先回の続きです。11月の花のアルバム ③ 2022-12-11
https://blog.goo.ne.jp/ninbu/e/d53516480069772e4d3024e7029d5a12
今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
トウガラシの仲間ですが、あくまでも観賞専門で食用にはできません。ナス科の一年草で、別名五色トウガラシという名前でも呼ばれます。

色は、赤、黄色、オレンジ、黒、紫などカラフルな色合いで、実の形も食用のトウガラシのような形の他、丸い実など様々です。

<観賞用トウガラシ ナス科トウガラシ属> 11/8 アンデルセン公園
春に咲く白い壺形のかわいらしい小花と、秋の紅葉(10月中旬から11月)が素晴らしい落葉性の花木です。葉が出る前に開花します。

名前の由来は、枝分かれしている様子が昔、夜間の明かりに用いた灯台の脚部と似通っており、その「トウダイ」から転じたものです。

<ドウダンツツジ(灯台躑躅) ツツジ科ドウダンツツジ属> 11/25 手賀沼湖畔
北海道西南部から九州中北部までの山地に見られる落葉高木で日本の特産樹。文字どおり栃木県では県の木として指定しています。

<トチノキ(栃の木) ムクロジ科トチノキ属> 11/11 柏の葉公園
仲間であるダイアンサス属は、世界に約300種が分布しています。やさしい草姿に可憐な花を咲かせ、香りも魅力です。

カーネーションもダイアンサス属に含まれますが、通常はカーネーションを除いたものを総称して「ダイアンサス」と呼んでいます。

<ナデシコ(撫子) ナデシコ科ナデシコ属> 11/8 アンデルセン公園
原産地は中国や台湾で、バラ科の中でも栽培しやすい植物です。きれいな白い花を咲かせバラ特有のよい香りがします。
<7/1 あけぼの山農業公園>

実はあまり鑑賞価値がないとされます。花がらがそのまますぐに実になり、九月になってもグリーンのままで、目立ちません。
<11/9 あけぼの山農業公園>

名前の由来は江戸時代にさかのぼります。大阪難波の植木商人がよく中国から輸入していたため、この名前が付けられたとされます。
<ナニワイバラ(浪速茨) バラ科バラ属> 11/9 あけぼの山農業公園
中国の中南部を原産地とし、江戸時代に種子から蝋を採る有用樹として長崎に渡来したものが、後に街路や公園に使われるようになりました。

ハート型の葉が印象的で、秋になると真っ赤に紅葉します。紅葉が埴輪の色に似ているため、埴輪を作る埴師(はにし)にちなんで命名されたという説もあります。

<ナンキンハゼ(南京櫨)トウダイグサ科ナンキンハゼ属> 11/11 柏の葉公園
中国原産の常緑低木で、1属1種の植物。日本では縁起物として庭木として植えられることが多いようです。

冬に赤くて丸い実をつけ、乾燥させた実から咳止めの効果が期待できることから、薬用植物としても扱われています。

<ナンテン(南天) メギ科ナンテン属> 11/30 あけぼの山農業公園
草丈20cm~60cmで花は3~5日の短命で直径3~4cmの白や赤、ピンク色の花を次々に咲かせます。名前は初夏から晩秋まで次々に花が咲くことに由来します。

葉は長細い円形で光沢があるのが特徴です。花びらは1枚が5つに分かれている形で5枚に見えますが、正確には、根元が筒状になっている花の先が大きく5つに裂けて花びら状になったものです。

<ニチニチソウ(日々草) キョウチクトウ科ニチニチソウ属>
11/8 アンデルセン公園
漢字で書く名前だけ見ると、日本原産のように見えますが、違います。中国から日本に渡ってきた植物です。

「仙人は、天にあるものは天仙、地にあるものは地仙、水にあるものは水仙」という中国の古典が由来だそうです。

<ニホンスイセン(日本水仙) ヒガンバナ科スイセン属> 11/30 北柏ふるさと公園
日本では関東地方以西の暖地では野生化し荒地や休耕地一面を覆う光景などがみられます。花色は淡いピンクから濃い赤紫色で、ネコの尻尾やロウソクの炎のような形をしています。

園芸品種として「セロシア」という名称で鉢花や切り花として流通している。見た目は随分違いますが、ニワトリの赤いトサカのような花を咲かせるケイトウ(鶏頭)の仲間です。

<ノゲイトウ(野鶏頭) ヒユ科セロシア属> 11/8 アンデルセン公園
日本各地の低地から高原までの草原に広く見られる多年草です。 いわゆる「野菊」を代表する植物の一つです。日本固有種で、秋を代表する草花の一つとなっています。

美しい花を咲かせることから、古くから観賞用として栽培されています。花は整った一重で、青紫から薄紫まで花色に幅があり、野生種はかなり白に近い花色をしています。

<ノコンギク(野紺菊) キク科シオン属> 11/8 アンデルセン公園
春から晩秋まで繰り返し咲き続けるバラです。品種名は病気をノックアウトすることから、付けられました。

2018年世界バラ会議コペンハーゲン大会にてバラの栄誉殿堂入りしました。抜群の耐病性、耐寒性に優れる上に、耐暑性にも優れる魅力があります。

<ノックアウト(バラ) フロリバンダ 四季咲き 2000年フランス>
11/8 アンデルセン公園
イロハモミジの園芸品種(オオモミジの変種という説もあります)で、江戸時代から庭木として使われています。春先から秋まで、やや紫がかった紅色の葉をつけます。

名前は人名ではなく、濃紫=葉の色からきています。また、かつてこの木は「武蔵野」と呼ばれていました。

<ノムラモミジ(濃紫紅葉) ムクロジ科カエデ属> 11/11 柏の葉公園
クマツヅラ科の半耐寒性多年草。桜形の小花をこんもりとした花を花笠状に咲かせ、別名ビジョザクラ(美女桜)ともいいます。

ドイツのウェストホフ社が育種したエストレラシリーズの一つで、形の良い半球状の綺麗な草姿に仕上がる一重咲きの品種です。

<バーベナ「ラベンダースター」 クマツヅラ科クマツヅラ属>
11/9 あけぼの山農業公園
住宅地でも飛び回る姿をよく見かけ、警戒心が薄く人からも逃げない鳥とも言われています。公園では人に餌をねだる姿も見られます

その一方で縄張り意識は強く、夏はつがいで、冬は単独で縄張りを持ちます。

<ハクセキレイ(白鶺鴒) スズメ目セキレイ科> 11/11 柏の葉公園
別名「スモークツリー」や「スモークブッシュ」等とも呼ばれる南ヨーロッパ及び中央アジア、中国が原産の落葉低木です。

和名の由来は、花がヤク(白熊)の毛を束ねて作られた、仏具の払子(ほっす)に似ている所からきています。

<ハグマノキ(白熊の木) ウルシ科ハグマノキ属> 11/8 アンデルセン公園
紅葉は茶褐色で、紅葉というよりは枯葉のようにも見えます。しかし、この時期、しっかりと花の蕾をいっぱい準備している黄色く紅葉した葉の隙間には、ビロード状の毛皮のコートを纏って越冬しようとしている小さな蕾も垣間見えます。

<ハクモクレン(白木蓮) モクレン科モクレン属> 11/11 流山総合運動公園
10㎝ほどの大きさの真っ白のバラの品種です。剣弁高芯咲きの整った花形で、定番の切り花として流通しています。1991年、第9回世界バラ会連合世界大会で「バラの殿堂」入りしています。

<パスカリ(バラ) ハイブリッド・ティー 四季咲き 1963年ベルギー>
11/8 アンデルセン公園
南アフリカのケープ州などが原産で、オキザリスの仲間です。江戸時代末期の文久年間(1861-1864)に観賞用として導入され、各地に野生化しています。

花は径3~5cmで濃い紅紫色の5弁花で、中心部が黄色です。小葉は長さ・幅とも4~5cmの倒心臓形で先端がへこみ、ハート形になります。

<ハナカタバミ(花紫片喰) カタバミ科カタバミ属> 11/9 あけぼの山農業公園
メキシコ南部から西インド諸島を原産とする(草本性)常緑小高木です。16世紀初めにヨーロッパ人によって世界に伝わり、多くの熱帯や亜熱帯の国々で栽培されるようになりました。

日本でも沖縄や鹿児島などで生産されています。熟した実は黄色く柔らかくなり、果物として食されます。沖縄やタイ、フィリピンなどでさまざまな料理に使われています。

<パパイア(万寿果) パパイア科パパイア属> 11/9 あけぼの山農業公園
最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回「11月の花のアルバム ⑤」に続きます。
https://blog.goo.ne.jp/ninbu/e/d53516480069772e4d3024e7029d5a12
今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
トウガラシの仲間ですが、あくまでも観賞専門で食用にはできません。ナス科の一年草で、別名五色トウガラシという名前でも呼ばれます。

色は、赤、黄色、オレンジ、黒、紫などカラフルな色合いで、実の形も食用のトウガラシのような形の他、丸い実など様々です。

<観賞用トウガラシ ナス科トウガラシ属> 11/8 アンデルセン公園
春に咲く白い壺形のかわいらしい小花と、秋の紅葉(10月中旬から11月)が素晴らしい落葉性の花木です。葉が出る前に開花します。

名前の由来は、枝分かれしている様子が昔、夜間の明かりに用いた灯台の脚部と似通っており、その「トウダイ」から転じたものです。

<ドウダンツツジ(灯台躑躅) ツツジ科ドウダンツツジ属> 11/25 手賀沼湖畔
北海道西南部から九州中北部までの山地に見られる落葉高木で日本の特産樹。文字どおり栃木県では県の木として指定しています。

<トチノキ(栃の木) ムクロジ科トチノキ属> 11/11 柏の葉公園
仲間であるダイアンサス属は、世界に約300種が分布しています。やさしい草姿に可憐な花を咲かせ、香りも魅力です。

カーネーションもダイアンサス属に含まれますが、通常はカーネーションを除いたものを総称して「ダイアンサス」と呼んでいます。

<ナデシコ(撫子) ナデシコ科ナデシコ属> 11/8 アンデルセン公園
原産地は中国や台湾で、バラ科の中でも栽培しやすい植物です。きれいな白い花を咲かせバラ特有のよい香りがします。
<7/1 あけぼの山農業公園>

実はあまり鑑賞価値がないとされます。花がらがそのまますぐに実になり、九月になってもグリーンのままで、目立ちません。
<11/9 あけぼの山農業公園>

名前の由来は江戸時代にさかのぼります。大阪難波の植木商人がよく中国から輸入していたため、この名前が付けられたとされます。
<ナニワイバラ(浪速茨) バラ科バラ属> 11/9 あけぼの山農業公園
中国の中南部を原産地とし、江戸時代に種子から蝋を採る有用樹として長崎に渡来したものが、後に街路や公園に使われるようになりました。

ハート型の葉が印象的で、秋になると真っ赤に紅葉します。紅葉が埴輪の色に似ているため、埴輪を作る埴師(はにし)にちなんで命名されたという説もあります。

<ナンキンハゼ(南京櫨)トウダイグサ科ナンキンハゼ属> 11/11 柏の葉公園
中国原産の常緑低木で、1属1種の植物。日本では縁起物として庭木として植えられることが多いようです。

冬に赤くて丸い実をつけ、乾燥させた実から咳止めの効果が期待できることから、薬用植物としても扱われています。

<ナンテン(南天) メギ科ナンテン属> 11/30 あけぼの山農業公園
草丈20cm~60cmで花は3~5日の短命で直径3~4cmの白や赤、ピンク色の花を次々に咲かせます。名前は初夏から晩秋まで次々に花が咲くことに由来します。

葉は長細い円形で光沢があるのが特徴です。花びらは1枚が5つに分かれている形で5枚に見えますが、正確には、根元が筒状になっている花の先が大きく5つに裂けて花びら状になったものです。

<ニチニチソウ(日々草) キョウチクトウ科ニチニチソウ属>
11/8 アンデルセン公園
漢字で書く名前だけ見ると、日本原産のように見えますが、違います。中国から日本に渡ってきた植物です。

「仙人は、天にあるものは天仙、地にあるものは地仙、水にあるものは水仙」という中国の古典が由来だそうです。

<ニホンスイセン(日本水仙) ヒガンバナ科スイセン属> 11/30 北柏ふるさと公園
日本では関東地方以西の暖地では野生化し荒地や休耕地一面を覆う光景などがみられます。花色は淡いピンクから濃い赤紫色で、ネコの尻尾やロウソクの炎のような形をしています。

園芸品種として「セロシア」という名称で鉢花や切り花として流通している。見た目は随分違いますが、ニワトリの赤いトサカのような花を咲かせるケイトウ(鶏頭)の仲間です。

<ノゲイトウ(野鶏頭) ヒユ科セロシア属> 11/8 アンデルセン公園
日本各地の低地から高原までの草原に広く見られる多年草です。 いわゆる「野菊」を代表する植物の一つです。日本固有種で、秋を代表する草花の一つとなっています。

美しい花を咲かせることから、古くから観賞用として栽培されています。花は整った一重で、青紫から薄紫まで花色に幅があり、野生種はかなり白に近い花色をしています。

<ノコンギク(野紺菊) キク科シオン属> 11/8 アンデルセン公園
春から晩秋まで繰り返し咲き続けるバラです。品種名は病気をノックアウトすることから、付けられました。

2018年世界バラ会議コペンハーゲン大会にてバラの栄誉殿堂入りしました。抜群の耐病性、耐寒性に優れる上に、耐暑性にも優れる魅力があります。

<ノックアウト(バラ) フロリバンダ 四季咲き 2000年フランス>
11/8 アンデルセン公園
イロハモミジの園芸品種(オオモミジの変種という説もあります)で、江戸時代から庭木として使われています。春先から秋まで、やや紫がかった紅色の葉をつけます。

名前は人名ではなく、濃紫=葉の色からきています。また、かつてこの木は「武蔵野」と呼ばれていました。

<ノムラモミジ(濃紫紅葉) ムクロジ科カエデ属> 11/11 柏の葉公園
クマツヅラ科の半耐寒性多年草。桜形の小花をこんもりとした花を花笠状に咲かせ、別名ビジョザクラ(美女桜)ともいいます。

ドイツのウェストホフ社が育種したエストレラシリーズの一つで、形の良い半球状の綺麗な草姿に仕上がる一重咲きの品種です。

<バーベナ「ラベンダースター」 クマツヅラ科クマツヅラ属>
11/9 あけぼの山農業公園
住宅地でも飛び回る姿をよく見かけ、警戒心が薄く人からも逃げない鳥とも言われています。公園では人に餌をねだる姿も見られます

その一方で縄張り意識は強く、夏はつがいで、冬は単独で縄張りを持ちます。

<ハクセキレイ(白鶺鴒) スズメ目セキレイ科> 11/11 柏の葉公園
別名「スモークツリー」や「スモークブッシュ」等とも呼ばれる南ヨーロッパ及び中央アジア、中国が原産の落葉低木です。

和名の由来は、花がヤク(白熊)の毛を束ねて作られた、仏具の払子(ほっす)に似ている所からきています。

<ハグマノキ(白熊の木) ウルシ科ハグマノキ属> 11/8 アンデルセン公園
紅葉は茶褐色で、紅葉というよりは枯葉のようにも見えます。しかし、この時期、しっかりと花の蕾をいっぱい準備している黄色く紅葉した葉の隙間には、ビロード状の毛皮のコートを纏って越冬しようとしている小さな蕾も垣間見えます。

<ハクモクレン(白木蓮) モクレン科モクレン属> 11/11 流山総合運動公園
10㎝ほどの大きさの真っ白のバラの品種です。剣弁高芯咲きの整った花形で、定番の切り花として流通しています。1991年、第9回世界バラ会連合世界大会で「バラの殿堂」入りしています。

<パスカリ(バラ) ハイブリッド・ティー 四季咲き 1963年ベルギー>
11/8 アンデルセン公園
南アフリカのケープ州などが原産で、オキザリスの仲間です。江戸時代末期の文久年間(1861-1864)に観賞用として導入され、各地に野生化しています。

花は径3~5cmで濃い紅紫色の5弁花で、中心部が黄色です。小葉は長さ・幅とも4~5cmの倒心臓形で先端がへこみ、ハート形になります。

<ハナカタバミ(花紫片喰) カタバミ科カタバミ属> 11/9 あけぼの山農業公園
メキシコ南部から西インド諸島を原産とする(草本性)常緑小高木です。16世紀初めにヨーロッパ人によって世界に伝わり、多くの熱帯や亜熱帯の国々で栽培されるようになりました。

日本でも沖縄や鹿児島などで生産されています。熟した実は黄色く柔らかくなり、果物として食されます。沖縄やタイ、フィリピンなどでさまざまな料理に使われています。

<パパイア(万寿果) パパイア科パパイア属> 11/9 あけぼの山農業公園
最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回「11月の花のアルバム ⑤」に続きます。