晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」読了

2009年03月18日 19時20分52秒 | 趣味
という事で、映画を観たので、読みました。

あまりに違う内容に驚き

だって、原作では殺人は起きないんだよ
この差ってすごくない?

人物の輪郭も若干違うし。

救急医療の問題について描かれているのはもちろん同じ。
結果も同じなんだけど。

本では、大学病院ならではの、派閥争いや、妬み、嫉妬などが、まあ~~リアルに(って大学病院に勤めたこと無いから分からないけど)描かれています。
絶対に知り合いになりたくない沼田・・・・
どちらかというと、そちらに紙面の多くが割かれていたような。

あ、そうそう。
姫宮が出てくるんですね。あの氷姫が。
それも、碧翠院桜宮病院に看護婦として潜入するための研修で。


(書き忘れてたけど、「螺鈿迷宮」も読みました。
碧翠院桜宮病院が舞台の終末期医療に焦点を当てた作品です。
ちょっと、バチスタやジェネラル・ルージュとは毛色が違う気がしました。
個人病院のせいでしょうか。)

こういう風に作品がリンクしているのは楽しい。
螺鈿迷宮に出てる結城もちょこっと出てますし。

しかし・・・
海堂さんの作品を読んでいると、日本の行政がいかに医療の現場を圧迫しているのかと情けなく、怖く思います。
解説にも書かれていましたが、この頃急患のたらいまわしも多く報道されているし・・・


覚書
3月17日 友達と高尾「藤田」でうな重。あいかわらず美味しい! ついてくる冷奴とお新香も絶品ね。