『言語』篇に続き、今回は『ボクの知らない世界』篇です(笑)
例えば『助六寿司』の『助六』とは『あげまき』の恋人
だから、いなり寿司と巻き寿司がセットになると
『助六』と呼ばれる…なんてことは
知らなくても、お寿司の味に変わりはないんだけど(笑)
知っていると、昔の人は粋なセンスをしてたんだなあと
ちょっと口の端が弛む程度には味わいが増す訳です(笑)
ちなみに…甲斐さんは、おいなりさんより
巻き寿司の方がお好きらしい(笑)
一方で『ゆびきりげんまん♪』って聞くと
無邪気な子供の様子が目に浮かび、微笑ましい気分になりますが
そのルーツは、江戸時代に遡り
『嘘ついたら針千本のます』の後に
『死んだらゴメン』と続けていたとか
『げんこ』で1万回叩く制裁を意味する『げんまん』は
後世につけ足されたとか諸説あるんだけど
要は、口約束であっても死なない限り守り抜くという決意表明で
約束を守らないと人の道にそむくことになると
子供に悟らせようとしたんじゃないかと言われてます
…が、何故『ゆびきり』をすれば
約束を果たすと誓ったことになるのか?
その元は、遊女が客の心を掴んで離さないよう
『相思相愛の仲』であるとの証を立てるために
小指の第一関節から先を切り(汗)
客に貢いで義理立てしたのが始まりなんだとか…
断髪や爪はがし(汗)なら取り返しがつくけれど
指は…といった意味で、数々の手練手管の中でも
とびっきりの必殺技とされていたらしく
『迷うなら止めるべし』という
遊女に真剣になり過ぎることを戒め
仮想恋愛を粋に楽しむルールがあったようです
実際には、墓場から小指を失敬して来たり(汗)
それらしい細工物を作ったりしていたみたいだけど(苦笑)
遊女が小指に巻いた偽りの包帯を剥がして
傷口を確かめる無粋な客はいなかったんだとか…(笑)
粋だねぇ、イナセだねぇ…と思う反面
女性の『お願い!約束よ!』という『ゆびきり』は
男性に対して『涙』にも劣らないくらいの『武器』になるなあと
少しコワイ気もしないでもアリマセン(苦笑)
余談ですが…昔のいわゆる『玄人』の女性は
『耳の後ろを磨く』のが常識とされ
『素人』にはない清潔さを保っていたそうだけど
耳裏は衣服に覆われることが少なく
加齢臭を発しやすい場所でもあり
非常に理にかなった習慣らしい(笑)
ともあれ、他にも『ダンディ』には
『間抜け』という意味があるとか(笑)
『プラトニック・ラブ』は『男色』を指すとか(苦笑)
『知る・知らない』で物事の見方が変わる程度ならいいけど
『知らない』と対処できずに戸惑ってしまったり
恥をかいたりということも起こり得る訳で
例えば、外国人が歌舞伎を鑑賞すると
あの『中村屋!』『高麗屋!』といった『掛け声』に驚くそうだ(笑)
逆に映画館では、静か過ぎて不審がられるみたいですが…(苦笑)
海外でもクラシック音楽やバレエ等の古典芸能を始め
舞台演劇やミュージカル、時に映画でも
『ブラボー!』の声はかかるものの
こちらは、最後にかかるのが一般的なのに対して
歌舞伎の場合は『見せ場』などの要所で
掛け声がかからないと締まらない…というより
もはやそれも構成要素の一つであり
『掛け声名人』には『木戸御免』と呼ばれる
入場料免除の待遇が与えられるらしい
その場に相応しい声を出すには、間合いをはかることはもちろん
役者さんの気持ちや流れている音楽にも
気を配らなければならないでしょうし
そのためには、長唄を聴き込んだり
劇場に足しげく通うなどの修練が必要なんだとか…
演者を引き立てる掛け声は、歌舞伎に限らず
浪曲では、節の切りの良いところで『大統領!』とかけたり(笑)
話が盛り上って来れば『どうする、どうする!?』と
合いの手を入れたりするそうだし
寄席でも御贔屓の噺家さんが高座に上がられると
『待ってました!』とか『たっぷり!』という声がかかります
甲斐さん御贔屓の『タイガー&ドラゴン』では
毎回、尾美としのりさんが演っておられましたよね(笑)
そうそう、最近知って驚いたんだけど
社交ダンスやボディービルの競技会では
応援したい出場者をエントリー番号で呼びながら
『〇番良いね~!』とか『●番キレてるよ!』と
観客が審査員にアピールなさってるんですよねぇ(笑)
それはさておき…昭和の昔からアイドルの親衛隊(笑)の皆さんは
それぞれの楽曲ごとにお約束の掛け声をかけられますが
それは、AKB48や一連の系列グループの時代になっても
変わることなく受け継がれているようで
『この新曲は盛り上がる曲にしたい』とメンバーの方が呼びかけると
いつの間にか型が作られていて
次のライブでは、もうすでに揃った掛け声がかかるんだとか…(笑)
きっとファンの方々の中に『掛け声名人』がおられるんでしょうね?
乃木坂46の能條愛未さんは
『曲が育っていく感じがして嬉しい』と話され
ご自身も『他のアイドルやバンドのライブを客席から見て
パフォーマンスの参考にしたい』とおっしゃってますし
また、浪曲師の国本武春さんは
『舞台と客席でキャッチボールをするのは今を生きている証し
聴かせて頂くなんて受け身ではなく
掛け声や拍手で変化していく芸を一緒にワイワイ楽しんで欲しい』と
独演会で時折『掛け声教室(笑)』の時間を設けられ
そのタイミングやコツを伝授なさっているそうです(笑)
どんなジャンルであろうと、じかに『芸』に触れる際には
『参戦(笑)』する気持ちが大事なんでしょうね(笑)
例えば『助六寿司』の『助六』とは『あげまき』の恋人
だから、いなり寿司と巻き寿司がセットになると
『助六』と呼ばれる…なんてことは
知らなくても、お寿司の味に変わりはないんだけど(笑)
知っていると、昔の人は粋なセンスをしてたんだなあと
ちょっと口の端が弛む程度には味わいが増す訳です(笑)
ちなみに…甲斐さんは、おいなりさんより
巻き寿司の方がお好きらしい(笑)
一方で『ゆびきりげんまん♪』って聞くと
無邪気な子供の様子が目に浮かび、微笑ましい気分になりますが
そのルーツは、江戸時代に遡り
『嘘ついたら針千本のます』の後に
『死んだらゴメン』と続けていたとか
『げんこ』で1万回叩く制裁を意味する『げんまん』は
後世につけ足されたとか諸説あるんだけど
要は、口約束であっても死なない限り守り抜くという決意表明で
約束を守らないと人の道にそむくことになると
子供に悟らせようとしたんじゃないかと言われてます
…が、何故『ゆびきり』をすれば
約束を果たすと誓ったことになるのか?
その元は、遊女が客の心を掴んで離さないよう
『相思相愛の仲』であるとの証を立てるために
小指の第一関節から先を切り(汗)
客に貢いで義理立てしたのが始まりなんだとか…
断髪や爪はがし(汗)なら取り返しがつくけれど
指は…といった意味で、数々の手練手管の中でも
とびっきりの必殺技とされていたらしく
『迷うなら止めるべし』という
遊女に真剣になり過ぎることを戒め
仮想恋愛を粋に楽しむルールがあったようです
実際には、墓場から小指を失敬して来たり(汗)
それらしい細工物を作ったりしていたみたいだけど(苦笑)
遊女が小指に巻いた偽りの包帯を剥がして
傷口を確かめる無粋な客はいなかったんだとか…(笑)
粋だねぇ、イナセだねぇ…と思う反面
女性の『お願い!約束よ!』という『ゆびきり』は
男性に対して『涙』にも劣らないくらいの『武器』になるなあと
少しコワイ気もしないでもアリマセン(苦笑)
余談ですが…昔のいわゆる『玄人』の女性は
『耳の後ろを磨く』のが常識とされ
『素人』にはない清潔さを保っていたそうだけど
耳裏は衣服に覆われることが少なく
加齢臭を発しやすい場所でもあり
非常に理にかなった習慣らしい(笑)
ともあれ、他にも『ダンディ』には
『間抜け』という意味があるとか(笑)
『プラトニック・ラブ』は『男色』を指すとか(苦笑)
『知る・知らない』で物事の見方が変わる程度ならいいけど
『知らない』と対処できずに戸惑ってしまったり
恥をかいたりということも起こり得る訳で
例えば、外国人が歌舞伎を鑑賞すると
あの『中村屋!』『高麗屋!』といった『掛け声』に驚くそうだ(笑)
逆に映画館では、静か過ぎて不審がられるみたいですが…(苦笑)
海外でもクラシック音楽やバレエ等の古典芸能を始め
舞台演劇やミュージカル、時に映画でも
『ブラボー!』の声はかかるものの
こちらは、最後にかかるのが一般的なのに対して
歌舞伎の場合は『見せ場』などの要所で
掛け声がかからないと締まらない…というより
もはやそれも構成要素の一つであり
『掛け声名人』には『木戸御免』と呼ばれる
入場料免除の待遇が与えられるらしい
その場に相応しい声を出すには、間合いをはかることはもちろん
役者さんの気持ちや流れている音楽にも
気を配らなければならないでしょうし
そのためには、長唄を聴き込んだり
劇場に足しげく通うなどの修練が必要なんだとか…
演者を引き立てる掛け声は、歌舞伎に限らず
浪曲では、節の切りの良いところで『大統領!』とかけたり(笑)
話が盛り上って来れば『どうする、どうする!?』と
合いの手を入れたりするそうだし
寄席でも御贔屓の噺家さんが高座に上がられると
『待ってました!』とか『たっぷり!』という声がかかります
甲斐さん御贔屓の『タイガー&ドラゴン』では
毎回、尾美としのりさんが演っておられましたよね(笑)
そうそう、最近知って驚いたんだけど
社交ダンスやボディービルの競技会では
応援したい出場者をエントリー番号で呼びながら
『〇番良いね~!』とか『●番キレてるよ!』と
観客が審査員にアピールなさってるんですよねぇ(笑)
それはさておき…昭和の昔からアイドルの親衛隊(笑)の皆さんは
それぞれの楽曲ごとにお約束の掛け声をかけられますが
それは、AKB48や一連の系列グループの時代になっても
変わることなく受け継がれているようで
『この新曲は盛り上がる曲にしたい』とメンバーの方が呼びかけると
いつの間にか型が作られていて
次のライブでは、もうすでに揃った掛け声がかかるんだとか…(笑)
きっとファンの方々の中に『掛け声名人』がおられるんでしょうね?
乃木坂46の能條愛未さんは
『曲が育っていく感じがして嬉しい』と話され
ご自身も『他のアイドルやバンドのライブを客席から見て
パフォーマンスの参考にしたい』とおっしゃってますし
また、浪曲師の国本武春さんは
『舞台と客席でキャッチボールをするのは今を生きている証し
聴かせて頂くなんて受け身ではなく
掛け声や拍手で変化していく芸を一緒にワイワイ楽しんで欲しい』と
独演会で時折『掛け声教室(笑)』の時間を設けられ
そのタイミングやコツを伝授なさっているそうです(笑)
どんなジャンルであろうと、じかに『芸』に触れる際には
『参戦(笑)』する気持ちが大事なんでしょうね(笑)