議連総会で明らかに
現在荒川区(東電の借地)にある東京女子医大東医療センターは、その返還時期が迫り、施設の老朽化などで、移転を余儀なくされる中、足立区に移転することを正式決定。先月末(12月28日)、足立区の大学病院誘致促進議員連盟総会が開催され、現状報告が行われました。その内容をお伝えします。
【所在地等】
江北4丁目1247番地2外
27644㎡ 500床
【都有地の取得とスケジュール】
都営住宅跡は都有地です。東京都からの打診を受けて、区が今月初旬に「買受申請書」を提出しました。これを受けて東京都公有財産運用委員会が今月開催され、足立区への売却方針を決定後、都財産価格審議会を経て売払い価格を決定する予定、今年度末(3月)に土地売買契約(仮契約)に向けて取り組んでいます。区の所有地となったのちに、大学側に区が用地を貸し付けて、工事に入る予定です。
【大学病院予定地の工事等について】
●現在地下埋設コンクリート構造物の撤去工事を行っており、2月半ばに終了する予定です。
●災害拠点中核病院は、免震構造が必要となり、国の補助もあります。そのために地質調査(ボーリング調査)を行って、地耐力等の調査・分析を今年度中に行います。
【江北駅から病院予定地までの道路アクセスの取り組みについて】
江北駅からの直線距離は近いのですが、道路が狭く危険なため、歩行者の安全と自動車運転者からの視距確保のために道路拡幅に取り組みます。とりわけ狭い西側は優先して道路拡幅を行うとしています。
【建物等の配置構想について】
今回初めて建物等の配置構造が明らかになりました。駐車場は360台を予定、出入口は江北駅側と東側の2か所、学校とあるのは看護学校。救急車は万が一の水害時を想定して2階に直接入れるように想定しています。遅くとも今年の夏までに配置構想を確定する予定です。地域住民の方々は説明会を要望しています。住民への説明も急がれます。