武遊伝~リスタート編~

FKさんの想いを勝手に引き継ぐべく、再スタート。クヨクヨしてても始まらない。あの人の分まで楽しさ追究して、青い空探しに!

整備に必要な道具

2022年05月05日 | 山輪舎

これから走るだけでなく、トレイルの維持、管理もやっていきたいと考えてる方。

整備(トレイルのね、自転車じゃないよ)のための道具のお話も少しずつ。

 

まず、揃えてほしいのは(今回からのネタは、妙音山開拓を中心据えてお話しします)、

 

鎌ですが、写真用に若干、鉈(ナタ)にも近いような鉈鎌(ナタガマ)というタイプ。

これは、荒れてしまった場所では、地面から素直に生えそろっている植物ばかりではなく、高木からおちた枝などがあったり、

 

また、一番厄介なのが、ツタやカズラといわれる、ロープのように縦横無尽に這いまわっている植物。

これを切る時、また手繰り寄せるときに、この刃の部分が鎌よりも長く、先端の手前の剃り具合でひっかけやすくなります。

 

どの方向(左右)からでも切りやすい、両刃をお勧めします。

 

写真にはないですが、腰ベルトに吊るせる鞘があると便利です。

 

そして、

 

 

鋸(ノコギリ)です。

言わずもがな、木を切る道具ですが、大径木をきるのは、チェンソーなどの機械に任せればいいのですが、

腕の太さくらいなら、手鋸で十分対応できます。というか、大径木の伐倒は危険を伴うで、素人さんはしちゃいけないと思います。

 

鋸を買う上でのおすすめポイントは、

① 写真のように、鞘(サヤ)に収められるもの。

 折り畳み式のもありますが、連続した作業となると折りたたむ作業が無駄になってきますし、ある程度時間がたってくると煩わしくなってきます。

 こういう、ちょっとした手間を考えておくと、楽ではない作業も、心持ち、楽に進められますし、何よりも安全に進められます。

 ※ 僕が折り畳み式を携行するときは、ライド中、ザックに入れておいて、気づいたらちょっと切る、というときには使います。

 

② 腰(ベルトに通す)から吊り下げられるもの。

 ①にも関わりますが、伐っては、納め。納めては、また取り出し、伐るという連続した動作には、やはり腰から吊り下げた鞘に出し入れする方が便利です。

 ずっと、手に持ったままだと、それこそ、転んだり、ちょっと両手を使いたいという場面で、どこかに置いておかないといけなくなります。紛失の原因にもなります。

 

③ 長さは、体格、体力的な物にもよりますが、好んで使うのは270㎝前後です。最近は、かなり長いものも出てきますが、②のように腰にぶら下げておくので、

 しゃがんだりしたときに、鞘が地面にあたって、突っ張ってしまったりとか、なんやかんやで邪魔くさく感じてしまう場面があります。

 そうしたときに、270㎜くらいであれば、鞘が草木にからんでも、取り外ししやすい気がします。

 

長くなりましたが、長年、取り組んできた感想も加えてみました。

 

今回の最後ですが、妙音山の整備にかかり、数度、調査のために訪れていますが、かなり道の崩落が起きています。

地質は、レキというのでしょうが、岩、石と土が混ざった地質です。

そのため、トレイルを均すために、鍬(クワ)ではすぐに道具を傷めてしまうことになり、また、到底、作業も捗らないでしょう。

 

そこで、

 

バチ鍬(クワ)をお勧めします。

ちょっと分かりづらいかもしれませんが、タケノコ堀にも使う道具なので、刃の部分が厚いです。

石や、また岩を引っかけて引っ張ったりする作業では、かなり威力を発揮します。

 

これがあると随分、助かる道具です。

 

 

あと、山整備になるので、基本的な恰好などについては、各自で考えてご準備ください、

一般的な除草作業などを考えてもらえれば、軍手だったり、長そで、長ズボンの衣服であったりと。

 

安くはない道具ですが、長くMTBライフを楽しんでいくための、自転車専用工具の一つに加えてもらえたらと思います。


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