オリーブ畑が一面に広がっていました。
バスからアテネ正教会がちらりと見えるのでした。
驚いたことに「桑の木」が街路樹として使われているのでした。この姿はあちこちで目にするのです。かっては日本と一緒の養蚕国だったのでしょうか。
1896年 第1回オリンピックが開催された競技場が復元されているのだそうです。観覧席もすべて石造りだという。2004年のオリンピック女子マラソン、野口みずきがゴールテープを切ったところだと聞き、スタンドの一番上に立ってみたいなぁ~と思えども、かろうじて走るバスからの撮影だけはできるのでした。
旧王宮であり現在は国会議事堂だといいます。衛兵の交代式があるという。ホテルで一休みしてから訪ねてみます。
17時の交代式を見ようとする人たちが集まってきたようです。一日1回ならわっと集まるでしょうが、毎時といえばねぇ~。こんなものかも。 でも、日曜日の11時の交代式は規模が違うとガイドブックには書いてあります。
議事堂前、無名戦士の墓をお守りしている衛兵がお二人。30分おきに左右立ち位置の交代があり、24時間1時間おきに交代式があるといいます。守るということは、真夜中でも、この姿勢で1時間立ち尽くさなければいけないのでしょうか。
優秀であるとして選抜されたお二人でしょうが、直立不動、この姿勢での1時間は大変だろうね。暑さで汗だらだったらどうするんだろう。
交代式の様子を順を追って並べてみました。新しい要員が到着すると、任務の終わる衛兵の儀式があります。そして新たに1時間の任務に就く衛兵の登壇です。衛兵の衣装、赤いベレー帽にフリルのついたスカート。白いタイツにぼんぼりがつま先についた靴。この靴が何とも可愛いのです。この衣装は民族衣装なのだと説明されていました。
今度は新衛兵の仕事始めの儀式らしい。そして1時間ご苦労さんの衛兵が帰路につくのでした。ところで無名戦士の墓はどこにあるのか分かりませんでした。このブログを書くにあたって、ちと調査となるのでした。写真の衛兵の後ろに文字が刻まれた壁が見えます。議事堂の前に連なっている壁。ここに墓地はあるといいます。
交代式の道路を挟んだ反対側には、シンタグマ広場。あまり大きな公園ではありませんが、市民の憩いの場か。右の木立の間に私たちのホテルが見えています。
長い長い一日が終わりました。広場にはスプレーで絵を描く若者が。シンナーで頭おかしくならないのだろうか。