ブロ友さんの投稿を見ると、いろいろな野菜や果物が登場します。
大根、人参、苺などの一部の漢字はわかりますが、大半は漢字が読めないものが多く、悩むことが多々あります。
自分の無知を反省して、今回は野菜や果物の漢字表記について調べてみました。
今回は野菜や果物の漢字表記と写真のあとに読み方を表記しました。まず、写真と漢字表記を見て、読み方を考えていただけるようにしました。
<馬鈴薯の花>
<ジャガイモ ナス科ナス属>
諸説ありますが「馬鈴薯」は中国から伝わってきた呼び方で、じゃがいもの形が「馬につける鈴」の見た目によく似ていたことから、この名で呼ばれるようになったのだそうです。
また、じゃがいもは、17世紀の初めに、ジャカルタを経由して日本へ伝わりました。「ジャカルタから来たいも=じゃがたらいも」がなまって「じゃがいも」になったとも言われています。
<生姜の花>
<ショウガ ヒルガオ科サツマイモ属>
大陸からミョウガとともに持ち込まれました。 その際、香りの強いほうを「兄香(せのか)」、弱いほうを「妹香(めのか)」と呼びました。
「せのか」→「せーのが」→「しょうが」。「めのか」→「めよが」→「みょうが」に転じたと言う事です。
<西瓜の花>
<スイカ ウリ科スイカ属>
「西瓜」の漢字は中国語の西瓜(北京語:シーグァ)に由来し、「すいか」という日本語発音も広東語の「サイクワァ」が訛り転化したものです。 中国の西方(中央アジア)から伝来した瓜とされるため、この名称がつきました。
<清正人参の花>
<セロリ セリ科オランダミツバ属>
加藤清正という人が日本にセロリを持ち帰ってきたことから「清正人参(きよまさにんじん)」とも呼ばれているのだそうです。(諸説あり)
<薇>
<ゼンマイ ゼンマイ科ゼンマイ属>
名前は「銭巻き」に由来し、渦巻き状のかたちを「銭」にたとえたものです。
<空豆・蚕豆の花>
<ソラマメ マメ科ソラマメ属>
ソラマメは『蚕豆』や『空豆』と書かれていたりします。 『蚕豆』の方は、さやが蚕のまゆに似ているから、『空豆』はさやが空に向かって実るから・・・と言われているそうです。
<如月菜(きさらぎな)の花>
<タアサイ アブラナ科アブラナ属>
「如月菜(きさらぎな)」の葉っぱが最初に日本に入ってきたのは、1940年ごろ。2月ごろに収穫が多いので「如月菜」と名づけられ、関東北部から東北南部に定着しました。
<大根の花>
<ダイコン アブラナ科ダイコン属>
日本最古の正史である「日本書紀」には、「於朋花(おほね)」の名で記され、その言葉が大根(おおね)に転じ、さらに音読みとなって現在の「だいこん」と呼ばれるようになったのが名前の由来です。
<大豆の花>
<ダイズ マメ科ダイズ属>
だいずは漢字で「大豆」と書きます。 大豆より大きい豆は他にもありますが、日本でこの名がついたのは『大いなる豆』の意味からのようです。
ここでいう「大いなる」は一番大切という意味で、昔の日本では、一番最初に生まれた女の子に「大姫(おおひめ)」と名付けるのと同じく、一番目の豆として「大豆」と呼ばれたと言われています。
<筍>
<タケノコ イネ科タケ亜科タケ類>
「筍(たけのこ)」という漢字は、“竹かんむり”と“旬”の字でできています。「一旬」という言葉があり、これには「10日間」という意味があります。
そんなところから「筍」という漢字は、「一旬で竹になる」という言葉が由来とされています。
「筍」という字は、一旬(いちじゅん、10日間)で竹になることが由来といわれています。
<野菜の漢字表記はなぜするの?>
野菜の漢字表記には、言葉の視覚的な表現だけでなく、その野菜の文化的な意味や価値、料理を通じて伝えたいメッセージをより深く理解するための一助となるという目的があります。
たとえば、生菜(サラダ)という表記を見ることで、サラダが持つ新鮮で健康的なイメージを思い出し、日本の食文化の中でのその位置を再確認することができます。
また、野菜の漢字表記には、その野菜の意味や見た目が反映されているものや、当て字にもほどがあるものなど、さまざまな由来や語源があります。
野菜を表す漢字は常用漢字表にあれば漢字で、なければひらがなで書きます。学術的な場合はカタカナで書きます。
「野菜の漢字表記は難しい!④」、10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「野菜や果物の漢字は難しい!⑤」に続きます。