ちゅう年マンデーフライデー

ライク・ア・ローリングストーンなブログマガジン「マンフラ」

シブヤで風流な土左衛門「オフィーリア」に会う

2008年10月17日 | 絵画
 渋谷のBUNKAMURAミュージアムで開催の「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」に、3連休の中日に行ったところ結構な混み具合。お目当ては、風流な土左衛門こと「オフィーリア」を観ることだったので、改めてその美しさに接し、ひとまず満足して帰ってきたのだった。

 収穫は、これもかの漱石がテートギャラリーで鑑賞したという「遍歴の騎士」。ミレイ唯一の裸婦像だが、大木に縛り付けられた裸婦の縄を解く遍歴の騎士、すなわちドン・キホーテか。諸国を放浪する彷徨える浪人者なわけだが、この裸婦像がなかなかエロい。豊満な体についた縄の跡、からだの左側を曝け出すように傾いた体の右側に流れる、波打つ長い髪。その無防備な姿はゾクッとさせられる。

 ミレイのモデルたちは、清楚にたたずんでいてもどこかMな雰囲気を漂わせている。無防備な少女たちはロリ男を刺激してやまないだろう。20世紀初頭のロンドンで明治人の漱石は、この官能的な裸婦像に何をみたのだろうか。漱石は帰国後日本の画壇で起きた裸婦像論争で、裸婦像擁護派だったわけだし、「草枕」では、宿の未亡人那美さんが、風呂場の湯煙の中に現れるその裸像を描こうと試みた。もちろん僕も裸婦擁護派だが、ところで、「草枕」を映画化するとしたら那美さんは誰が演じるべきだろうか。

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