西部劇映画の巨匠ジョン・フォードが愛したという「ジョン・フォードポイント」からの風景。今日のバレーはどんより曇り空。私たちに青い空に映えるモニュメントバレーを提供してはくれませんでした。
立ち並ぶ岩山をビュート(残丘)といい、上が平らな岩山をメサというそうだ。ナバホ族居留地の中にあるこの地、 今では一大観光地と化した資源を彼らに与えてしまったことを、今になって白人が残念がることしきりとか。
荒野を駅馬車が行きます。 1939年(昭和14年)に公開された「駅馬車」 その翌年が奇しくも私の誕生年。その年にこの名作が・・・とうれしくなってしまいます。 購入してあったDVDから二つの画面を切り取ってみました。制作して、今年2013年には74年の時を経ているこの作品、まさか著作権なんて言わないでしょうね。この映画と同じ場所が下の写真です。ハイテク技術華やかな現代ならともかく、太平洋戦争が始まろうとしている時代に、どんな映写技術をもってこんな画をつくったのでしょうか。何故こんな映像になるのか不思議でなりません。
こうした景観がどうして誕生したのでしょうか。四つの州にまたがる1700mの台地コロラド高原、かっては海の底だったというこの地は、地殻変動によって隆起し、そこへ流れ下るコロラド山脈からの河川が柔らかい砂岩を削り、さらに気の遠くなるような歳月をかけて雨や風による侵食が進み、この大自然が生まれたという。自然は偉大でありなんとすばらしいものでしょう。