Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

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8月の花のアルバム(4/4)最終回

2024-09-24 | みんなの花図鑑

8月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。8月は夏枯れと言われるように花が少ない月です。それに加え、猛暑と後半の台風で花の撮影が思うようにできない月でした。それでも、近隣の公園の植物を中心に約60品種ほどの花木の撮影ができました。毎月恒例の記録として約4回に分けて投稿します。

 

 


<本日のバラ オクラホマ> 2023年10月 柏の葉公園
系統:HT(ハイブリッド・ティー) 作出:1964年 Swim & Weeks(米)

作出当時はもっとも黒いばらとも言われていました。親譲りの素晴らしい芳香を持ち、花付きもよく強健です。

同じ交配親を持つ「パパ・メイアン」「ミスター・リンカーン」と一緒に黒赤ばらの名花3兄弟に数えられています。

 

 

 

 

 

原産地は南北アメリカの熱帯〜温帯。暑さに強い一方で寒さに弱く、多肉質の葉や茎を持つため乾燥に強い性質が特徴です。

本種は太陽が出ていると花が開き、夜の間や雨の日は花を閉じます。花は毎日開いて閉じてを繰り返しますので、毎日新しい花が咲いているような錯覚が起きます。

本種はハナスベリヒユの別名を持っており、同じスベリヒユ科のスベリヒユと見た目が大変よく似ています。スベリヒユは畑などでよく見られる雑草で、黄色い花を咲かせます。

 

<ポーチュラカ(花滑莧:ハナスベリヒユ) スベリヒユ科ポーチュラカ属>
8/20 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 


シソ科ハマゴウ属の半耐寒性常緑低木で、葉の表が緑で、裏が紫色の珍しいカラーリーフです。鹿児島県準絶滅危惧種に指定されています。

本種は西洋ニンジンボクプルプレアとも呼ばれていて、西洋ニンジンボクの花と似た薄紫色の花が咲きます。

西洋ニンジンボクとの大きな違いは、葉の形と色です。本種の葉は、表は濃い緑色で裏は紫色です。

 

<ミツバハマゴウ(三葉浜荊) シソ科ハマゴウ属>
8/14 手賀沼

 

 

 

 

 


原産地は中国で、平安時代に日本に渡来しました。韓国の国花としても知られています。

初夏~秋までの長期間に次から次へと涼やかで優しい大輪の一日花を咲かせます。ハイビスカスの仲間であるフヨウ(芙蓉)とよく似ています。

本種とフヨウの違いは葉を比べるとわかります。フヨウの葉は花と同じぐらいの大きさで薄い緑色です。

本種の葉は花より小さくて濃い緑色です。葉形は卵型で葉縁に荒い切れ込み(鋸歯)があります。

 

<ムクゲ(槿) アオイ科フヨウ属>
8/13 柏の葉公園

 

 

 

 


北アメリカ南部から南アメリカに分布するキク科の一年草です。牧草地や草原、森林などに自生しています。

5月~10月頃の花期になると、茎上部の葉の付け根から花柄を伸ばし、鮮やかな黄色の頭花(とうか)を咲かせます。

一輪の花に見える部分は、外周の花弁のような舌状花(ぜつじょうか)と、中心部分の小さな管状花(かんじょうか)から作られた集合花です。

 

<メランポジウム(黄帝菊) キク科メランポジウム属>
8/13 柏の葉公園

 

 

 

 

 

7月~9月に大輪の花が開花する草丈が2m近くになる大型宿根草です。沼地によく見られることから、沼ハイビスカスの別名があります。

花は、近縁のフヨウやムクゲとよく似ています。一番簡単な見分け方は、葉の形です。本種の葉は掌状のモミジに似た形で、3~5裂に深く切れ込みがあります。

実はホオズキやフウセンカズラのような大きさと形をしています。蜘蛛の足のような細いガク片がユニークです。

葉は大きく5つに裂け(正確には3裂~7裂くらいまで差がある)、線の細いモミジ(カエデ)のような姿をしており、そこから本種の名前が付きました。

 

<モミジアオイ(紅葉葵) アオイ科フヨウ属(ハイビスカス属)>
8/22 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

北アメリカ中南部及び中米を原産地とするフウ科の落葉樹。正式にはアメリカフウという名前ですが、一般的には本種の名前で呼ばれ、公園や街路に使われます。

紅葉の美しさは庭木の中でも際立ちます。紅葉が進むにつれ、緑→オレンジ→赤→紫などと葉色が変化していきます。

雌花の後にできるイガ状の果実は直径3~4センチでタイワンフウよりも大きく、棘があります。クリスマスリースの材料になるほか、小型エビの隠れ家になるとして熱帯魚愛好家に販売されています。

 

<モミジバフウ(紅葉葉楓) フウ科フウ属>
8/13 柏の葉公園

 

 

 

 

 

本種は日本全土、東アジアに広く分布する多年草。和名は本種の他に、ヘクソカズラ・サオトメバナなどの異名があります。

標準和名の本種を凌いでヘクソカズラの方が、有名なようです。ヘクソカズラとはなんとも凄い名前ですが、臭いをかげば納得できます。

本種の名前の由来は、花の中心部の色がお灸の跡に似ているからとのこと。

 

<ヤイトバナ(灸花) アカネ科ヤイトバナ属>
8/14 手賀沼

 

 

 

 

 

林や藪のまわり、庭のまわりや道ばたなどに普通に生育します。茎は急速に伸び、長いつるになり他の木やフェンスなどにおおいかぶさります。

7~9月、淡緑色の小さな花をたくさん咲かせ、その後、紫黒色のブドウ形の小さな果実をつけます。

本種の名前は、この雑草にからまれ、覆われた植物が光を浴びることが出来なくなり、枯れてしまうことから由来します。

別名『貧乏葛(ビンボウカズラ)』とも呼ばれています。

 

<ヤブガラシ(藪枯) ブドウ科ヤブガラシ属>
8/13 柏の葉公園

 

 

 

 

 

キク科コノクリニウム属の多年草(宿根草)で、セイヨウフジバカマとも呼ばれます。

北米やメキシコが原産で、 開花期は7〜10月頃。アザミに似た青や紫、白、ピンクの花を咲かせます。

高さは50〜100cmほど。 耐暑性・耐寒性を持ち、ある程度放っておいても丈夫に育ちます。

 

<ユーパトリウム(西洋藤袴) キク科コノクリニウム属>
8/20 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

中南米や南欧原産の約150種の低木または多年草。熱帯・亜熱帯では広く野生化し、オーストラリアや東南アジアではやっかいな雑草として問題になっています。

日本の一般的な気候下では初夏~秋まで咲き続けることが多く、園芸植物として公園や庭に植えられています。

和名で「七変化」と呼ばれる通り、徐々に花の色が変化する不思議な常緑性の花木です。

 

<ランタナ(七変化) クマツヅラ科シチヘンゲ属>
8/20 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

北アメリカ原産のキク科の多年草です。多年草の中では短命な部類のため二年草とされることもありますが、こぼれ種で増えていくほど繁殖力は旺盛です。

本種はルドベキア・トリロバの園芸品種で、夏から秋に無数の黄色い花が開花する多年草です。

ルドベキアの中でも分枝性に優れ、小輪の花が無数に開花し、真夏も休みなく咲き続けます。花は小輪ですが高性なので、大株になると存在感があります。

 

<ルドベキア・タカオ(大三葉反魂草:おおみつばはんごんそう) キク科オオハンゴンソウ属> 
8/20 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

南アフリカ原産のイソマツ科の半耐寒性常緑低木で、別名プルンバゴとも呼ばれます。本種の仲間は熱帯を中心に約20種類の仲間が知られています。

その中でも南アフリカに分布する、プルンバコ・アウリクラータのことを本種の名(和名)で呼びます。

爽やかなブルーの花を春から秋まで繰り返し楽しめる丈夫で育てやすい植物です。

和名の「ルリ」は花色(瑠璃色)から、「マツリ」は花姿がマツリカ(ジャスミン)に似ているところに由来します。

 

<ルリマツリ(瑠璃茉莉) イソマツ科ルリマツリ属>
8/13 柏の葉公園

 

 

 

 

8月の花のアルバム(1)~(4) 全57品種の花、野鳥を最後までご覧いただきありがとうございました。

次回は「9月の花のアルバム」を2024年10月中旬に投稿予定です。それまでは、暫くブログを休止いたします。フォロワー様のブログにも暫くの間、訪問できなくなりますので、よろしくお願いします。

再開した折りには、また拙ブログをご覧いただけると、とても嬉しいです。