冬の花の代名詞と言えばサザンカが思いつきます。先日あけぼの山農業公園を訪れたらサザンカが満開でした。その時の写真をまとめて投稿します。
サザンカといえば、童謡の「たきび」の二番の歌詞に登場することでもよく知られています。懐かしい地方の冬の情景の歌のようですが、実は東京都中野区上高田の農家が発祥の地だそうです。
懐かしい童謡「たきび」を聴きながらサザンカの花をご覧ください。
たき火 歌:AIきりたん、AI謠子(歌詞付き)
古くから庭木や生け垣として利用されてきた日本特産の花木で、暖地の林内や林縁に自生します。佐賀県神崎郡の千石山にあるサザンカの純林は自生の北限とされ、国の天然記念物に指定されています。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
サザンカは四国、九州の山中、沖縄諸島に野生し、白い花が咲きますが、本州のものは栽培品で、薄紅色を主に、さまざまな変化に富んだ色合いがあります。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
サザンカという名前は、ツバキの漢名であるサンサカ(山茶花)が転訛したものです。当初は「さんざか」と呼ばれていました。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
園芸品種が作られるようになった江戸時代初期以降は「サザンカ」として定着しました。中国名は「茶梅」で、学名も英名もサザンカ(sasanqua camellia)です。
<サザンカ(八重) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
江戸時代にはツバキほど注目されず、栽培品種は少なかったようですが、現在サザンカには300を超える品種があります。花弁の色は白、紅、桃、それらの中間色などで、絞りや斑模様の入るものがあります。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
サザンカから作出された園芸品種群のほか、カンツバキを中心に作出された品種群、ツバキとサザンカの交雑種のハルサザンカから作出された品種群も合わせて、3つの園芸品種群として扱われています。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
花期は10~12月で、枝先に花径5~8 cmの大きな5弁花をつけます。同じ科のツバキ(椿)によく似ていますが、ツバキの花は花全体が落下するのに対し、サザンカは花びらが一枚一枚散って行きます。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
花首から落ちるツバキの散り際から「首が落ちるので縁起が悪い」と武士には嫌われていたというエピソードが有名です。
<サザンカ(八重) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
花の後にできる果実は直径1.5~2センチほどの球形で、ツバキよりも小さい。翌年の花が咲く10月頃に熟すと三つに裂け、中から黒褐色の種子が三粒ほど顔を出します。
<サザンカ・犬張子 ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
種皮を除いた種子から得られるサザンカ油はツバキ油と同様に、毛髪香油や軟膏基剤に用いられます。鹿児島、宮崎県地方では古くよりサザンカの新芽を製茶して飲み、香りがよいことから、香袋としています。
<サザンカ・犬張子 ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
葉は長さ3~9センチ、幅1~3センチの長楕円形でツバキより細長く、枝から互い違いに生じます。両端が尖って縁には浅いギザギザがあり、太陽にかざしても葉脈が透けて見えない点もツバキとは異なります。
<サザンカ・犬張子 ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
木の樹皮は滑らかで灰白色だが、若木ではやや赤みを帯びます。材木としての使用は稀ですが、楽器や折尺(折り畳み式の定規)などの器具に使われることもあります。
<サザンカ・翁衣 ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
サザンカ全般の花言葉は「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」。赤いサザンカの花言葉は「謙譲」「あなたがもっとも美しい」。白いサザンカの花言葉は「愛嬌」「あなたは私の愛を退ける」。ピンクのサザンカの花言葉は「永遠の愛」。
<サザンカ・翁衣 ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
サザンカは千葉県船橋市、銚子市、東京都の江東区、杉並区、神奈川県横浜市、埼玉県川口市、桶川市をはじめ、全国で多くの市町村の花や木に制定されています。
<ユチャ(油茶) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
サザンカを題材にした楽曲では、童謡「たきび」以外に大川栄策「さざんかの宿」やSEKAI NO OWARI「サザンカ」や森進一「さざんか」などが良く知られています。
<ユチャ(油茶) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
開花時期が10月~12月と冬の花の代名詞であるサザンカは、春先になると、開花時期が12月~4月のツバキに主役の座を譲ります。
サザンカといえば、童謡の「たきび」の二番の歌詞に登場することでもよく知られています。懐かしい地方の冬の情景の歌のようですが、実は東京都中野区上高田の農家が発祥の地だそうです。
懐かしい童謡「たきび」を聴きながらサザンカの花をご覧ください。
たき火 歌:AIきりたん、AI謠子(歌詞付き)
古くから庭木や生け垣として利用されてきた日本特産の花木で、暖地の林内や林縁に自生します。佐賀県神崎郡の千石山にあるサザンカの純林は自生の北限とされ、国の天然記念物に指定されています。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
サザンカは四国、九州の山中、沖縄諸島に野生し、白い花が咲きますが、本州のものは栽培品で、薄紅色を主に、さまざまな変化に富んだ色合いがあります。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
サザンカという名前は、ツバキの漢名であるサンサカ(山茶花)が転訛したものです。当初は「さんざか」と呼ばれていました。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
園芸品種が作られるようになった江戸時代初期以降は「サザンカ」として定着しました。中国名は「茶梅」で、学名も英名もサザンカ(sasanqua camellia)です。
<サザンカ(八重) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
江戸時代にはツバキほど注目されず、栽培品種は少なかったようですが、現在サザンカには300を超える品種があります。花弁の色は白、紅、桃、それらの中間色などで、絞りや斑模様の入るものがあります。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
サザンカから作出された園芸品種群のほか、カンツバキを中心に作出された品種群、ツバキとサザンカの交雑種のハルサザンカから作出された品種群も合わせて、3つの園芸品種群として扱われています。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
花期は10~12月で、枝先に花径5~8 cmの大きな5弁花をつけます。同じ科のツバキ(椿)によく似ていますが、ツバキの花は花全体が落下するのに対し、サザンカは花びらが一枚一枚散って行きます。
<サザンカ(山茶花) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
花首から落ちるツバキの散り際から「首が落ちるので縁起が悪い」と武士には嫌われていたというエピソードが有名です。
<サザンカ(八重) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
花の後にできる果実は直径1.5~2センチほどの球形で、ツバキよりも小さい。翌年の花が咲く10月頃に熟すと三つに裂け、中から黒褐色の種子が三粒ほど顔を出します。
<サザンカ・犬張子 ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
種皮を除いた種子から得られるサザンカ油はツバキ油と同様に、毛髪香油や軟膏基剤に用いられます。鹿児島、宮崎県地方では古くよりサザンカの新芽を製茶して飲み、香りがよいことから、香袋としています。
<サザンカ・犬張子 ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
葉は長さ3~9センチ、幅1~3センチの長楕円形でツバキより細長く、枝から互い違いに生じます。両端が尖って縁には浅いギザギザがあり、太陽にかざしても葉脈が透けて見えない点もツバキとは異なります。
<サザンカ・犬張子 ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
木の樹皮は滑らかで灰白色だが、若木ではやや赤みを帯びます。材木としての使用は稀ですが、楽器や折尺(折り畳み式の定規)などの器具に使われることもあります。
<サザンカ・翁衣 ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
サザンカ全般の花言葉は「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」。赤いサザンカの花言葉は「謙譲」「あなたがもっとも美しい」。白いサザンカの花言葉は「愛嬌」「あなたは私の愛を退ける」。ピンクのサザンカの花言葉は「永遠の愛」。
<サザンカ・翁衣 ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
サザンカは千葉県船橋市、銚子市、東京都の江東区、杉並区、神奈川県横浜市、埼玉県川口市、桶川市をはじめ、全国で多くの市町村の花や木に制定されています。
<ユチャ(油茶) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
サザンカを題材にした楽曲では、童謡「たきび」以外に大川栄策「さざんかの宿」やSEKAI NO OWARI「サザンカ」や森進一「さざんか」などが良く知られています。
<ユチャ(油茶) ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園
開花時期が10月~12月と冬の花の代名詞であるサザンカは、春先になると、開花時期が12月~4月のツバキに主役の座を譲ります。
童謡さざんか 今ききました
何かなつかしいというか新鮮な木持
に成りました。
ありがとうございました。
今日は暖かい日です
来週末は雪マークです
オジャマしました
コメントありがとうございます。
童謡さざんか(たき火)、お聴きいただいたのですね。(^.^)
実は私も今回の投稿にあたり、見つけた曲なんです。
ずいぶん久し振りに聴いて、とても懐かしく思い、添付しました。
新潟県もこれからは一気に寒くなり、長い冬の季節がやってきます。
くれぐれもご自愛くださいませ。
いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
今の時期、あちこちでサザンカが咲き始めていますね。
わが家のサザンカは一番一般的な濃いピンク色ですが、まだまだ咲きそうもありません。
でもじいちゃん庭の薄いピンクのサザンカは咲き始めています。
あけぼの山農業公園にはその他にもいろいろなサザンカが咲いているのですね。
ツバキも色々な品種があって魅力的ですが、サザンカの薄手の花弁も魅力的ですね。
ちなみに、うちの母は武士でもないのに、椿は花全体がぽろりと落ちるのが嫌だと言って、サザンカの方を可愛がっていました・・・
さざんかって沢山の種類があるんですね。
色々と勉強になりました。
いまは童謡を歌う子ってあまりいないのでは?
知らない方が多いのかもね。
私はひ孫を寝かす時は童謡のオンパレード(笑)
良く寝てくれます。ピエロ
昔、さざんかと椿の違いが分かりませんでした。
種類が少し違うだけなんだと思っていましたよ^^;
そして名前が、ツバキの漢名であるサンサカからとは、
今では、日本人にさざんかって親しまれている花になっていますよね。
冬が始まる前からさざんかが、花の少ない時期を楽しませてくれていますよね^^
色の変化も楽しいです。先日薄いピンクの可愛いさざんかを見ました。
一瞬、まさか乙女椿が勘違いして咲いているなんて思っていましたが、多分さざんかの種類ですね^^;
いつもコメントありがとうございます。
晩秋から冬にかけて、花が少なくなる時期に咲くサザンカは存在感がありますね。
サザンカも品種によって、開花時期が異なり春まで咲く品種もあります。
あけぼの山農業公園のサザンカは、本来の開花時期に合わせて咲く、律儀なサザンカです。
サザンカとツバキの見分け方は、花の落ち方なのでわかり易いですよね。
でも、カンツバキやハルサザンカとの見分け方は開花時期以外によくわかりません。
なつみかんさん家のサザンカが、満開になった写真の投稿を待ってますよ~。(^.^)
いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
いつもコメントありがとうございます。
サザンカも、最近は園芸品種がたくさん開発されて種類が多くなりましたね。
カンツバキもサザンカの仲間なので、とても紛らわしい名前です。
今どきの小学生はどんな童謡を歌っているのでしょうね。
確かに昔の童謡の歌詞に出てくる光景は、今の子供たちには理解できないでしょう。
私が子供の頃、”赤とんぼ”に出てくる歌詞「おわれて見たのは いつの日か」
の「おわれて」を「追われて」と理解してました。「背中に負われて」だと知った
のは中学生になってからでした。(^^;)
ピエロさんの聡明なひ孫ちゃんは、きっと意味が分かっているのでしょうね。(^.^)
いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。
いつもコメントありがとうございます。
私もサザンカとツバキの違いがわからず、サザンカをオトメツバキと投稿した経験があります。
その時、ブロ友さんに指摘されて、初めて違いを知りました。(#^^#)
冬に咲くサザンカ、ツバキ、カンバキ、ハルサザンカ等々紛らわしい名前が多いですね。
調べたら、サザンカやツバキを歌った曲もたくさんありますね。
花の少ない時期に咲くサザンカやツバキは、冬の景色に似合い、日本人の心情にマッチして
いるからなのでしょうね。
いつも私のブログに訪問下さりありがとうございます。