Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

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7月の花のアルバム ④

2022-08-27 | 
先回の続きです。7月の花のアルバム ③ 2022-08-25

先回同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。



地中海沿岸原産の帰化植物。河川敷や線路脇の空き地、高架橋の下などの荒地に生育する強健な植物です。



花は6月から10月にかけて次々と咲き、直径3cmほど。花弁は淡紫紅色で濃色の筋があります。
<ゼニアオイ(銭葵) アオイ科ゼニアオイ属> 7/20 手賀沼湖畔


夏から初秋に、槍のようにとがったピンク色の花をたくさん咲かせます。ネコの尻尾のようで風にゆらゆら揺れていたり、ちょっとロウソクの炎みたいにも見えたりします。



セロシアの別名は「ノゲイトウ(野鶏頭)」で、ケイトウの古い品種だそうです。
<セロシア ヒユ科ケイトウ属(セロシア属)> 7/19 柏の葉公園


北アメリカ原産種で、日本へは江戸時代前半に渡来しました。これから作出された園芸種がマリーゴールドの名前で流通しています。開花期が長いが、万寿菊(クジャクソウ)よりはやや短いために名付けられたものです。



この花から作出された品種は「アフリカンマリーゴールド」、コウオウソウから作出された品種は「フレンチマリーゴールド」と呼ばれ、区別されていました。現在でもその名残は残っていますが、少しずつ使われなくなっています。
<センジュギク(千寿菊) キク科コウオウソウ属> 7/1 アンデルセン公園


花そのものではなく紫やピンク、白、黄、赤に色づく苞を観賞します。暑さと乾燥に強く、日本の夏に適した性質で、長期間咲き続けます。



苞の部分はドライフラワーにしても色があせにくいため、名前のとおり、千日色が変わらないのではないかと思うほどです。
<センニチコウ(千日紅) ヒユ科センニチコウ属> 7/19 柏の葉公園


花は6~8月に咲き、茎先の径4~6cmの輪散花序に密につき、赤みを帯びた葉状の苞があります。花や葉にカンキツのベルガモットオレンジに似た甘い香りがあり、ベルガモットまたはレッドベルガモットとも呼ばれます。



花冠は長さ3cmで上下2唇に分かれ、萼とともに緋紅色です。雄しべは2個で長く突き出します。花のつく様子をタイマツに例えた名です。
<タイマツバナ(松明花) シソ科 ヤグルマハッカ属>  7/1 アンデルセン公園


台湾原産の外来植物です。8月から10月頃になると、テッポウユリに似た白い花を咲かせます。繁殖力がとても強いため、日本では雑草としても扱われます。増えすぎると日本固有種の生態を脅かす危険があるため、繁殖のしすぎには注意が必要です。



タカサゴユリの葉は細長くて松の葉に似ていますが、テッポウユリは笹の葉のようにややふくらみがあります。タカサゴユリの花の大きさは15cmから20cmほどで、テッポウユリは10cmから15cmほどです。小さいほうがテッポウユリと覚えます。



また、花びらの外側にタカサゴユリにはピンクの筋が入りますが、野生種から選別された花びらの外側が紫色を帯びない純白種もあります。テッポウユリには筋がありません。
<タカサゴユリ(高砂百合)ユリ科ユリ属>   自宅


北アメリカを中心に約37種が分布するキク科ユリアザミ属の多年草です。日本には大正時代から昭和初期にかけてリアトリスという名前で渡来しています。美しい花を咲かせることから、いくつかの種が観賞用として栽培されます。



園芸品種リアトリス・リグリスティリスの和名がタマザキキリンギク (玉咲麒麟菊)と呼ばれています。
<タマザキキリンギク (玉咲麒麟菊) キク科ユリアザミ属> 
7/1 アンデルセン公園


豪華で力強く咲く大輪種から、優雅な中輪種や可憐な小輪種、シンプルな一重咲きや変化咲きなど品種が非常に多く、大小さまざまで用途も広く、古くから親しまれてきた春植え球根です。



花名はスウェーデンの植物園園長のアンデシュ・ダール(Anders Dahl)の名前にちなみます。花姿がボタンに似ており、和名は天竺牡丹(テンジクボタン)と名づけられています。


<ダリア(天竺牡丹) キク科テンジクボタン属>  7/1 アンデルセン公園


切れ込みのある深緑色の葉に、直径1cmほどの丸いボタンのような黄色い花がよく映え、夏の花壇を鮮やかに彩ります。キク科でも舌状花がない点がヨモギに似ることから、ヨモギギクと名づけられました。



花には強い殺虫作用があり、殺虫剤やくん蒸剤、害虫防除のスプレーなどに使われます。
<タンジー(蓬菊) キク科ヨモギギク属> 7/19 柏の葉公園

とても長い期間(5月~11月)開花する多年草(宿根草)です。豊富な花色。毎年新しい色の新品種が創り出されています。花びらの色が赤、ピンクや白のものや赤と白が混じっている品種もあります。



殺菌作用や解熱の効果があるハーブティーとしても知られており、お菓子のシロップやサラダにも利用されています。


<チェリーセージ(薬用サルビア) シソ科アキギリ属>  7/1 アンデルセン公園


日本を含む東アジア原産で、畑の隅や道端で見かけることの多い雑草です。花は朝に咲き、昼にはしぼみます。朝露がよく似合い、葉に朝露が弾く姿も、花の愛らしさも夏の熱さを和らげるような涼し気な様子をしています。



和名での名前の由来は諸説ありますが、朝露を帯びながら朝咲く様子や、朝咲いて昼には萎む朝露のように儚い様子から名付けられたと言われています。
<ツユクサ ツユクサ科ツユクサ属> 7/20 手賀沼湖畔


ブルーを基調とした涼やかな花を咲かせる多年草です。草丈が高くすっと伸びた花茎に縦に連なるように、たくさんの花を咲かせます。



和名のオオヒエンソウの由来は、中国名の飛燕草(ひえんそう)によるもの。学名と同じく、距が突き出した花のフォルムがツバメが飛んでいる様子に似ているからだそうです。


<デルフィニウム(大飛燕草)キンポウゲ科・デルフィニウム属>
7/19 柏の葉公園


非常にユニークな形の花で、その品種は500種以上と言われています。さらに掛け合わせた園芸品種もあるので、とてもたくさんの品種があるということになります。南国の果物で有名なパッションフルーツもこの仲間のひとつです。



和名の由来は、大きな3つの雄しべが時計の針に見えることからきています。


<トケイソウ(時計草) トケイソウ科トケイソウ属> 7/19 柏の葉公園


オクラに似た花を咲かせることから花オクラとも呼ばれます。原産地は中国で、この植物から採取される粘液はネリと呼ばれ、和紙作りのほか、蒲鉾や蕎麦のつなぎ、漢方薬の成形などに利用されています。


<トロロアオイ アオイ科トロロアオイ属> 7/19 柏の葉公園


原産地は中国や台湾で、バラ科の中でも栽培しやすい植物です。きれいな白い花を咲かせバラ特有のよい香りがします。



名前の由来は江戸時代にさかのぼります。大阪難波の植木商人がよく中国から輸入していたため、この名前が付けられたとされます。


<ナニワイバラ(浪速茨) バラ科バラ属> 7/1 アンデルセン公園


難を転ずることにも通じるため、縁起木、厄よけ、魔よけとして古くから庭に植えられてきました。夏に咲いた白い花は徐々に赤色になり、冬になると真っ赤な果実を実らせます。


<ナンテン(南天) メギ科ナンテン属> 7/1 アンデルセン公園


花は3~5日の短命で直径3~4cmの白や赤、ピンク色の花を次々に咲かせます。花は3~5日の短命で直径3~4cmの白や赤、ピンク色の花を次々に咲かせます。初夏から晩秋まで次々に花が咲くので、花の名前になりました。


<ニチニチソウ(日日草) キョウチクトウ科ニチニチソウ属> 7/19 柏の葉公園


樹高8mほどに育つ落葉高木です。枝は横に張り、夏には羽状複葉を広げて心地よい緑陰をつくります。葉は夕方になると閉じ、その姿が眠りにつくように見えるところから名前がつきました。



6月から7月に、枝先に淡紅色の長い雄しべをもつ、繊細でかわいい花が20ほど集まって咲きます。
<ネムノキ(合歓木) マメ(ネムノキ)科ネムノキ属> 7/19 柏の葉公園


日本や朝鮮半島に自生する、バラ科のつる性落葉低木です。日本では、沖縄県以外の山や野原でみることができます。



バラの中でも生命力が強く丈夫な種類で、品種改良や貴重なバラの品種を増やすための台木として使われることでも有名です。
<ノイバラ(野茨) バラ科バラ属> 7/1 アンデルセン公園


主な開花期は夏で、垂れ下がった枝にラッパ型の花をたくさん咲かせます。花色は濃い赤オレンジ色で非常に目立つ色彩です。ひとつひとつの花は短命ですが、絶え間なく新しい花を咲かせます。



和名は、漢名の「凌霄(りょうしょう)」という名前が「ノウセウ」となまり、その後ノウゼンになったといわれています。


<ノウゼンカズラ(凌霄花) ノウゼンカズラ科ウゼンカズラ属> 
7/19 柏の葉公園


ビロードモウズイカの仲間で、たくさんの品種があり、品種によって花丈にかなり違いがあります。開花前まではロゼット状の下葉で、そこから花茎が立ち上がり5月ごろに開花します。



花は穂状の形状で下から徐々に開花し、ひとつひとつの花の寿命は短いですが、上の花が咲き終わるまでには長い期間がかかるので一輪を長く楽しむことができます。


<バーバスカム ゴマノハグサ科モウズイカ属> 7/1 アンデルセン公園

最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「7月の花のアルバム ⑤に続きます。

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (eiwa-6000-2)
2022-08-27 19:51:08
忘れた花名

Ninbu さん、こんばんは。
みん花 の頃、身近に咲いてた花、
花名を覚えたのですが、
Goo に移行後、撮影機会が減り、
大部 忘れてしまいました。

皆さんのブログで改めて見ても、
記憶に残るのも少なくなり、
老化現象を思い知らされます。

みん花には 9年前から、
Goo では 6年にもなりますから、
歳を取ってしまいましたね。
返信する
Unknown (yokomasc1390)
2022-08-27 20:51:05
ninbuさん、こんばんは。
沢山のお花を載せて下さって有難うございます。
タンジートバーバスカムは分かりませんでした。
ノイバラの次、ノウゼンカズラの話になったところで出て来る赤い花は何ですか?
グラジオラスみたいですが。
ノウゼンカズラではないですよね。
画像が違ったのでしょうか?
返信する
Unknown (ninbu)
2022-08-27 21:24:08
@eiwa-6000-2 永和さん、こんばんは。
早速のコメントありがとうございます。
私もみん花で、初めては花の名前を覚えるようになりました。
すでに1895日も花の世界に関わっています。
それにも拘わらず、未だ初心者の領域です。

ブログで、花の知識を得ようとして、このような投稿をしています。
それでも、知識が深まりません。
確かに年齢の問題もあるとは思いますが、私は花を見るセンスが無いようです。
そろそろこの世界も、卒業はできないので、中退しようかと考えています。

いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
返信する
Unknown (ninbu)
2022-08-27 21:25:41
@yokomasc1390 さざんかさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。

ご指摘の赤い花、ノウゼンカズラではありません。
間違えて挿入してしまったようです。
さっそくノウゼンカズラの花に入れ替えておきました。
いつもご指摘ありがとうございます。
とても助かっています。

それにしても、さざんかさんの花の知識量は凄いですね。
永和さんの返信にも書きましたが、私は花を見るセンスがないようです。
そろそろブログからの中退を考えています。

いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
返信する
Unknown (なつみかん)
2022-08-27 22:53:05
こんばんは~
今日のお花たち、最初の方は知ってる名前ばかりだったので、「楽勝!」と高をくくっていたら、途中で全然しらない花ばかりになりました^^;
そもそも、マリーゴールドとと思ったら、千寿菊!
まあ、アフリカンマリーゴールドの親ということなので、100%の間違いではないということで・・・
見たことがある花がほとんどですが、デルフィニウムやナニワイバラすら出てきません。
最後のバーバスカムにいたっては沈没です(笑)

特に園芸種だけの図鑑を作ってくださいませ!
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Unknown (yokomasc1390)
2022-08-27 22:58:12
ninbuさん、再度お邪魔します。
花を見るセンスが無いなんて仰らないで下さい。
こうして興味を持たれて、沢山のお花を載せて下さっているではありませんか。
私は鳥の知識もなく、高山植物も見たことが無く、知らないことだらけです。
それでも見せて頂いて少しずつ覚えようとしています。
ninbuさんも花がお好きでしょう?
ご一緒に覚えましょう。
中退は駄目です!留年しましょうよ。(^^♪
返信する
Unknown (t71127aichan)
2022-08-27 23:00:27
ninbuさん こんばんは
沢山並びましたね。やっぱり花の種類が多いです。
トケイソウ まだ育てたことは無いんですが面白い花だなぁといつも思います。
ノウゼンカズラはガクの切れ込みが浅く見えアメリカノウゼンカズラのように見えましたが・・・
チェリーセージ 可愛いねぇ。
返信する
Unknown (breezemaster)
2022-08-28 07:03:42
おはようございます^^
今回もたくさんの花を
センニチコウ、
大好きな花の一つ、この形、色、そして実際の小さな花、
見ると何か嬉しくなります。

タイマツバナ、
まさに松明のよう、そして、夏を感じる花でもありますよね

ナニワイバラ、
バラと言うと春、秋を感じますが、暑さに強いバラ、
さすが、大阪人
なんて言うと、怒られそうですが^^;

ノウゼンカズラ、
この花も、夏が来たのを感じさせてくれて、元気のある花、
今年、私の中では、例年より、
花期が長いのを感じているんですが・・・
暑さが好きなのかもですね^^

さざんかさんと違い、思いっきり細かいことですが、
次回「7月の花のアルバム ④」→⑤ですよね^^;
返信する
Unknown (ninbu)
2022-08-28 09:00:30
なつみかんさん、おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。

50音順に並べているので、偶然ポピュラーな花が続くことがありますね。
逆に、意図しなくてもなじみの薄い花が並ぶこともあります。
歩く植物図鑑のなつみかんさんでも、たまには挫折を味わうのも良いでしょう。(笑)

園芸種の花名は一般的に、学名で流通しているのが多いようです。
和名の千寿菊より、マリーゴールドの方が一般的で、少し意地悪な名前の表記でしたね。<m(__)m>

私が園芸種図鑑を作ると、間違いだらけで返品の山になりそうです。(;_:)

いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
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Unknown (ninbu)
2022-08-28 09:02:39
@yokomasc1390 さざんかさん、おはようございます。
再度の訪問とコメントをいただき、恐縮しています。

ついつい、弱音とグチを口走ってしまい申し訳ありません。
私は未だに園芸品種だけでも、初心者の領域を抜け出せないでいます。
それなのに、少しウィングを広げ過ぎてしまったと反省しています。

園芸品種はさざんか教授、山野草はしいちゃん教授、樹木系はなつみかん教授、
高山植物と鳥はshu教授、変化朝顔はkite教授、バラはリナリア教授のゼミに
訪問して教えを受けています。
結果、どれもが中途半端になってしまい、初心者の領域を抜け出せていません。

さざんかさんのアドバイスで、少し気持ちが楽になりました。
高みを狙うのでなく、私の身の丈に合ったレベルで楽しもうと思います。
温かい励ましのお言葉ありがとうございました。

いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
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