樹木です。 街路樹としてもお馴染みの木で、神社仏閣や城などさまざまな建築物にも使われてきました。
新緑、紅葉のみならず箒状の樹形があらわになる冬季の佇まいも美しく、街路樹や屋敷の防風林として使われます。
<ケヤキ(欅) ニレ科ケヤキ属> 11/11 流山総合運動公園
秋の季語にもなっている植物ですが、開花は種類によって6月から11月と長い期間咲く花です。アンデルセン公園ではちょうど見頃でした。
花色は様々で、ピンク、白、赤が一般的に知られています。他にも黄色や赤茶色などの珍しい花色も品種改良によって生まれています。
<コスモス(秋桜) キク科コスモス属> 11/8 アンデルセン公園
コスモスの変わり咲き品種です。花弁が筒状に丸まって、貝殻のようになっているのが特徴で、花色は白、ピンク、濃ピンク、赤などがあります。
コスモスの花びらは、先が3つほどに裂けてる平のものがほとんどですが、この品種は花びらが筒状に丸まっていて、ふっくら個性的な花形です。
<コスモス・シーシェル キク科コスモス属> 11/8 アンデルセン公園
葉を観賞する草花で、葉形や葉色、葉の大きさ、色合いなど様々な品種があり、園芸品種は100を超えています。
暑さに強く観賞期間が長いこと、群植すると特に見栄えがするので公共花壇などによく利用されます。
<コリウス(金襴紫蘇) シソ科コリウス属> 11/8 アンデルセン公園
多くの古代神話や伝承に登場するほど歴史の古い果物。紅色の果実の中にはルビーのような赤い粒がぎっしりと詰まっていて、食べるとほんのりとした甘味と酸味が口の中に広がります。
葉は長さ5センチほどの長楕円形でへりは波打ち、枝から対になって生じる。秋の黄葉は美しく、果実とのコントラストは観賞価値があります。
<ザクロ(石榴) ミソハギ科ザクロ属> 11/8 アンデルセン公園
古くから庭木や生け垣として利用されてきた日本特産の花木で、暖地の林内や林縁に自生します。花期は10~12月で、枝先に花径5~8 cmの大きな5弁花をつけます。
同じ科のツバキ(椿)によく似ていますが、ツバキの花は花全体が落下するのに対し、この花は花びらが一枚一枚散って行きます。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
秋咲きのクロッカスの一種で、もともとは染料、香料、薬用として多く栽培されていましたが、今は観賞用としても利用されています。
紫の花弁に細長い3本の赤い雌しべがよく目立ちます。ハーブとして使われるのはこの雌しべ部分で乾燥させると美しい黄色になります。
<サフラン アヤメ科サフラン属(クロッカス属)> 11/9 あけぼの山農業公園
整った花型と、かわいらしいサーモンピンクの花色です。花付きが良く、数輪の房房になって開花します。
1993年JRC(国際バラコンクール)銀賞を受賞しています。花言葉は美しい少女、上品、気品、しとやか、恋の誓い、満足。
<サマーレディ ハイブリッドティ 四季咲き 1991年ドイツ>
上品なアイボリーホワイトの一重~半八重の花で大きなブーケのようになって咲きます。花付きは良く、返り咲き性は強い方で秋にも花を見ることができます。
第16回世界バラ会議「南アフリカ・ヨハネスブルグ大会」にて殿堂入りしました。
<サリーホームズ ハイブリッド ムスク 返り咲き 1976年イギリス>
11/8 アンデルセン公園
熱帯アメリカ原産で明治時代に導入された一年草。葉は対生し、葉身は長さ2-4cmの円形から心臓形、縁に鋸歯があります。
花色は赤のほかにピンク~薄ピンク、白などの花色がありますが、やはり赤色が一番目立ちます。
ブロ友のさざんかさんのご指摘により、名称を訂正しました。
× サルビア・コクネシア
〇 サルビア・コクシネア
<サルビア・コクシネア シソ科 アキギリ属> 11/8 アンデルセン公園
別名「ローズリーフセージ(roseleaf sage)」とも呼ばれるメキシコ原産の多年草です。開花時期は夏から晩秋、花色は桃色、個々の小花は唇形(長さ約4~5cm)で、花序は小花が集まり総状花序に花が咲きます。
最大の特徴はバラの蕾を連想させる様な桃色の球状の苞葉と、長さ5cmにも達する細長い筒状の花にあり、また茎や葉の葉脈は赤みを帯びています。
ブロ友のさざんかさんの、ご指摘により、名称と説明文を訂正しました。
× サルビア・ディビノラム
〇 サルビア・インボルクラータ
<サルビア・インボルクラータ シソ科アキギリ属> 11/8 アンデルセン公園
最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回「11月の花のアルバム ③」に続きます。