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ライク・ア・ローリングストーンなブログマガジン「マンフラ」

チェリーボーイの夢でアン・マーグレット

2008年08月01日 | 音楽
 北欧出身の女優というとイングリッド・バーグマン、グレタ・ガルボなどが有名だが、アン・マーグレットもスウェーデン出身。実は、中学生の頃、結構アン・マーグレットが好きだった。その頃観た「バイ・バイ・バーディー」、この映画はエルヴィスの入隊がモチーフになってつくられた映画だが、このアン・マーグレットはよかった。映画の中で歌われる「バイ・バイ・バーディー」「ワン・ボーイ」なども、どこか胸がキュンとなる青春ポップスで忘れがたい。そもそも「ラスベガス万才」では、人気絶頂のエルヴィスと唯一競演できた女優で、「セクシー・ダイナマイト」といった映画に出演するなど、ブロンドのセックスシンボル的な人気だったので、ヤンキー娘とばかり思っていたのだ。

 実際、中学時代の夢の中に、なぜか水着姿のアン・マーグレットが出てきて、田舎のチェリー・ボーイは思わずイッてしまったこともあった。それゆえ、お世話になった忘れられない女優なのだが、北欧出身と知ったのは後のことで、その頃、アン・マーグレットは、マイク・ニコルズの「愛の狩人」などに出るようになっていた。

 さて、アン・マーグレット20歳のときRCAからリリースした「オン・ザ・ウェイ・アップ」は、RCA美女ジャズシリーズとでも言うのだろうか、なんといってもこの内容で1,000円という価格がすばらしい。アルバムは、「Fever」など前半アップテンポのロックン・ロールナンバー、後半は「Moon River」などバラードという構成。アン・マーグレットって、こんなに歌がうまかったっけというくらいキュートで、甘酸っぱいあの頃の思い出に浸ってしまうのだった。

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