この内容は2017年10月に投稿したものに、最新の情報を加えて修正、加筆したリメイク版です。
私がいつも利用する、テニスコートのある流山市を走る流鉄線に乗ってきました。かねてより一度は乗ってみたいと思っていた、昭和のノスタルジアを感じるローカル電車です。
千葉県流山市の流山駅から、千葉県松戸市の馬橋駅まで全長6キロ足らずのミニ路線です。
<一日フリーキップ>
嬉しいことに、2023年2月現在、5年前と500円の料金は変わっていません。
東京から30分ほどの場所にありながら、路線全体で6駅しかなく、スイカやパスモも使えません。人口48万人超(2022年)の松戸市と人口21万人(2022年)と急増中の流山市を結ぶ鉄道とはとても思えません。
昭和時代を彷彿させる、のどかな風情が残るローカルムードいっぱいの路線です。
<流山線路線図>
沿線はのどかな住宅地が広がりますが、通勤電車としてそこそこ利用客があるようです。朝夕のラッシュ時間帯は通勤電車として、12~15分の間隔で運行されています。
<小金城址駅高架より馬橋方面を臨む>
流山市は人口21万人を数える都市ですが、市役所そばにある流山駅は中心駅としてはかなり寂しい雰囲気です。
実は、つくばエクスプレス開業後、「流山おおたかの森駅」に中心駅の座を実質奪われています。
流山駅は「関東の駅百選」に選ばれ、「東京近郊にありながらローカル色のある駅」が選定理由だそうです。
<流山駅(始発駅)>
現在、名実ともに流山市の中心駅となった流山おおたかの森駅。首都圏新都市鉄道のつくばエクスプレスと東武鉄道の野田線、両路線の接続駅となっています。
因みに千葉県流山市は、全国の市の中で6年連続人口増加率1位(2022年)となっているそうです。
<流山市役所>
流山おおたかの森駅の2021年度の一日平均乗降客数は32,529人で、つくばエクスプレスの駅では秋葉原駅、北千住駅に次ぐ第3位です。(因みに流鉄流山駅の一日の乗降客数は2,047人)
<流山おおたかの森駅>
首都圏近郊にありながら、流山線はICカード(スイカ、パスモ)非対応です。券売機には図入りでスイカやパスモが使えない旨が書いてあります。今後も導入予定はないそうで、その頑固さに感動してしまいます。(笑)
<切符自動販売機>
全駅に駅員が終日配置されており、今でも駅員が切符を回収します(乗車時の入鋏は省略)。今時、不便に感じますが、切符を手渡すシーンは人と人とのふれあいを感じる光景です。(^^)
<馬橋駅改札口>
車両には「流馬」「流星」「あかぎ」「若葉」「なの花」といった、異なる愛称がついています。なお「流馬」編成については2017年7月30日をもって引退しました。
しかし、2018年春、新しい色の新しい車両で再登場しました。(また、2022年12月1日より若葉号がデザインを一新して運行開始しました)
<あかぎ号>
<運賃>
運賃は初乗り130円、始発の流山から終点の馬橋まで乗っても200円とやたら安いのです。(2023年1月現在)私が心配する問題ではないが、本当にこれで採算がとれるのだろうかと思ってしまいます。
昔懐かしい、座席の区分線が付いていないベンチ型座席です。通勤時間帯ではないので、一車両(二両編成)に乗っている人も、私を含め10人未満と少ないようです。
<車内の様子>
つくばエクスプレス線が開業して以来、乗客数の減少が続いており、将来廃線の可能性もあると聞きます。
東京近郊にも、このようなノスタルジアを感じるローカル線があることは、とても素晴らしいことです。2016年、開業100年を迎えた流鉄株式会社、ぜひ頑張っていつまでも存続してほしいと願うばかりです。
昭和の風情が色濃く残る、ローカル線の流鉄流山線乗車記、いかがでしたでしょうか。
最後に、流山駅を中心とした、流鉄の概要を紹介した「たまには ノンビリ ぶらり旅」(2分32秒)。お時間があればご覧ください。(2008年8月制作で会社名も現在は流鉄株式会社に変更されています)
私がいつも利用する、テニスコートのある流山市を走る流鉄線に乗ってきました。かねてより一度は乗ってみたいと思っていた、昭和のノスタルジアを感じるローカル電車です。
千葉県流山市の流山駅から、千葉県松戸市の馬橋駅まで全長6キロ足らずのミニ路線です。
<一日フリーキップ>
嬉しいことに、2023年2月現在、5年前と500円の料金は変わっていません。
東京から30分ほどの場所にありながら、路線全体で6駅しかなく、スイカやパスモも使えません。人口48万人超(2022年)の松戸市と人口21万人(2022年)と急増中の流山市を結ぶ鉄道とはとても思えません。
昭和時代を彷彿させる、のどかな風情が残るローカルムードいっぱいの路線です。
<流山線路線図>
沿線はのどかな住宅地が広がりますが、通勤電車としてそこそこ利用客があるようです。朝夕のラッシュ時間帯は通勤電車として、12~15分の間隔で運行されています。
<小金城址駅高架より馬橋方面を臨む>
流山市は人口21万人を数える都市ですが、市役所そばにある流山駅は中心駅としてはかなり寂しい雰囲気です。
実は、つくばエクスプレス開業後、「流山おおたかの森駅」に中心駅の座を実質奪われています。
流山駅は「関東の駅百選」に選ばれ、「東京近郊にありながらローカル色のある駅」が選定理由だそうです。
<流山駅(始発駅)>
現在、名実ともに流山市の中心駅となった流山おおたかの森駅。首都圏新都市鉄道のつくばエクスプレスと東武鉄道の野田線、両路線の接続駅となっています。
因みに千葉県流山市は、全国の市の中で6年連続人口増加率1位(2022年)となっているそうです。
<流山市役所>
流山おおたかの森駅の2021年度の一日平均乗降客数は32,529人で、つくばエクスプレスの駅では秋葉原駅、北千住駅に次ぐ第3位です。(因みに流鉄流山駅の一日の乗降客数は2,047人)
<流山おおたかの森駅>
首都圏近郊にありながら、流山線はICカード(スイカ、パスモ)非対応です。券売機には図入りでスイカやパスモが使えない旨が書いてあります。今後も導入予定はないそうで、その頑固さに感動してしまいます。(笑)
<切符自動販売機>
全駅に駅員が終日配置されており、今でも駅員が切符を回収します(乗車時の入鋏は省略)。今時、不便に感じますが、切符を手渡すシーンは人と人とのふれあいを感じる光景です。(^^)
<馬橋駅改札口>
車両には「流馬」「流星」「あかぎ」「若葉」「なの花」といった、異なる愛称がついています。なお「流馬」編成については2017年7月30日をもって引退しました。
しかし、2018年春、新しい色の新しい車両で再登場しました。(また、2022年12月1日より若葉号がデザインを一新して運行開始しました)
<あかぎ号>
<運賃>
運賃は初乗り130円、始発の流山から終点の馬橋まで乗っても200円とやたら安いのです。(2023年1月現在)私が心配する問題ではないが、本当にこれで採算がとれるのだろうかと思ってしまいます。
昔懐かしい、座席の区分線が付いていないベンチ型座席です。通勤時間帯ではないので、一車両(二両編成)に乗っている人も、私を含め10人未満と少ないようです。
<車内の様子>
つくばエクスプレス線が開業して以来、乗客数の減少が続いており、将来廃線の可能性もあると聞きます。
東京近郊にも、このようなノスタルジアを感じるローカル線があることは、とても素晴らしいことです。2016年、開業100年を迎えた流鉄株式会社、ぜひ頑張っていつまでも存続してほしいと願うばかりです。
昭和の風情が色濃く残る、ローカル線の流鉄流山線乗車記、いかがでしたでしょうか。
最後に、流山駅を中心とした、流鉄の概要を紹介した「たまには ノンビリ ぶらり旅」(2分32秒)。お時間があればご覧ください。(2008年8月制作で会社名も現在は流鉄株式会社に変更されています)
流山線、名前だけは聞いたことがありましたが、そんなに都市から近い場所にあるとは知りませんでした。
名前だけ聞いて、すごい田舎の方の路線かと・・・
でも見た感じは、イメージ通りの懐かしい感じのローカル線ですね。
スイカもパスモも使えないし、導入予定もないのですね。
6駅と聞いて、和歌山県にある紀州鉄道を思い出しました。
こちらのほうは非電化で5駅なので、もっと上手のようです。
流山市は人口増加の最も多いしなのですか!!
環境が良くて住みやすい市なのでしょうね。
全国的に人口減少の傾向になっていますのにね。
電車内は、なんとなく近い感じですが、本数がかなり多い。
こちらとは何を見ても比較になりません・・。
過疎が進んで、空き家が増えて荒地が増えてで、先は短いのですが、心配になります・・。
流鉄流山線は、時々テレビで紹介されていますね。
私は乗ったことがありません。
ninbuさんはいろんなことに興味をお持ちですね。
お元気な秘訣かもしれません。
素敵なショットと解説から様子、雰囲気などが伝わってきました。
見せていただき、とてもsiawase気分です。
お互いに、刺激し合えるブログ交流、いいものですね。
応援ポチ(全)。
今でも駅員が切符を回収って、ほんとに見ない景色、
昔、駅員さんが、ぱちぱち、切符を切って、出る時、
回収、いつから見なくなったでしょう
まさに昭和を感じます。
千葉県流山市は、全国の市の中で6年連続人口増加率1位😵😵
住みやすいところなのを感じます。
そんな地域で、のんびり動いてるのを感じます。
残っていって欲しいですね!!
いつもコメントありがとうございます。
流山市(1967年当時は千葉県東葛飾郡流山町)当時は「千葉のチベット」と呼ばれるほど、開発の遅れて
いた地域だったそうです。それが2005年8月につくばエクプレスが開業してから一変しました。
流山市内だけでエクスプレスの駅が3駅もあり、人口が急増して首都圏でも人気のベッドタウンに変身
したようです。それでも流山線は地元では根強い人気のある路線として残っています。
流鉄は大手資本の傘下に無い独自路線の私鉄です。スイカ等のシステム構築費用と維持費を考えれば、
ICカードを導入するハードルが高く、今後もこのまま進むと思われます。
いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
いつもコメントありがとうございます。
流山市はSUMOの「首都圏の住みたい街ランキング」で16位(私の住む柏市は21位(;_:))と伸び率
でもダントツ1位の人気の都市です。特に子育ての支援が手厚く、近年は東京から若い人の転入者が
多いようです。
なつみかんさんのコメントにありましたが、和歌山県の紀州鉄道は「日本で一番短いローカル私鉄」
として、千葉県の流鉄は「日本で一番知名度の低い私鉄線」としてライバルですね。(笑)
年齢を重ねると、のんびり田舎で過ごしたいと思う反面、過疎が進み交通や公共福祉の弱体化で
高齢者には住みにくいので、都市部が良いのかと、悩ましいですね。
いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
いつもコメントありがとうございます。
流鉄の独自路線が有名になり、鉄道マニアのブログやマスコミに紹介されることが多いようですね。
私も特に鉄道マニアではありませんが、テニスコートのある流山市に行く機会が多く、一度は乗り
たいと思いついたわけです。千葉県には銚子電鉄が全国的に有名なようですが、私はまだ一度も
乗ったことがありません。機会があればのんびり乗ってみたいと思っています。
いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
コメントありがとうございます。
siawase12345さんのブログに登場する野鳥の写真、いつも楽しく拝見しています。
また、岐阜県美濃地方の美しい自然環境にも癒されています。
今後ともブログを通じての交流をよろしくお願いします。
いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
いつもコメントありがとうございます。
昔は駅員が切符をパチパチと切っていたんですよね。
流鉄も、乗車時の入鋏は省略されており、降車時のみ切符を回収しています。
ハサミでパチパチ入鋏する光景は見られなくなってしまいましたね。
しいちゃんのコメントにも書きましたが、流山市はSUMOの「首都圏の住みたい街ランキング」
で16位で、前年伸び率でもダントツ1位の人気の都市ですね。因みに1位は横浜市です。
凄い勢いで先進の都市化が進む流山市ではありますが、逆にこのようなローカル線は何時までも
残って欲しいですね。
いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。