先回の続きです。11月の花のアルバム ② 2022-12-08
今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
春に葉が出るより先に花を咲かせ、株全体を鮮やかな黄色に染める落葉高木。庭木や公園樹木、切り花として幅広く人気があります。
秋には紅葉とともに、グミの実に似た真っ赤な実をつけ、その実が珊瑚のようにも見えるため「アキサンゴ」とも呼ばれます。
<サンシュユ(山茱萸) ミズキ科ミズキ属> 11/11 柏の葉公園
夏の花としておなじみだった「マンデビラ」の改良品種がまだ咲いていました。サントリーフラワーズのシリーズ名がひとり立ちし、品種名として定着するようになりました。
大輪でカラフルな花色が揃い、名前の通りに夏気分いっぱいにしてくれる花です。原種のマンデビラより直射日光に強いのが特長です。
<サンパラソル キョウチクトウ科マンデビラ属> 11/8 アンデルセン公園
秋から初冬にかけて赤~青紫の大きめな花を咲かせます。花つきがよく、次々と咲いてくれるのでとても目立ちます。
ひゅんと飛び出してる変わった雄しべがクモの足のようにも見え、原産はブラジルのことから、「ブラジリアン・スパイダー・フラワー」の別名があります。
<シコンノボタン(紫紺野牡丹) ノボタン科ティボウキナ属>
11/8 アンデルセン公園
白地におしべの黄色が良く目立って非常に美しく、さらに葉の美しさも際立つ二重に優れたつるバラです。
アメリカのペンシルベニア州ヨーク市に由来する名前です。ヨーク市は「ホワイト・ローズ・シティ」を名乗り、白バラを市のシンボルとしているそうです。
<シティーオブヨーク クライミング 一季咲き 1939年ドイツ>
11/8 アンデルセン公園
暑い時期にも花が休むことなく咲き続ける一年草。和名で百日草と呼ばれているのは、百日という長い間咲き続けることからですが、今では5月~11月と百日どころではない長期間咲く草花です。
たくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まであり、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々。咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き……などとても多様です。
<ジニア(百日草) キク科ヒャクニチソウ属> 11/8 アンデルセン公園
常緑でシンボルツリーとして人気がある庭木です。とても丈夫で育てやすい反面、生長が早く剪定をしないで放置すると、植え付け数年で2階の高さくらいまでに生長します。
「戸に塗る木」が語源です。昔はトネリコの樹皮につくイボタロウムシの分泌する蝋物質を敷居などの溝に塗って、戸のすべりを良くしたことから、こう名づけられました。
<シマトネリコ(島秦皮) モクセイ科トネリコ属> 11/8 アンデルセン公園
本州西部、四国西南部、九州の海辺など主に西日本に分布する常緑性の低木です。小枝を車輪状に出して、5月に梅に似た白い花を咲かせるところから名前が付きました。
10月頃に黒紫色のブルーベリーに似た実を付けますが食用にはむかず、染物の原料に利用される程度の利用価値しかありません。
<シャリンバイ(車輪梅) バラ科シャリンバイ属> 11/8 あけぼの山農業公園
菊に似た白やピンクの花を咲かせる宿根草です。わが国へは古い時代に中国から入り、京都の貴船地方に野生化したものが見られます。
<シュウメイギク(秋明菊) キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)>
11/8 アンデルセン公園
鉄道の事をあまり知らない人でも名前くらいは聞いたことがある『デゴイチ』です。 旧国鉄が開発、製造した蒸気機関車の一つで、流山総合運動公園に2020年12月より一般開放されています。
「D5114」の14は大阪工場で14番目に製造された番号だそうです。
<ジョウキキカンシャ(蒸気機関車)D5114> 11/11 流山総合運動公園
アルゼンチンのパンパス地方原産で、高さ2~3mにもなる大型の常緑多年草。雌雄異株で、観賞用にするのは花序が大きい雌株です。
和名より英名のパンパスグラスのほうがなじみ深いようです。ススキと比べると背が高く穂が巨大で、別名おばけススキとも呼ばれます。
<シロガネヨシ (白銀葦) イネ科シロガネヨシ属> 11/8 アンデルセン公園
ふわふわとした銀白色の葉が美しい植物で、シルバーリーフといえば、必ずといってもよいほど名前があがる植物です。
剪定しないでおくと初夏に黄色い花(花径1.5㎝ほど)を咲かせます。美しい葉を周年楽しみたい場合は、蕾ができたら剪定して葉だけの状態にしておきます。
<シロタエギク(白妙菊) キク科セネシオ属> 11/8 アンデルセン公園
世界各地の熱帯または亜熱帯地域に約40種が分布し,繊維作物として世界各地で栽培する多年生草本植物です。約8000年前にメキシコで、また5000年前のインダス文明の時代に栽培されていたとされています。
日本での栽培は延暦18年(799)が最初といわれていますが,本格的な栽培は江戸時代に入ってからのようです。繊維を収穫した残りの種子からは油脂が得られ,食用油(綿実油)のほか,マ-ガリンや石鹸などの原料とします。
<シロバナワタ(白花綿) アオイ科ワタ属> 11/30 あけぼの山農業公園
オーストラリア原産で、日本で出始めた頃は花色が青いことから「ブルーファンフラワー」と呼ばれていましたが、その後は白やピンク色、紫色の花色も開発されていきました。
ガーデニング向け品種の1つであるサントリー「サンク・エール」は従来のスカエボラより耐暑性と連続開花性が優れ、丈夫で手入れも楽です。
<スカエボラ「サンクエールホワイト」 クサトベラ科クサトベラ属(スカエボラ属)>
11/8 アンデルセン公園
春から初夏にかけて開花する一季咲きの種類と、環境さえ合えばほぼ一年中開花する四季咲きの種類があります。数百種の品種が存在すると言われていて、その花は色も咲き方も多様です。
<ゼラニウム フウロソウ科ペラルゴニウム(テンジクアオイ)属>
11/8 アンデルセン公園
花そのものではなく紫やピンク、白、黄、赤に色づく苞を観賞します。暑さと乾燥に強く、日本の夏に適した性質で、長期間咲き続けます。
苞の部分はドライフラワーにしても色があせにくいため、名前のとおり、千日色が変わらないのではないかと思うほどです。
<センニチコウ(千日紅) ヒユ科センニチコウ属> 11/8 アンデルセン公園
花弁が上手く開けない感じの花がなんとなくかわいい感じの花。花弁の先が割れていて、見ていると微笑ましい感じがします。
桜の花びらのような可愛い花を咲かせる小輪・多花性で、花がらが目立ちにくい品種です。耐寒性があり、翌春にも咲きます。
<ダイアンサス・さくらマーブル ナデシコ科ナデシコ属>
11/8 アンデルセン公園
南ヨーロッパ原産で、ヨーロッパの古城の城壁に生えるため、「ウォールフラワー」の名で知られます。この属の中で、よく栽培されているのがニオイアラセイトウです。
草姿・性質ともに、ストックに似るが、花期は10月~5月で、寒さに比較的強く、ある程度の霜には耐えるため冬の重要な花壇材料の一つです。
<チェイランサス アブラナ科ニオイアラセイトウ属> 11/8 アンデルセン公園
春から秋までによく枝を伸ばし、枝分かれした茎先や葉の脇から舌のような形をした鮮やかな真紅の花を穂状に咲かせます。
鮮やかな赤色と白色の花びらがかわいらしく、葉を揉むとサクランボのような甘い香りを放つことが特徴です。
<チェリーセージ シソ科アキギリ属> 11/8 北柏ふるさと公園
日本や中国など北半球の温帯に多くの種類が自生しています。花が大きく、色鮮やかで美しいので、たくさんの品種が作出されています。
花の咲く季節は春、3月後半~5月です。花の盛りを迎えるのは桜が散り、新緑が美しく照り輝く頃、4月~5月です。春と秋に咲く四季咲き種もあります。
<ツツジ(躑躅) ツツジ科ツツジ属> 11/9 あけぼの山農業公園
地味な下草ではあるが光沢のある葉が美しく、他の草花が咲き終わった10~12月頃、一斉に黄色い花を咲かせます。
日陰にも耐えることから日本庭園や寺院などで広く用いられていますが、本来は海岸沿いの岩場や林の縁などに自生します。
<ツワブキ(石蕗) キク科ツワブキ属> 11/11 柏の葉公園
最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回「11月の花のアルバム ④」に続きます。
今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
春に葉が出るより先に花を咲かせ、株全体を鮮やかな黄色に染める落葉高木。庭木や公園樹木、切り花として幅広く人気があります。
秋には紅葉とともに、グミの実に似た真っ赤な実をつけ、その実が珊瑚のようにも見えるため「アキサンゴ」とも呼ばれます。
<サンシュユ(山茱萸) ミズキ科ミズキ属> 11/11 柏の葉公園
夏の花としておなじみだった「マンデビラ」の改良品種がまだ咲いていました。サントリーフラワーズのシリーズ名がひとり立ちし、品種名として定着するようになりました。
大輪でカラフルな花色が揃い、名前の通りに夏気分いっぱいにしてくれる花です。原種のマンデビラより直射日光に強いのが特長です。
<サンパラソル キョウチクトウ科マンデビラ属> 11/8 アンデルセン公園
秋から初冬にかけて赤~青紫の大きめな花を咲かせます。花つきがよく、次々と咲いてくれるのでとても目立ちます。
ひゅんと飛び出してる変わった雄しべがクモの足のようにも見え、原産はブラジルのことから、「ブラジリアン・スパイダー・フラワー」の別名があります。
<シコンノボタン(紫紺野牡丹) ノボタン科ティボウキナ属>
11/8 アンデルセン公園
白地におしべの黄色が良く目立って非常に美しく、さらに葉の美しさも際立つ二重に優れたつるバラです。
アメリカのペンシルベニア州ヨーク市に由来する名前です。ヨーク市は「ホワイト・ローズ・シティ」を名乗り、白バラを市のシンボルとしているそうです。
<シティーオブヨーク クライミング 一季咲き 1939年ドイツ>
11/8 アンデルセン公園
暑い時期にも花が休むことなく咲き続ける一年草。和名で百日草と呼ばれているのは、百日という長い間咲き続けることからですが、今では5月~11月と百日どころではない長期間咲く草花です。
たくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まであり、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々。咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き……などとても多様です。
<ジニア(百日草) キク科ヒャクニチソウ属> 11/8 アンデルセン公園
常緑でシンボルツリーとして人気がある庭木です。とても丈夫で育てやすい反面、生長が早く剪定をしないで放置すると、植え付け数年で2階の高さくらいまでに生長します。
「戸に塗る木」が語源です。昔はトネリコの樹皮につくイボタロウムシの分泌する蝋物質を敷居などの溝に塗って、戸のすべりを良くしたことから、こう名づけられました。
<シマトネリコ(島秦皮) モクセイ科トネリコ属> 11/8 アンデルセン公園
本州西部、四国西南部、九州の海辺など主に西日本に分布する常緑性の低木です。小枝を車輪状に出して、5月に梅に似た白い花を咲かせるところから名前が付きました。
10月頃に黒紫色のブルーベリーに似た実を付けますが食用にはむかず、染物の原料に利用される程度の利用価値しかありません。
<シャリンバイ(車輪梅) バラ科シャリンバイ属> 11/8 あけぼの山農業公園
菊に似た白やピンクの花を咲かせる宿根草です。わが国へは古い時代に中国から入り、京都の貴船地方に野生化したものが見られます。
<シュウメイギク(秋明菊) キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)>
11/8 アンデルセン公園
鉄道の事をあまり知らない人でも名前くらいは聞いたことがある『デゴイチ』です。 旧国鉄が開発、製造した蒸気機関車の一つで、流山総合運動公園に2020年12月より一般開放されています。
「D5114」の14は大阪工場で14番目に製造された番号だそうです。
<ジョウキキカンシャ(蒸気機関車)D5114> 11/11 流山総合運動公園
アルゼンチンのパンパス地方原産で、高さ2~3mにもなる大型の常緑多年草。雌雄異株で、観賞用にするのは花序が大きい雌株です。
和名より英名のパンパスグラスのほうがなじみ深いようです。ススキと比べると背が高く穂が巨大で、別名おばけススキとも呼ばれます。
<シロガネヨシ (白銀葦) イネ科シロガネヨシ属> 11/8 アンデルセン公園
ふわふわとした銀白色の葉が美しい植物で、シルバーリーフといえば、必ずといってもよいほど名前があがる植物です。
剪定しないでおくと初夏に黄色い花(花径1.5㎝ほど)を咲かせます。美しい葉を周年楽しみたい場合は、蕾ができたら剪定して葉だけの状態にしておきます。
<シロタエギク(白妙菊) キク科セネシオ属> 11/8 アンデルセン公園
世界各地の熱帯または亜熱帯地域に約40種が分布し,繊維作物として世界各地で栽培する多年生草本植物です。約8000年前にメキシコで、また5000年前のインダス文明の時代に栽培されていたとされています。
日本での栽培は延暦18年(799)が最初といわれていますが,本格的な栽培は江戸時代に入ってからのようです。繊維を収穫した残りの種子からは油脂が得られ,食用油(綿実油)のほか,マ-ガリンや石鹸などの原料とします。
<シロバナワタ(白花綿) アオイ科ワタ属> 11/30 あけぼの山農業公園
オーストラリア原産で、日本で出始めた頃は花色が青いことから「ブルーファンフラワー」と呼ばれていましたが、その後は白やピンク色、紫色の花色も開発されていきました。
ガーデニング向け品種の1つであるサントリー「サンク・エール」は従来のスカエボラより耐暑性と連続開花性が優れ、丈夫で手入れも楽です。
<スカエボラ「サンクエールホワイト」 クサトベラ科クサトベラ属(スカエボラ属)>
11/8 アンデルセン公園
春から初夏にかけて開花する一季咲きの種類と、環境さえ合えばほぼ一年中開花する四季咲きの種類があります。数百種の品種が存在すると言われていて、その花は色も咲き方も多様です。
<ゼラニウム フウロソウ科ペラルゴニウム(テンジクアオイ)属>
11/8 アンデルセン公園
花そのものではなく紫やピンク、白、黄、赤に色づく苞を観賞します。暑さと乾燥に強く、日本の夏に適した性質で、長期間咲き続けます。
苞の部分はドライフラワーにしても色があせにくいため、名前のとおり、千日色が変わらないのではないかと思うほどです。
<センニチコウ(千日紅) ヒユ科センニチコウ属> 11/8 アンデルセン公園
花弁が上手く開けない感じの花がなんとなくかわいい感じの花。花弁の先が割れていて、見ていると微笑ましい感じがします。
桜の花びらのような可愛い花を咲かせる小輪・多花性で、花がらが目立ちにくい品種です。耐寒性があり、翌春にも咲きます。
<ダイアンサス・さくらマーブル ナデシコ科ナデシコ属>
11/8 アンデルセン公園
南ヨーロッパ原産で、ヨーロッパの古城の城壁に生えるため、「ウォールフラワー」の名で知られます。この属の中で、よく栽培されているのがニオイアラセイトウです。
草姿・性質ともに、ストックに似るが、花期は10月~5月で、寒さに比較的強く、ある程度の霜には耐えるため冬の重要な花壇材料の一つです。
<チェイランサス アブラナ科ニオイアラセイトウ属> 11/8 アンデルセン公園
春から秋までによく枝を伸ばし、枝分かれした茎先や葉の脇から舌のような形をした鮮やかな真紅の花を穂状に咲かせます。
鮮やかな赤色と白色の花びらがかわいらしく、葉を揉むとサクランボのような甘い香りを放つことが特徴です。
<チェリーセージ シソ科アキギリ属> 11/8 北柏ふるさと公園
日本や中国など北半球の温帯に多くの種類が自生しています。花が大きく、色鮮やかで美しいので、たくさんの品種が作出されています。
花の咲く季節は春、3月後半~5月です。花の盛りを迎えるのは桜が散り、新緑が美しく照り輝く頃、4月~5月です。春と秋に咲く四季咲き種もあります。
<ツツジ(躑躅) ツツジ科ツツジ属> 11/9 あけぼの山農業公園
地味な下草ではあるが光沢のある葉が美しく、他の草花が咲き終わった10~12月頃、一斉に黄色い花を咲かせます。
日陰にも耐えることから日本庭園や寺院などで広く用いられていますが、本来は海岸沿いの岩場や林の縁などに自生します。
<ツワブキ(石蕗) キク科ツワブキ属> 11/11 柏の葉公園
最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回「11月の花のアルバム ④」に続きます。