アクロポリスとは「高い丘の上の都市」という意味だそうだ。そんな石畳の坂道を登ります。
まず目に入ったのが「ディオニソス劇場」なんとこの劇場1万7000人を収容できたという。そしてディオニソスは、酒と演劇の神だそうだ。
いっぱいの人だ。後でわかるのでしたが、港には大型客船が二隻係留されていたのです。パルテノン神殿はやはり改修中。この工事いつからやっているのでしょうか。こんな写真を眺めてもう久しいことになる。EUのお荷物となっていた。或いはまだなっているのかな。いくら世界の遺産であっても、そんな国情では、その改修にも潤沢な資金は回らないのかもしれない。
眼下にアテネの町とエーゲ海。さすが丘の上、360度の眺望は壮観。
パルテノン神殿の左には、エレクティオン神殿。紀元前408年に完成したという。紀元前の世界ってどんな世界だったのでしょうか。そんな時代にこうした構造物を造ってしまう。想像だにできません。
少し近くに迫ってみました。6体の少女像が支える柱廊が見えています。でも、この女神像はレプリカですよと聞いたつもりですが。
坂を上ってきて眺めた工事中の神殿の反対側。もうこちらは改修が終わったのでしょうか。
国旗の見えているところが展望台。左に見えている小さな山を「リカヴィトスの丘」といい、標高277m、アテネ市街地を360度眺める絶好の展望台だという。
こちらの展望台から リカヴィトスの丘と市街地を写してみました。
違う方向がこちらゼウス神殿とその左にオリンピック発祥のスタジアムが見えています。 次の写真がズームしたものです。
帰りの時間になりました。この遺跡アクロポリスへの入り口となっていた プロピレア(前門)を通って帰ります。修復した部分が白く見えています。
紀元前の建築、石を刻んでひだをつけて積み上げています。もちろん接着剤なんてあろうはずがありません。こんなになったらどうするのでしょう。地震が来たら一発アウトだと思うのですが。
約1時間の充実見学、名残惜しくプロピレア門を振り返って丘の上を去るのでした。