晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

さばさば、じゃなくて、ぱさぱさかい。

2009年03月09日 10時31分12秒 | 日記
7日(土)

多摩市で一番古い公民館「やまばとホール」が今月末で老朽化のため、閉鎖します。
やまばとホール最後の演劇フェスティバル公演「じきにみえる星」を見てきました。
これは、「多摩演劇フェスティバル実行委員会20周年記念市民合同公演」ということで、活躍されている劇団の方々と市民参加の方々で作られた作品。
サスペンス・コメディーということで、10年前の誘拐事件の真相を追うというものですが、あちらこちらに笑いが散りばめられています。
2時間という長丁場でしたが、飽きさせない演出でした。
刑事役のおじさんがいい味だしてました。(笑)
「じきにみえる星」という題が??でしたが、さいごに分かって、すっきり。

帰りに永山駅近くの「笑笑」で、夫と次男と演劇の感想を語り合いながら軽く一杯。
すきっ腹だったので酔ってしまった

8日(日)

年末に忘年会をした小・中学校の同級生(男子抜き)達と飲み会。
聖蹟桜ヶ丘「山長」
今回は、20数年ぶりに会うお友達Uちゃんが来てくれました
Uちゃん、清楚でしっとりとした大人の女性になってた
私が望んでいた路線じゃありませんか・・・。
はっきりと物を言うB。「あんたには、しっとり感はないね。」
そうですよね。言われなくても自覚しとります
ずっと仲良しのS子、「でも、いい子なんだよ。いい子だよ。」
S子、それフォローになってないから。
私がパサパサ女だって事を強烈に印象づけるだけだから。
そこんとこは、そっとしとこ。

そして、新しく出来たカラオケで盛り上がって歌いまくってまいりました
楽しい夜でございました


覚書
次男、7日、PC ソニー「バイオ」24型購入。


また来年ね。

2009年03月04日 13時02分59秒 | 日記
女の子の節句も終わりましたね。
私も一応、女の子

ささやかな手作りお雛様(もちろん手作りキット使用)も早く片付けなきゃ。

この子達、かわいそうなの。

毎朝、一人行方不明。

ニャンコ達、特に杏が三人官女が大のお気に入りで、
咥えては遊んでいるんです

髪飾りも無くなり、扇も食いちぎられ・・・

まだ何とかこの姿でいるのが不思議なくらいよ。

雪洞などの小物はすっかり無くなりました。

それでも、大切な私のお雛様。
大事にしまって、また来年よろしくね。


それにしても、ニャンコ達、お内裏様には手を出さない。
なぜ?

「ネクロポリス」読了。

2009年03月03日 10時41分40秒 | 趣味
恩田陸著。

ええっと・・・なかなか説明が難しい本です。

アナザー・ヒルと呼ばれる運河で囲まれた螺旋状の、森に覆われた丘。
そこに「ヒガン」の時期 V.ファーの国の人々は集まる。
死者に会うために。

死者たちはそこでは実体を持ち、彼らの言葉は法的な証拠能力を持つという。

その地を始めて訪れたジュン。
研究者としてその不思議な地を検証するために。
同行している親戚達はみな死者との対面を娯楽と捉え、怖がるそぶりも見えない。

どうやらV.ファーはイギリスの文化を持ちイギリス系が大半を占めています。
そして日系が30%ほどいて、日本の文化も不思議なバランスで共存しています。
アナザー・ヒルで人々を迎える、否、死者を迎える朱色の大鳥居。

普通「ネクロポリス」と言うと墓地というイメージですが、ここは死者の通り道らしい。

そこで行われる殺人。
今年のヒガンは何かがおかしい・・・。


ネタバレ注意


まあ、盛りだくさんです。
玉子がこの国では盛んに使われているのですが(例えば「お稲荷さん」に供えられるのが油揚げではなく玉子)、玉子を使った「夜のテーブル」という占い。
大鳥居に吊るされた死体。
「血塗れジャック」
悪い風と呼ばれる、人々の耳を劈く轟音と強風。
精霊が殺人者の嘘を暴く「ガッチ」
血が飛び散る部屋から忽然と消えた黒婦人。
台所の棚から出てきた目玉。
優秀だったラインマンの女性とジュンの親戚ケントの失踪がからまり。

そして、アナザー・ヒルが歪み、さまざまな時代が融合し・・・。


これはミステリー風味のファンタジーという感じか。
なぜなら、行われた犯罪は死者によってなされています。
これはミステリーファンなら???だよね。

でも、不思議なお話大好きな私的には◎。

だって、死者がのんびりと出て来るんだよ。
血塗れジャックに殺された5人が揃って現れ、犯人について語るなんて、どこで待ち合わせしたの?って。
この島のしきたりや何かが日本の忘れかけてる文化を色濃く継いでいるところも面白い。
そして先住民のラインマンがまことに魅力的。
しなやかで物静かで強靭で。
どうやら先住民の血を引いているらしいジュン。さまざまな物を見、解決に導いて・・・いるのか?(笑) さまざまな事柄の核心に触れてしまう存在と言ったほうがいいのかも。がもう少しラインマンのように強ければなあ。

内容を分かりやすく説明するのは私には難しい。
読んでみて。というしかありません。
上下巻、一気に読めましたよ。