Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

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8月の花のアルバム(3/4)

2024-09-22 | みんなの花図鑑

8月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。8月は夏枯れと言われるように花が少ない月です。それに加え、猛暑と後半の台風で花の撮影が思うようにできない月でした。それでも、近隣の公園の植物を中心に約60品種ほどの花木の撮影ができました。毎月恒例の記録として約4回に分けて投稿します。


<本日のバラ 王妃アントワネット> 2023年10月 柏の葉公園
系統:HT(ハイブリッド・ティー) 作出:2011年 メイアン(仏)

世界に知らぬ者のないフランス最後の王妃マリー・アントワネットの華麗さと優雅さを表現したバラです。

目を奪われるローズピンクの花色の鮮やかさと、ゆるやかにウェーブする花弁は、当時最先端のファッションを追い求めたアントワネットの艶姿を思わせます。

2010年ダブリン国際コンクールHT部門最優秀賞。2011年リヨン国際コンクール グランドローズオブザセンチュリー賞&プレスティージドゥラローズ賞 その他多数受賞。

メキシコから南アメリカ大陸に約30種が広く分布しています。盃状の花を咲かせるのが特徴で、その形からカップフラワーと呼ばれます。

マット状に育つレペンス種、ドーム状に育つセルレア種、直立して育つスコパリア種などがあり、それぞれ花壇や鉢植えで楽しむことができます。

初夏に白色盃状の花を見せます。花径は3㎝前後。底は黄色味を帯び、花冠は5裂します。我が国へは明治末期に渡来しています。

<ニーレンベルギア(亜麻擬) ナス科アマモドキ属(ニーレンベルギア属)>
8/20 あけぼの山農業公園

西インド原産で、夏から秋にかけて毎日のように花を咲かせ続ける、清楚で愛らしい姿が特長の草花です。

生長すると草丈は50cm前後になり、5月から11月頃にかけて白や赤・ピンク・紫・オレンジなどの鮮やかな花を咲かせます。

ひとつひとつの花は数日で枯れますが、同じ株に次々と新しい花が咲くことからこの名前になったそうです。それぞれの花は1日花ではなく3~5日は持ちます。

<ニチニチソウ(日々草) キョウチクトウ科ニチニチソウ属>
8/22 北柏ふるさと公園


本種は、シソ科イヌハッカ属の多年草です。青紫色の小花が穂になって咲き、ラベンダーのような雰囲気があります。

ネペタ属にはたくさんの種類がありますが、広く普及しているのは「キャットミント」とも呼ばれる、ネペタ・ファーセニー種です。

キャットミントにミントとついていますが、ハーブとしてではなく、観賞用に栽培されています。

<ネペタ(キャットミント) シソ科イヌハッカ属(ネペタ属)>
8/20 あけぼの山農業公園

熱帯アジア、インド一帯に自生するヒユ科セロシア属の一年草。日本でも関東地方以西の暖地では、野生化し荒地や休耕地でみられます。

花色は淡いピンクから濃い赤紫色で、ロウソクの炎のような形をしています。

園芸植物として主に観賞されてきたのは本種とケイトウの2種で、ともに高温と乾燥に強く荒れ地でもよく育つ丈夫な植物です。

園芸品種として「セロシア」という名称で鉢花や切り花として流通しています。

<ノゲイトウ(野鶏頭) ヒユ科ケイトウ属(セロシア属)>
8/22 北柏ふるさと公園

日本~韓国済州島原産で、クサスギカズラ科の耐陰性常緑多年草です。

長さ25~75cmの花茎が立ち、長さ7~13cmの総状花序を出します。花序の1つの節ごとに3~8個、淡紫色~白色の6弁花を下向きにつけます。

秋から冬にかけて実(タネ)がなります。最初は緑色で、緑 → 青 → 紺と徐々に変化す秋から冬にかけて徐々に変化する様子が面白いです。

<ノシラン(熨斗蘭) ユリ科ジャノヒゲ属>
8/13 柏の葉公園

約250種の野生種があり、主に南北アメリカの熱帯から亜熱帯に分布していますが、日本にもクマツヅラ一種が自生しています。

春から秋にかけての長い間花を咲かせる一年草です。羽状や楕円形の葉をつけた茎先に、桜に似た小さな5弁の花を咲かせます。

その姿から、「美女桜」という和名がつきました。花色は白、赤、ピンク、紫、青紫、紅紫などがあります。

昔から宗教や魔法と関連のある花とされており、学名はヘブライ語でよい植物を意味する「herbabona」が語源とされています。

<バーベナ(美女桜) クマツヅラ科クマツヅラ属(バーベナ属)>
8/20 あけぼの山農業公園


植物のなかでも、もっとも古いものの一つです。およそ1億4000万年前にすでに地球上に存在していたといわれています。

塊茎はレンコンとして食用にされますが、主に食用にされる系統と、花を楽しむ系統があり、花を楽しむ系統の塊茎は、あまり太らず食用には向きません。

スイレン(睡蓮)の花と同様、日中に花びらが開き午後になると閉じます(蓮と睡蓮では時間が少し違います)。これを3日繰り返して花の寿命は終わりです。

スイレン(睡蓮)とよく似ていますが、見分け方は、ハスは葉や花が水面から立ち上がり、スイレンは葉も花も水面に浮かんだままという点が違います。

<ハス・八重咲(蓮) ハス科ハス属>
8/13 柏の葉公園

開花初期は全体にピンク色をしているが次第に白となり、先端だけピンク色が残ります。江戸時代から伝わっています。

花弁は20枚前後で、お酒で酔って、頬を染めている妃から名前が来ているそうです。

<ハス「酔妃蓮:すいひれん」 ハス科ハス属>
8/20 あけぼの山農業公園


樹木に着生しているシダの仲間で、アフリカやマダガスカル、アジア、太平洋諸島、オーストラリア、南アメリカの熱帯に18種があります。

本種は、鹿の角のような特徴的な葉が伸びるシダ植物です。葉の姿が名前の由来となっていますが、広がる葉がコウモリの羽にも似ているからコウモリランとも呼ばれています。

2タイプの葉をもつことが特徴で、一つは株元に張りつくように出た「外套葉」、もう一つは、シカの角のような形で、先端に胞子嚢(ほうしのう)群をつける「胞子葉」です。

<ビカクシダ(麋角羊歯) ウラボシ科ビカクシダ属>
8/13 柏の葉公園

日本に自生するセンダングサをはじめ、世界中に200以上の種類が分布するキク科の草花の総称で、一・二年草と多年草のものがあります。

花がコスモスに似ているため、ウィンターコスモスという名でも流通していますが、コスモスの仲間ではありません。

ウインターコスモスもビデンスと呼ばれる場合がありますが、「ビデンス=ウインターコスモス」ではありません。

本種はイスラエルの主要な花卉栽培会社が作出した園芸品種です。発色の良い大輪が特徴です。

<ビデンス・タイムレス キク科センダングサ属>
8/20 あけぼの山農業公園


原産地は日本、韓国、中国です。北海道から九州、朝鮮・中国に分布する多年生のツル植物。明るい適潤の草原に生育します。

6月から10月ごろ、葉のわきから直径5センチメートルほどのピンクの花を咲かせます。花柄はつるつるでフリルのような翼はありません。

花名の由来は、開花時刻に因んだもので、朝咲いて昼にしぼむアサガオに対して、朝から咲いて昼間にも萎まず咲いている事から名付けられました。

<ヒルガオ(昼顔) ヒルガオ科ヒルガオ属>
8/14 手賀沼

本種は中国南部を原産とする説がありますが、正確な原産地は不明で、インド洋諸島で発生した雑種植物であるとの説が有力です。

日本では、熱帯および亜熱帯性の複数の品種が「ハイビスカス」と呼ばれ、南国のイメージをまとった植物として広く親しまれています。主に園芸用・観賞用として「ハイビスカス」として流通しているのは、本種になります。

<ブッソウゲ(仏桑花) アオイ科フヨウ属>
8/13 柏の葉公園

北アメリカ原産のシソ科サルビア属の半耐寒性の多年草(日本では一年草扱い)です。

初夏に種を播いて育苗すると、夏から晩秋にかけて長く咲いてくれます。寿命は半年くらいで、ライフサイクルの短い植物といえます。

この花が一般に出回り始めた頃、サルビアといえば赤い花のサルビア・スプレンデンスのほうが圧倒的に知名度が高かったため、それと区別して覚えやすいように、本種の名称で流通するようになりました。

<ブルーサルビア(サルビア・ファリナセア) シソ科サルビア属>
8/20 あけぼの山農業公園


メキシコ原産で、キク科コウオウソウ属の常緑一年草です。アフリカンマリーゴールドと共に、マリーゴールドの代表的な観賞用品種の一つです。

濃いオレンジ色の花を、夏季の間長く楽しめます。また、土中の線虫を殺すとされ、野菜栽培のコンパニオンプランツとしても利用できます。

フランスの王室で栽培され、パリから広まったことにより、本種の名前が付けられました。

<フレンチマリーゴールド(千寿菊) キク科コウオウソウ属>
8/20 あけぼの山農業公園

アフリカ大陸の東部やアラビア半島南部、マダガスカルなどの熱帯が原産です。

五つの花弁を持ち、星型の愛らしい花をつけます。色はピンクや赤、白、紫などさまざまです。

花の時期が長いのも特徴で、初夏から秋まで次々と小さな花を咲かせます。

「サンタンカ」は熱帯原産の花で、姿形が似ていることから、本種が「クササンタンカ」と称されるようになりました。

<ペンタス(草山丹花) アカネ科ペンタス属>
8/20 あけぼの山農業公園

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「8月の花のアルバム(3/4)」15品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「8月の花のアルバム(最終回)」に続きます。