晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

老人介護・・・・

2006年01月07日 13時03分28秒 | 日記
近所のお友達と新年会でカラオケに行きました。
子供達の小学校の時のお母さん仲間です。
うちは子供が2人とも地元の中学に行かなかったので、だんだん疎遠になっていて、昨日は実に6.7年ぶりの再会でした。
近況報告をしあってみれば、みんないろいろあったんだなあ・・・と感慨しきりです。
子供のこともいろいろ大変だったようですが、今現在 親の介護に苦労している人が多く、聞いていてため息がでました。

特に 記憶が30分ほどしか持てないお母様と暮らしているお友達のお話は切なかった。
お父様は人格崩壊の認知症になられ、病院に入院している間、泊り込みで昼も夜も付き添っていたそうです。 記憶障害のお母様も抱え、自分が潰れてしまいそうだったそうです。
結局 お父様は介護認定5と認定され、かわいそうだけど、施設に入れてもらえて本当にありがたかったと言っていました。
そして細切れの時間の中に生きていて、何をしてあげても何も覚えていられないお母様。
例えば おいしいお寿司を食べに連れて行ってあげても、家に帰り着く頃には 「たまには美味しいお寿司でも食べたいねえ。」と言われる。
一緒に昔話をしていても、お母様はすっかり忘れ 家で自分は1人きりだと愚痴る。
それはとても介護のやりがいがない。とても虚しいものだろうと思います。
記憶は無くなっていくにしても、その時々の受け答えはきちんとしているので、他の人には苦労をわかってもらえない。などなど・・・
そしてその苦労は10年近くも前から始まっていたというのだから、想像がつきません。

うちにしても、そう遠くは無い将来に訪れるだろう現実なので とても人事ではありません。
これからどんどん広がる高齢化社会。
介護は個人に頼るべきではなく、助け合い、利用できる物は利用し、社会全体で取り組むべきものだと実感した時間でした。