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紫陽花の季節

2024-06-19 | みんなの花図鑑

梅雨時に雨を受けて咲く紫陽花の花は、梅雨の風物詩です。ブログでも各地域からの紫陽花情報が連日届きます。とても美しい紫陽花ばかりで、梅雨入り前の鬱陶しさも忘れて癒されています。

【Official】花耶『あじさい』

私もあけぼの山農業公園や近隣の紫陽花名所で、撮影してきた紫陽花の写真と共に、紫陽花について考えてみました。



<アジサイ アジサイ科アジサイ属>


アジサイの花は小さな花が集まって、丸い花の形を作っている姿がかわいらしい花です。

<ガクアジサイ「三河千鳥」 アジサイ科アジサイ属>

花のように見える部分は、花びらではなく葉が変形した萼(ガク)と呼ばれるものです。アジサイの花の構造は以下のようになっています。

<アジサイの花の構造> アジサイ情報センターより


1つの花房は、中心付近にあるような小さくて多くの数がある両性花と、その周辺に並んでいる少ない数で大きな装飾花で構成されています。

<アジサイの群生>

アジサイ(ホンアジサイ)は、日本の房総半島から四国の海岸沿いに自生するガクアジサイが改良されて誕生しました。

 

<アジサイ(ホンアジサイ) アジサイ科アジサイ属>

ホンアジサイは国内でみられる最もポピュラーなアジサイです。花序のほとんどが装飾花からなり、手まり咲きとなります。

 

<アジサイ(ホンアジサイ) アジサイ科アジサイ属>

また、ホンアジサイが西洋に渡り、大輪の見事な花を付けるように品種改良され、日本に持ち込まれたものを西洋アジサイといいます。

 

<セイヨウアジサイ 西洋アジサイ系>


一般には、ホンアジサイや西洋アジサイを単にアジサイということが多いようです。

 

<アジサイ(ホンアジサイ) アジサイ科アジサイ属>

自生しているアジサイで日本固有の代表的な品種は、ガクアジサイとヤマアジサイです。

 

<ヤマアジサイ「霊峰の雪」 アジサイ科アジサイ属>

そのほか日本原産のアジサイが海外で改良されて、逆輸入された品種も少なくありません。

 

<ヒメアジサイ「安行四季咲き」 アジサイ科アジサイ属> 

内外で新しい品種がつくり出されていて、いまでは細かく分けると約2000種類にも達しています。

 

<ガクアジサイ「潤水」 アジサイ科アジサイ属>

 

「紫陽花」がどうして”あじさい”と読めるのでしょうか?
あじさいは漢字で「紫陽花」と書きますが、どうして”あじさい”と読めるのか、私は不思議でなりません。調べてみると意外なことがわかりました。

<アジサイの群生>


昔からのあじさいの発音は「あじさい=あづさヰ」でした。「あづ」は小さいものが集まる様子を指しており、「さヰ」は「真藍(さあい)=青」を意味しています。

<アジサイの群生>


つまり、「あづさヰ」は「青い小花が集まって咲いている花」を意味しており、あじさいの見た目に当てはまる名前であるといえるのです。

<アジサイ・額咲き>


では、なぜあじさいは「紫陽花」と、書くようになったのでしょうか。あじさいを漢字で「紫陽花」と書くようになったのは、勘違いが原因だったとされています。

<アジサイ・手毬咲き>


実は、「紫陽花」という漢字を使うようになったのは平安時代の頃。源順(みなもとの したごう)という歌人兼学者が、詩で「紫陽花」と詠んだことがきっかけになったとされています。

<アジサイ・穂咲き>


源順は、中国の歌人である白楽天の詩にある「紫陽花」を、日本にあるガクアジサイと同じものだと判断して詩を詠んだそうです。

<アジサイ(ホンアジサイ) アジサイ科アジサイ属>


しかし、当時の中国にはあじさいが咲いていなかったため、実は白楽天の詩にある「紫陽花」はあじさいのことではなく、別の花だったということが後に判明したのです。(花キューピットより)


<ガクアジサイ「三河千鳥」 ガクアジサイ系>
愛知県の奥三河原産です。名前の由来は貝殻のような花弁が反り返って雄蕊が長く、千鳥の足に似ていることから。


アジサイの名所と言えば全国各地にある「アジサイ寺」を思いつきます。アジサイ寺は、日本各地に点在する境内にアジサイの花を多く植えている寺院の愛称です。梅雨時の古寺に彩りを添えるため、観光の目玉にもなるところも多いようです。

 


<ナデシコガクアジサイ(撫子顎紫陽花)ガクアジサイ系>
ガクアジサイの品種の一つで、装飾花のふちがギザギザしているのが特徴です。ナデシコの花に似ていることから、この名前がつきました。


なぜアジサイは寺院に多く植えられているのでしょうか?
私も前から疑問を持っており、調べてみました。諸説あるようですので、代表的なものをご紹介します。

 

<テマリテマリ(手鞠手鞠) 西洋アジサイ系>
てまりてまりという名前も可愛らしい西洋アジサイは、加茂花菖蒲園で交配されたオリジナル品種です。両性花はなく、装飾花のみが咲く品種です。


(理由その1)
アジサイは日本が原産国なので日本の気候・風土に馴染みやすく、また半日陰にも比較的強いことから、うっそうとした樹木に覆われた寺院の境内でもきれいな花を咲かせるからです。

 


<ヤエカシワバアジサイ(八重柏葉紫陽花) アメリカ産アジサイ自生種>
北米原産の八重花種です。Snow Queenともいわれ、花期の後半赤く色づくことがあります。ドライフラワーにも加工されます。


(理由その2)
その昔、お寺は戦いの拠点になることが多々あったので、水に恵まれていることが条件になります。つまり古いお寺は水に縁が深く、紫陽花が生育する条件が整っていたからです。

 



<ウズアジサイ(渦紫陽花) ガクアジサイ系>
ガクアジサイがウイルスに侵されたものが園芸品種として定着しました。鰐片が内側にまるまって渦を巻くように見えることに見立てた名前です。


(理由その3)
4月8日の「灌仏会(かんぶつえ)」、つまりお釈迦様の誕生日には、アマチャの行事がとりおこなわれますが、アマチャは紫陽花の変種だと言われています。

 



<エンドレスサマー ブラッシングブライド タマアジサイ系>
エンドレスサマーは、剪定次第で見事な花が繰り返し咲き、長期にわたって花を楽しめる品種です。ブラッシングブライドは白い花嫁が頬を染めるという意味です。 


(理由その4)
季節の変わり目で亡くなる人の多い6月に、仏花として簡単に調達できたためです。

 

 


<アナベル アメリカ産アジサイ自生種>
北米に自生するアメリカノリノキの変種を品種化したものです。日本のアジサイに比べると豪華ですが繊細な印象の花です。


シーボルトが愛したアジサイ
シーボルトは日本人医師の育成をする傍ら、日本の風物や植物などを世界に広く紹介したことが知られています。シーボルトは数ある植物の中でも日本の植物であるアジサイを愛したようです。

 



<アスペラ・ストリゴーザ  タマアジサイ系>
中国南部~インド北東部原産のタマアジサイの仲間です。白~白緑色の装飾花がテマリ状に咲く花序が魅惑的です。


彼の著書『日本植物誌(フローラ・ヤポニカ)』には、彼が日本で知り合った「オタキさん」という女性の名前からつけられたといわれる「Hydrangea otaksa(ハイドランジア オタクサ)」という学名でアジサイが紹介されています。

 



<ダンスパーティー ガクアジサイ系 >
2008年頃から目にするようになったガクアジサイの園芸品種です。すっきりと尖った装飾花は気品があり、貴婦人がダンスを踊っていると見立てた名前です。


ただ、アジサイの学名はシーボルトが命名する以前に「Hydrangea macrophylla (ハイドランジア マクロフィラ)」という名前で発表されていたのでオタクサの名前は認められませんでした。

 



<ハイドランジア・宵の星 ガクアジサイ系>
宵の星はガクアジサイではあるものの、株姿はヤマアジサイに似ています。一般的なガクアジサイに比べて、全体が少し繊細な造りをしていて線が細いです。


ちなみに、ハイドランジアは「水の器・水瓶(果実の形が水瓶に似ていることから)」マクロフィラは「大きな葉っぱ」という意味です。大きな葉をして、水を好むアジサイにぴったりの名前ですね。

 



<ピンクアナベル アメリカ産アジサイ自生種>
アナベルのピンクバージョンです。


アジサイはお祝いや感謝の気持ちを伝えるには不向き?

アジサイの花言葉は「移り気・浮気・冷淡・高慢」などであり、お祝いや感謝の気持ちを伝えるには不向きなように思えます。

 



<スミダノハナビ(墨田の花火) ガクアジサイ系>
スミダノハナビはサカタのタネが発売したガクアジサイの園芸品種です。周りの装飾花が八重になっており、白から次第に青色がほのかに入ります。 花火のように星形の花が飛び出すような形をしています。


しかし、アジサイには他にも花言葉があり、花の色によって花言葉も違います。
白い花:寛容
青い花:辛抱強い愛情
赤い花:元気な女性

など「母の日」にぴったりな花言葉もあり、最近ではカーネーションに代わり、アジサイの鉢植えを母の日に贈る人も増えてきているようです。

 



<ベニガク(紅額) ヤマアジサイ系>
ヤマアジサイの1変種。江戸時代の書物にも記載があり、古くから栽培されています。ガク片の先がやや尖り鋸歯が出ます。白色から日当たりで紅色に変化します。


アジサイについて最後までお読みいただきありがとうございました。


野菜や果物の漢字は難しい ⑧(最終回)

2024-06-17 | みんなの花図鑑

ブロ友さんの投稿を見ると、いろいろな野菜や果物が登場します。

大根、人参、苺などの一部の漢字はわかりますが、大半は漢字が読めないものが多く、悩むことが多々あります。

自分の無知を反省して、今回は野菜や果物の漢字表記について調べてみました。

今回は野菜や果物の漢字表記と写真のあとに読み方を表記しました。まず、写真と漢字表記を見て、読み方を考えていただけるようにしました。

 

 

 

<萌やし・糵(こうじ)>

モヤシ マメ科>

もともと萌やしは固有の名称ではなく、豆類などの種子を発芽させて育てた物の総称でした。ブロッコリーやカイワレ大根、ワラビやタケノコの新芽が該当します。現在はその成長の様子から萌やしの表記として使われるようになっています。

もうひとつが「糵」です。なかなか見かけることがない難しい文字で、こうじ・げつとも読みます。草冠の下に「𠂤・つちくれ」と「辛・しん」、1番下に米編といった成り立ちをしています。

米編の文字に分類されていて、読み方にある通りお米などを発酵させたこうじの意味も持っている文字です。元々は穀類などの種子を発芽させた物の総称を差していました。

 

 

 

 

<柚子>

<ユズ ミカン科カンキツ属>

ゆずは漢字で「柚子」と表記されます。 中国でゆずの木は「柚(ユウ)」、果実は「柚(ユ)の実(ズ)」と呼ばれます。

それが日本に入ってから「柚子(ゆうずい)」という言葉に変わり、その後「柚子」に変化したと考えられています。 また、ゆずは古来より食酢として利用されていました。

 

 

 

 

<茘枝>

<ライチ ムクロジ科レイシ属>

新鮮な生のライチは冷凍品とは比べ物にならない程香りが強く、味に深みがあります。 中国では古くは強壮剤として用いられ、またライチの種子は漢方薬の「レイシカク」として使われています。 

ライチの語源は中国語の呼び名である「茘枝(リーチー)」を音読みしたもので、属名であるレイシもこれに由来します。

 

 

 

 

<辣韮の花>

<ラッキョウ  ユリ科ネギ属>

「辣韮」の語源は、辣:刺激がある + 韮:ニラ 。「辣」は、辣油(ラー油)、麻辣(マーラー)など辛いものに使われてる漢字です。

実際らっきょうを食べてみると、ニラっぽい風味がしてそこに辛味があるのを感じると思います。

 

 

 

 

<萵苣(ちしゃ)>

<レタス  キク科アキノノゲシ属>

中国ではチシャの総称を萵苣(ウォジュ)と云い、“萵の国から伝わった苣(葉っぱ)”と云う意味の漢字を充てました。 

レタスという呼び名は英名の“lettuce”で、この英語もラテン語“lactuca”に由来し、“lac”は乳のことで、切ると乳状の粘液が出ることから連想して名付けられました。

 

 

 

 

 

<檸檬(ねいもう、どうもう)>

<レモン ミカン科ミカン属>

檸檬(ねいもう、どうもう)はミカン科ミカン属の柑橘で、インドが原産とされています。

檸檬(ねいもう、どうもう)というものは中国の生薬名で、そこに英語のlemonの音を当てて「檸檬=レモン」になったということでした。檸檬をレモンと読むのは当て字だったのです。

 

 

 

 

 

<蓮根の実>

<レンコン  スイレン科ハス属>

レンコンは漢字で「蓮(ハス)」に「根」と書くため、根の部分だと思われがちですが、実際は茎のことです。 この茎の部分に栄養がたまって膨らんだものがレンコンなんです。 

そのため食用となるこの茎の部分を「レンコン」、植物全体を「ハス」と呼ぶのが一般的とされています。

れんこんには多数の穴が空いており、先が見通せるため「将来の見通しが良くなるように」という願いが込められ、古くから縁起の良い食材とされています。 

 

 

 

 

 

<黄緑珊瑚(きみどりさんご)>

<ロマネスコ アブラナ科・アブラナ属>

日本でのロマネスコという名前は、イタリア語での呼び名である Broccolo Romanesco(ブロッコロ・ロマネスコ、ローマのブロッコリーの意)に由来します。

未成熟のつぼみと花梗が緑色のカリフラワーに似ており、その形状からサンゴに見立て「黄緑珊瑚」とも称されま

 

 

 

 

<山葵>

<ワサビ  アブラナ科ワサビ属>

ハートの形をした葉が「葵」の葉とよく似ていて、山の中の清流に生えることから「山葵」と書きます。 木の根元などに地面を占めるほど群生することからこの字が当てられました。

 

 

 

 

<蕨>

<ワラビ 蕨 ウラボシ科ワラビ属>

「蕨」の漢字の成り立ちは「艹」草冠と「厥(ケツ)」です。「厥」は縮んで曲がるという意味。若芽がそんな姿をしているところから出来た漢字のようです。

ワラビとゼンマイ、どちらも先端がくるくると巻いているイメージです。その違いはその先端部分にあります。先端が3つに分かれているのがワラビ。先端が分かれていないのがゼンマイです。



野菜や果物の漢字は難しい①~⑧ 全80品種の野菜・果物を最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 


野菜や果物の漢字は難しい!⑦

2024-06-15 | みんなの花図鑑

ブロ友さんの投稿を見ると、いろいろな野菜や果物が登場します。

大根、人参、苺などの一部の漢字はわかりますが、大半は漢字が読めないものが多く、悩むことが多々あります。

自分の無知を反省して、今回は野菜や果物の漢字表記について調べてみました。

今回は野菜や果物の漢字表記と写真のあとに読み方を表記しました。まず、写真と漢字表記を見て、読み方を考えていただけるようにしました。

 

 

 

 

<火焔菜:かえんさい>

 

<ビート ヒユ科フダンソウ属>

ビートは別名「テーブルビート」とも呼ばれ、炎のような赤い見た目から「火焔菜(かえんさい)」という和名も持っています。 ビーツの名前の由来は、ケルト語の「赤い色」という言葉が語源とされています。

 

 

 

 

<瓢箪>

 

<ヒョウタン ウリ科ユウガオ属>

瓢箪(ヒョウタン)の語源は、「瓢」がお椀、「箪」がお皿(もともとは竹でできたものを指していたようです)。

「論語」雍也編に「賢なるかな回や 一箪の食 一瓢の飲」とあり、瓢で飲み物を飲み、箪で食べ物を食べる、ということでワンセットで語られるうち、いつしか瓢を「瓢箪」と呼び習わすようになったようです。

 

 

 

 

<蕗>

 

<フキ  キク科フキ属>

形声文字(艹(艸)+路<音符>)。音符の「路」は、道の意味。「艹(くさかんむり)」と組合せ、道の傍らに自生する「ふき」の意味を表します。


 

 

 

<芽花椰菜:めはなやさい>


<ブロッコリー  アブラナ科アブラナ属>

ブロッコリーの和名「めはなやさい」に、この難しい漢字が当てはめられたようです。芽が集まって花のようになっている食べ物なので感覚的には納得です。

ただ「椰」という漢字、これは椰子の木を表す文字なので、なぜブロッコリーに使われているのか、謎は残ります…。

 

 

 

 

<糸瓜の花>

 

<ヘチマ  ウリ科ヘチマ属>

ヘチマはたわしになるほどの繊維質の実をつけるので「古くは「糸瓜」とよばれました。

やがて「い」が抜けて「と瓜」になり、「イロハ‥‥」の「ヘ」と「チ」の間にあることから「ヘチマ(へち間)」となりました。

 

 

 

 

<菠薐>

 

<ホウレンソウ  ヒユ科ホウレンソウ属>

ほうれん草はペルシア地方(現在のイラン)で栽培され、アジア、中国を経て日本に伝わったと言われています。 

「菠薐(ホウレン)」とは中国語で「ペルシア」のことであり、ペルシアからきた草ということから、「ポーレン」や「ホリン」と呼ばれ、「ほうれん」の発音に変化していったそうです。

 

 

 

 

<檬果の花:もんかの花>

 

<マンゴー  ウルシ科マンゴー属>

檬果という漢字は、マンゴーの音に似た檬=もん、果=かという中国語を当てたと言われています(諸説あり)。

 

 

 

 

<水菜>

 

<ミズナ アブラナ科アブラナ属>

「水菜」の名前の由来は、かつて肥料を使わず畑の畝(うね)に水を引いて栽培していたことによります。 

京都では「八百屋の店先に水菜が並び始めると冬も本番」といわれます。 京野菜を代表する青菜であることから、地方によっては、京菜(きょうな)とも呼ばれます。

 

 

 

<茗荷>

 

<ミョウガ  ショウガ科ショウガ属>

お釈迦様の弟子である周利槃特(しゅりはんどく)は、物忘れをする名人で、自分の名前も覚えられない人でした。

そこで釈迦は名前を書いた名荷(名札のこと)をかけさせましたが、彼はそのことさえも忘れてしまいました。 

その槃特が亡くなり、墓から生えた植物に茗荷という名前が付けられました。そこから、茗荷を食べると物忘れをすると言う俗説が生まれました。

 

 

 

 

<舐瓜:てんか>

 

<メロン ウリ科キュウリ属>

「メロン」の原産地はアフリカ・中近東・インドといわれていますが、そこを中心に西方へ伝わった品種が「メロン」、東方へ伝わった品種が「瓜」と呼ばれ広がりました。

これが、メロンが「西洋系」と「東洋系」に分かれた発端です。そういったことで、中国に伝わった東洋系のメロンが「甘味がある瓜」ということで「甜瓜」と表記されました。

メロンは果物と思っている方が多いかもしれませんが、メロンはウリ科に所属する野菜です(スイカもウリ科です)。

 

 

<野菜の漢字表記はなぜするの?>

野菜の漢字表記には、言葉の視覚的な表現だけでなく、その野菜の文化的な意味や価値、料理を通じて伝えたいメッセージをより深く理解するための一助となるという目的があります。

たとえば、生菜(サラダ)という表記を見ることで、サラダが持つ新鮮で健康的なイメージを思い出し、日本の食文化の中でのその位置を再確認することができます。

また、野菜の漢字表記には、その野菜の意味や見た目が反映されているものや、当て字にもほどがあるものなど、さまざまな由来や語源があります。

野菜を表す漢字は常用漢字表にあれば漢字で、なければひらがなで書きます。学術的な場合はカタカナで書きます。

 

「野菜の漢字表記は難しい!⑦」、10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「野菜や果物の漢字は難しい!⑧(最終回)」に続きます。

 

 

 

 

 


野菜や果物の漢字は難しい!⑥ 

2024-06-13 | 

ブロ友さんの投稿を見ると、いろいろな野菜や果物が登場します。

大根、人参、苺などの一部の漢字はわかりますが、大半は漢字が読めないものが多く、悩むことが多々あります。

自分の無知を反省して、今回は野菜や果物の漢字表記について調べてみました。

今回は野菜や果物の漢字表記と写真のあとに読み方を表記しました。まず、写真と漢字表記を見て、読み方を考えていただけるようにしました。

 

<葱>

 

<ネギ  ヒガンバナ科ネギ属>

語源は「根葱(ねぎ)」で、 ”根(ね)を食用とする 葱(き)(ネギの古名)” の意味から。

 『葱(ソウ)』は、葱(ねぎ)を表す形声文字です。漢字の足し算で覚えるならば、艹(植物)+怱(空気が突き抜ける・中空の)=葱(中空の植物。葱。ねぎ)です。

 

 

 

 

 

<鳳梨の花:あななすの花>

 

<パイナップル  パイナップル科アナナス属>

中国や台湾では「鳳梨」と書いてパイナップルを指すことから、日本でもこの難しい漢字が使われるようです。

パイナップルの頭についているグリーンの部分が鳳凰の尾羽をイメージさせることから「鳳」という文字が入るそうです。

 

 

 

 

 

<胡荽:こえんどろ>

 

<パクチー セリ科コエンドロ属>

日本へは10世紀以前に中国から渡来し、江戸時代にはポルトガル人が伝えたので、ポルトガル語のcoentroからコエンドロとよばれるようになったようです。

1990年代ごろから、エスニック料理店の増加とともに、生食する葉を指して「パクチー」(タイ語)と呼ぶことが多くなりました。

 

 

 

 

 

<甘蕉:かんしょう>

 

<バナナ  バショウ科バショウ属>

バショウ科バショウ属の植物…すなわち「芭蕉」の甘い食べ物だから、「甘蕉」=バナナです。俳聖・松尾芭蕉の家には「芭蕉」が植えられていたそうです。

 

 

 

 

 

<白菜の花>

 

<ハクサイ  アブラナ科アブラナ属>

ハクサイの語源は中国の〈白菜:パイツァイ〉をそのまま日本語読みしたものです。

葉は、お互いに抱き合うように重なり合い、大きくなるに連れて軸の白い部分が太く伸びるため日本では「白菜」と呼ばれるようになりました。

 

 

 

 

 

和蘭芹:おらんだせり>

 

<パセリ  セリ科オランダゼリ属>

パセリの和名は「オランダセリ」。このオランダという国名を表す「和蘭」に、「芹」という食べ物が合わさって「和蘭芹」となります。

 

 

 

 

 

<果物時計草:くだものとけいそう>

 

<パッションフルーツ  トケイソウ科トケイソウ属>

パッションフルーツの和名が「くだものとけいそう」だからです。トケイソウ(時計草)科の植物で果物を実らせるから「果物時計草」なのです。

ちなみに時計草の英訳がパッションフラワー、その果実ということでパッションフルーツだそうです。

 

 

 

 

 

<万寿果:まんじゅか>

 

<パパイヤ  パパイア科パパイア属>

「まんじゅか」と読んで、中国ではこの漢字でパパイヤを指すそうです。中国語で「万寿」は長寿のことで、「果」はフルーツのこと。「パパイヤ」は、長寿につながる健康的な食材といった扱いだったようです。

 

 

 

 

 

鹿尾菜>

 

<ヒジキ  ホンダワラ科ホンダワラ属>

「ひじき」を漢字で書くと鹿尾菜」。見た目が鹿の黒くて 短いしっぽに似ているところからきていると、江戸時代に書かれた「本朝食鑑」に記載されています。

 

 

 

 

 

<甘唐辛子の花

 

<ピーマン ナス科トウガラシ属>

16世紀に日本に「唐辛子」が伝わりましたが、当時の日本人の認識では「唐辛子は辛い食べ物」というものでした。

その後、明治時代になって「唐辛子」の仲間である「ピーマン」が伝わりましたが、その味が、唐辛子とは違い辛くなかったことから、「甘唐辛子」と呼ばれるようになりました。
 
同じ辛くない唐辛子で「獅子唐辛子(ししとうがらし)」がありますが、これは先端が獅子舞の顔に似ているということが由来です。現在「獅子唐辛子」は、「シシトウ」と呼ぶのが一般的になりました。 

 

 

 

 

 

<火焔菜:かえんさい>

 

<ビート  ヒユ科フダンソウ属>

ビーツは別名「テーブルビート」とも呼ばれ、炎のような赤い見た目から「火焔菜(かえんさい)」という和名も持っています。

ビーツの名前の由来は、ケルト語の「赤い色」という言葉が語源とされています。

 

 

<野菜の漢字表記はなぜするの?>

野菜の漢字表記には、言葉の視覚的な表現だけでなく、その野菜の文化的な意味や価値、料理を通じて伝えたいメッセージをより深く理解するための一助となるという目的があります。

たとえば、生菜(サラダ)という表記を見ることで、サラダが持つ新鮮で健康的なイメージを思い出し、日本の食文化の中でのその位置を再確認することができます。

また、野菜の漢字表記には、その野菜の意味や見た目が反映されているものや、当て字にもほどがあるものなど、さまざまな由来や語源があります。

野菜を表す漢字は常用漢字表にあれば漢字で、なければひらがなで書きます。学術的な場合はカタカナで書きます。

 

 

「野菜の漢字表記は難しい!⑥」、10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「野菜や果物の漢字は難しい!⑦」に続きます。


野菜や果物の漢字は難しい! ⑤

2024-06-11 | みんなの花図鑑

ブロ友さんの投稿を見ると、いろいろな野菜や果物が登場します。

大根、人参、苺などの一部の漢字はわかりますが、大半は漢字が読めないものが多く、悩むことが多々あります。

自分の無知を反省して、今回は野菜や果物の漢字表記について調べてみました。

今回は野菜や果物の漢字表記と写真のあとに読み方を表記しました。まず、写真と漢字表記を見て、読み方を考えていただけるようにしました。

 

 

<玉葱の花>

 

<タマネギ  ヒガンバナ科ネギ属>

和名であるタマネギの由来は、文字通り鱗茎が玉のように大きくなる葱のなかまという意味からきています。玉ねぎの語源は英語の(onion)、ラテン語で真珠を意味する(unio)に由来します。

 

 

 

 

<青梗菜の花>

 

<チンゲンサイ  アブラナ科アブラナ属>

様々な呼び名がありましたが、1983年に農林水産省が流通の混乱を防ぐために青軸のものを「青梗菜(ちんげんさい)」と名称統一を行いました。 梗(軸・茎)が青い菜という意味が由来です。 

軸が白いものは 「白菜(パクチョイ)」だが、「白菜(ハクサイ)」と 紛らわしいため、「広東白菜」「白梗菜」と呼ばれています。

 

 

 

 

<唐辛子>

 

<トウガラシ  ナス科トウガラシ属>

「唐辛子」の漢字は「唐から伝わった辛子」の意味ですが、歴史的に、この「唐」は漠然と「外国」を指す語とされます。

 同様に南蛮辛子(なんばんがらし)、略した南蛮という呼び方もあります。「鷹の爪」は唐辛子の総称ではなくて、一栽培品種の名です。

 

 

 

 

<冬瓜>

 

<トウガン  ウリ科トウガン属>

トウガンは夏が旬ですが漢字では「冬瓜」と書きます。名前の由来は、貯蔵性がよく冬まで保存できるからと言われています。

 

 

 

 

 

<玉蜀黍の花>

 

<トウモロコシ  イネ科トウモロコシ属>

玉(=美しい)、蜀(外国の)、黍(穀物の「きび」)、つまり、外国からやって来た玉のように美しい黍(きび)というのが、中国で「とうもろこし」を指す言葉の由来だそうです。

ちなみに日本語の「とうもろこし」は、唐の国のもろこしを語源とする和名。これに、中国での漢字表記「玉蜀黍」がそのまま当てられた食べ物ということです。

 

 

 

 

<赤茄子(あかなす)の花>

 

<トマト  ナス科ナス属>

赤茄子(あかなす)はトマトの旧称で、トマトのことを指します。 赤茄子という名前の由来は、トマトがナス科ナス属の野菜だからです。 トマトには、赤茄子のほか「珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)」という別名もあります。

 

 

 

 

<茄子の花>

 

<ナス  ナス科ナス属>

ナスは「為す」「成す」の意味で、実がよくなることに由来します。 『和名抄 (平安時代中期に作られた辞書)』では「茄子は、中酸実 (なすび)の義なり、その実少しく酸味あればなり」という説を紹介しています。

 

 

 

 

<韮の花>

 

<ニラ ヒガンバナ科ネギ属>

古名はカミラ(加美良:古事記)、コミラ(古美良:本草和名)、ククミラ(久君美良:万葉集)と云われていました。

また、ニンニクの古名の“オオミラ”に対してニラを“コミラ”と称していたようで、これらの呼び名が簡略され“ミラ”となり、それが転訛して“ニラ”となりました。

 

 

 

 

<人参の花>

 

<ニンジン  セリ科ニンジン属>

ニンジンは漢字で書くと「人参」ですが、もともと日本でニンジンと呼ばれていたのは、漢方薬の「朝鮮人参」のことでした。

 朝鮮人参は根が分かれて、「人」の形のようであったので、「人参」という名前になったといわれています。

 

 

 

 

<大蒜・忍辱>

 

<ニンニク  ヒガンバナ科ネギ属>

「大蒜」は中国から伝わりましたが、中国での読み方の「大蒜(タースアン)」と呼んでいたといわれます。

日本名のニンニクの語源ですが、二つの有力説があります。 一つは、その強い匂いからきたという説で、ニホヒニクム(匂悪・匂憎)が縮まってニンニクになったとするものです。 

もうひとつは、がまん(忍辱)という仏教用語から出たとするもので、こちらが通説になっているようです。

 

 

<野菜の漢字表記はなぜするの?>

野菜の漢字表記には、言葉の視覚的な表現だけでなく、その野菜の文化的な意味や価値、料理を通じて伝えたいメッセージをより深く理解するための一助となるという目的があります。

たとえば、生菜(サラダ)という表記を見ることで、サラダが持つ新鮮で健康的なイメージを思い出し、日本の食文化の中でのその位置を再確認することができます。

また、野菜の漢字表記には、その野菜の意味や見た目が反映されているものや、当て字にもほどがあるものなど、さまざまな由来や語源があります。

野菜を表す漢字は常用漢字表にあれば漢字で、なければひらがなで書きます。学術的な場合はカタカナで書きます。

 

 

「野菜の漢字表記は難しい!⑤」、10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「野菜や果物の漢字は難しい!⑥」に続きます。


野菜や果物の漢字は難しい!④

2024-06-07 | みんなの花図鑑

ブロ友さんの投稿を見ると、いろいろな野菜や果物が登場します。

大根、人参、苺などの一部の漢字はわかりますが、大半は漢字が読めないものが多く、悩むことが多々あります。

自分の無知を反省して、今回は野菜や果物の漢字表記について調べてみました。

今回は野菜や果物の漢字表記と写真のあとに読み方を表記しました。まず、写真と漢字表記を見て、読み方を考えていただけるようにしました。

 

<馬鈴薯の花>


<ジャガイモ ナス科ナス属>

諸説ありますが「馬鈴薯」は中国から伝わってきた呼び方で、じゃがいもの形が「馬につける鈴」の見た目によく似ていたことから、この名で呼ばれるようになったのだそうです。

また、じゃがいもは、17世紀の初めに、ジャカルタを経由して日本へ伝わりました。「ジャカルタから来たいも=じゃがたらいも」がなまって「じゃがいも」になったとも言われています。

 

 

 

 

 

<生姜の花>

 

<ショウガ  ヒルガオ科サツマイモ属>

大陸からミョウガとともに持ち込まれました。 その際、香りの強いほうを「兄香(せのか)」、弱いほうを「妹香(めのか)」と呼びました。

「せのか」→「せーのが」→「しょうが」。「めのか」→「めよが」→「みょうが」に転じたと言う事です。

 

 

 

 

 

<西瓜の花>

 

<スイカ  ウリ科スイカ属>

「西瓜」の漢字は中国語の西瓜(北京語:シーグァ)に由来し、「すいか」という日本語発音も広東語の「サイクワァ」が訛り転化したものです。 中国の西方(中央アジア)から伝来した瓜とされるため、この名称がつきました。

 

 

 

 

 

<清正人参の花>

 

<セロリ  セリ科オランダミツバ属>

加藤清正という人が日本にセロリを持ち帰ってきたことから「清正人参(きよまさにんじん)」とも呼ばれているのだそうです。(諸説あり)

 

 

 

 

 

<薇>

 

<ゼンマイ  ゼンマイ科ゼンマイ属>

名前は「銭巻き」に由来し、渦巻き状のかたちを「銭」にたとえたものです。

 

 

 

 

 

<空豆・蚕豆の花>

 

<ソラマメ  マメ科ソラマメ属>

ソラマメは『蚕豆』や『空豆』と書かれていたりします。 『蚕豆』の方は、さやが蚕のまゆに似ているから、『空豆』はさやが空に向かって実るから・・・と言われているそうです。

 

 

 

 

 

<如月菜(きさらぎな)の花>

 

<タアサイ アブラナ科アブラナ属>

「如月菜(きさらぎな)」の葉っぱが最初に日本に入ってきたのは、1940年ごろ。2月ごろに収穫が多いので「如月菜」と名づけられ、関東北部から東北南部に定着しました。

 

 

 

 


<大根の花>


 

<ダイコン  アブラナ科ダイコン属>

日本最古の正史である「日本書紀」には、「於朋花(おほね)」の名で記され、その言葉が大根(おおね)に転じ、さらに音読みとなって現在の「だいこん」と呼ばれるようになったのが名前の由来です。

 

 

 

 

 

<大豆の花>

 

<ダイズ  マメ科ダイズ属>

だいずは漢字で「大豆」と書きます。 大豆より大きい豆は他にもありますが、日本でこの名がついたのは『大いなる豆』の意味からのようです。

ここでいう「大いなる」は一番大切という意味で、昔の日本では、一番最初に生まれた女の子に「大姫(おおひめ)」と名付けるのと同じく、一番目の豆として「大豆」と呼ばれたと言われています。

 

 

 

 

 

<筍>

 

<タケノコ  イネ科タケ亜科タケ類>

「筍(たけのこ)」という漢字は、“竹かんむり”と“旬”の字でできています。「一旬」という言葉があり、これには「10日間」という意味があります。

そんなところから「筍」という漢字は、「一旬で竹になる」という言葉が由来とされています。

「筍」という字は、一旬(いちじゅん、10日間)で竹になることが由来といわれています。

 

 

 

<野菜の漢字表記はなぜするの?>

野菜の漢字表記には、言葉の視覚的な表現だけでなく、その野菜の文化的な意味や価値、料理を通じて伝えたいメッセージをより深く理解するための一助となるという目的があります。

たとえば、生菜(サラダ)という表記を見ることで、サラダが持つ新鮮で健康的なイメージを思い出し、日本の食文化の中でのその位置を再確認することができます。

また、野菜の漢字表記には、その野菜の意味や見た目が反映されているものや、当て字にもほどがあるものなど、さまざまな由来や語源があります。

野菜を表す漢字は常用漢字表にあれば漢字で、なければひらがなで書きます。学術的な場合はカタカナで書きます。

 

「野菜の漢字表記は難しい!④」、10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「野菜や果物の漢字は難しい!⑤」に続きます。


ブログ歴4年の振り返り

2024-06-02 | 日記

私は8年前の2016年3月から始めたみんなの花図鑑を経て、2017年6月にブログのスタートをし、現在に至っています。途中3年ほどの休止期間がありますので、実質4年のブログ歴になります。

<クレマチス・アンドロメダ> 5/2 つくば実験植物園

普段、何気なく見過ごしていた花や風景、それに出来事でもブログに書けるかもしれないと考えると、見方や受け取り方が変わってくるものです。

<クレマチス・胡蝶> 5/2 つくば実験植物園

さらに、記事に書くために視点を変えたり、深く掘り下げたり、他と結びつけたりすることで頭の体操にもなり、ブログはとても優れたツールだと思っています。

<クレマチス・コロナ> 5/2 つくば実験植物園

また、ブロ友さんの記事を見る事により、自分の知らなかった世界の出来事や、物事の見方や考え方を知り、技術・手法や知見を深められるメリットもあります。

<クレマチス・源氏車> 5/2 つくば実験植物園

4年もの長い間ブログを続けてこられたのも、ブロ友さんからの学びに加え、多くのリアクションやコメントを頂けたからと感謝しております。

<クレマチス・天塩> 5/2 つくば実験植物園

反面、知らず知らずのうちに他のブロ友さんのブログのレベルの高さに追いつこうと、私自身のスキルを顧みず、少し背伸びをしすぎたような気がします。

<クレマチス・桜貝> 5/2 つくば実験植物園

日常の行動記録や花だけの世界でなく、取り上げるジャンルも絞り切れず、ずいぶん間口を広げてしまいました。

<クレマチス・面白> 5/2 つくば実験植物園

また、本来は日常の行動記録や、出会った花の記録として楽しむつもりが、いつの頃からか、ブログに投稿することが目的化してしまいました。

<クレマチス グリーン・パッション> 5/2 つくば実験植物園

私のブログは週2回ほどの投稿間隔ですが、撮影した写真の整理やブログ作成、ブログの巡回など、それなりの時間をかけています。

<クレマチス・美佐世> 5/2 つくば実験植物園

それに加え、健康維持のため週4回のテニスや、週1回の卓球などのスポーツも続けています。

<クレマチス・カザグルマ> 5/2 つくば実験植物園

人生の終盤を迎える中、今までのやり方でブログを続けていると、健康維持のためのスポーツや大切な家族との生活、終活のための活動にかける時間が疎かになる不安もあります。

<クレマチス・センニンソウ> 5/2 つくば実験植物園

今後は家族との生活、健康維持のためのスポーツ、終活のための時間を大切にしながら、自分の身の丈に合ったスタンスで、引き続きブログを続けていこうと思います。

<クレマチス・ソルダルノシチ> 5/2 つくば実験植物園

今後は、投稿間隔やリアクション数、フォロワー数なども気にすることなく、マイペースでブログに関わっていこうと考えています

<クレマチス・ジリアンブレイズ> 5/2 つくば実験植物園

そのために、今回から他の多くのブロ友さんがしておられるように、ブログのリアクションボタンを非表示にしました。

<クレマチス・ともしび> 5/2 つくば実験植物園

これまで私のブログに訪問され、リアクションやコメントをいただいた皆様には心より感謝申し上げます。

<クレマチス・ネリーモーザ> 5/2 つくば実験植物園

今後のブログは、撮った写真の整理ができた時や、思い立った時に自分の想いを気ままに綴ってみようと思います。

<クレマチス・銀河> 5/2 つくば実験植物園

私のブログの更新も不定期で、投稿間隔が長くなるかもしれません。私のブログ投稿に気づかれた折にでも、覗いていただけたら幸いです。

<クレマチス・ビーズジュビリー> 5/2 つくば実験植物園

ブロ友のみなさんのところには、これからも訪問させていただこうと思いますが、訪問間隔が不定期になることをお許しください。