登山日:2011/7/3
山名:ペンケヌーシ岳
標高:1,750m
場所:日高
コース:パンケヌーシ川六の沢コース
標高差:649m
ガイド標準時間:登り2時間20分 下り1時間50分 計4時間10分
ガイド評点:60点(中級)
札幌発:4:02
登山口着:7:11
出発:7:21
山頂:9:53
所要時間:2:32
駐車場着:12:22
登山時間:5:01
なぜペンケヌーシ岳に登ろうと思ったのか記憶にないが
おそらく日高自体が憧れであり、比較的単独初心者でも楽しく高山気分で登れそうと思ったことと、滝が見れること
そして日高山脈では唯一のコマクサ自生地だから見てみたい が動機だと思う。
ペンケヌーシは地理的に北日高に当たるので日勝峠を目指す
久しぶりに「日高道の駅」へ
道東道の有料化により以前の賑やかさを取り戻しつつある
さてまずは日勝峠に向かう
途中の右手、牧場へ向かう舗装道路が登山口への入り口だが
気づかずやり過ごしてしまい途中で気づき戻って見つけた。
途中から砂利になるが路面は走りやすい
中ほどでチロロ岳登山口があった。
登山としてはチロロ岳のほうが人気があるのかも
すでに2台の車あり。
やがて段々と道は荒れて崩壊やがけ崩れをかわしながら
約20キロほどで駐車場に到着
さすがに登山口まで緊張の運転が続いた。
車は1台で 正面に轟音とともに滝の一部が見えている
記帳しロープをくぐってすぐ滝の前に立つ
滝の撮影をして登山のスタートだがノートの記録では私の前に
単独男性が1時間半前に出発している
やはり初めての山で誰か先行者がいるとほっとするよ。
登山道はこの滝を大きく迂回してから滝上を渡渉する
前回の赤岳では時期が早すぎ花の種類は少なかったが
いきなり朝露に濡れたミヤマスミレの群落から。
ムラサキヤシオツツジ
滝上流の橋は落ちていたが問題なく渡る
やはりここも残雪が多く、通常の沢ルートを少し行ってから
迂回ルートに入った
*現在のルートは不明
ここにもキバナコマノツメ
ミヤマハンショウヅルやノビネチドリもあるねぇ
迂回ルートは面白みが無いが花が慰めてくれた。
途中、芽室岳、ルベシベ岳が綺麗に見えるポイントがあった
迂回ルートと沢の合流地点に上から落ちる沢がありマークがあった
ここから登っていくのだ
さあ気合入れていこう
沢登りと言っても巻き道がしっかり着いており沢に沿って
登るという感じで登山靴で十分だった。
途中で白いショウジョウバカマを初見した
紫だけかと思ったら・・・もしかしてこれから色が着くのかな?
イチゲなど巻道にも花がある
源頭に近づくとぽっかりと開け、第一のお花畑に
まだ時期的に早く花はない 稜線まであとふた頑張りのところか
面倒なので上部の雪渓を両手を使い直登する
雪渓を登りきり振り返ると左に「芽室岳」
右寄りに「ルベシベ岳」が綺麗に
今日は天気が良くてよかった!
やっと稜線に出たとたん山頂手前のピークがくっきりときれいだ
この近辺のお花畑はまだ早くて雪ばかりで何もない
と思ったら、ここから次々と・・・
まずは今年初見のエゾノツガザクラ
淡いピンクがいいアクセントになっている
続いて日高地方に多い ケエゾキスミレ
結構大柄だね
これは珍しいか?
シラネアオイの白花の群落
花畑の斜面なので近くに寄りません
山頂までに岩場もありミヤマダイコンソウやイワウメがいっぱい
他にもチシマキンレイカがツボミでもう少し
稜線から岩場と、いい感じでそこでの場所で花が見れる
頂上まではウラジロナナカマド、イソツツジの群落の中を歩く
非常に気持ちよく頂上へ
標識の左にポッカリと芦別岳が雲海から顔を出す
こちらは夕張岳
山頂からの展望を・・・
左から富良野岳~十勝連山から薄くトムラウシ山まで
トムラウシは肉眼では雲海の上に綺麗に見えたのです
日高方面を・・・
稜線上のポコを越えて右から双峰のチロロ岳 左奥に100名山の幌尻岳が薄く見える
奥側、右に幌尻岳~三角が1967峰~ピパイロ岳、間が空いて伏見岳~十勝幌尻岳
伏見岳の奥に大きな十勝幌尻岳。
いずれにしても素晴らしい景観だ!
降りるのが名残惜しい
しかし帰途も時間がかかるので、後ろ髪をひかれながら下山へ
再び岩場に戻ってくるとコマクサを発見
コマクサは日高山脈で唯一ここにしかないと言われている
お花畑が全然見れなかったので期待薄だったが
ツボミで満足 撮影出来て本当に良かった!
大雪のような大きな群落ではなく
ただただ登山者のマナーと盗掘からなんとか
しなければいけないくらいの株数だったと思うが
イワヒゲやピンクがかったイワウメも可愛い
残雪は固い箇所もあり注意しながら降りる
沢も下りはより慎重に
迂回ルートとの合流地点
ここまでくれば後は作業道的な道を下るだけだ
最後の沢で最後の花はウズラバハクサンチドリ
無事に駐車場へ到着 まずは林道を慎重に戻り274号線まで出れば一本道だ
沢伝いに登り降りるのは初めての経験であり、いい山登りで終始した。
やがて沢を詰めて源頭から山頂へ?
なんて時がくるかも知れないがなんとなく雰囲気だけは味わえたねぇ
素晴らしい天気と景観、コマクサと登山者との会話
ペンケヌーシ岳、思い出に残る いい山行であった。
7月3日訪問
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