クーラー設置を求める
今年2月に行われた第一回定例区議会で私は、旧本木東小跡地についての文書質問を行い、「昨年の台風19号の教訓から、区内すべての避難所となる小・中学校の体育館には7月までにクーラーが設置される。であるならば、この旧本木東小学校も避難所という位置づけをした以上、クーラーを設置するべきではないか」と求めました。
これに対し区は「今後の利用活用の一つの考え方として、校舎を解体して新しい施設を建てるということも想定されるので、クーラーの設置は考えていない。熱中症対策については、扇風機やスポットクーラーなどによる対応を検討している」と回答したのです。
扇風機やスポットクーラーで、避難所の熱中症対策になるのでしょうか?
工事が始まるのに
5月から予定されていた工事はコロナの影響で止まっていましたが、いよいよ6月中旬から旧本木東小避難所復旧工事が始まります。
お知らせ掲示板が現地に張り出され、周辺住民にチラシも配られましたが、クーラー設置の予算はついておらず予定もありません。
旧本木東小跡地は「学校ではない」からクーラーの設置は行わないと区は言いますが、「住民の命を守る避難所」にクーラーが設置されないというのは昨年の避難体験から見ても大変危険なことです。
クーラー設置は命を守ること
地球温暖化、台風の大雨化、新型コロナウイルスなどに備えて、国も自治体も地域も避難所の対策を真剣に考えなくてはならない、待ったなしの状況なのに、避難所にクーラーがないということでは住民の命を守ることは出来ません。クーラー設置こそ、台風19号の時の教訓だったのではないでしょうか?だからこそ区も今年7月までに避難所となる学校の体育館全てにクーラー設置を決めたはずなのに、なぜ旧本木東小の避難所にはクーラーがつかないのでしょうか?
これでは旧本木東小に避難した住民の命を守る事が出来ません。
地元住民の声を聞いて
また区は「避難所以外の跡地の具体的な利活用方針は未だ定まってないが、利活用を検討する際には、地元のご意見・ご要望を前提に」と回答しています。
今の住民の意見・要望は工事が始まるこの時期に喫緊の課題として、旧本木東小避難所に扇風機やスポットクーラーなどではないクーラーの設置を行って欲しいということです。区
は住民の声を聞くべきです。