新聞の「おくやみ欄」にいつも目を通す。
今日の市内の「おくやみ」に同じ苗字で名前がふたり連なっているのがあった。
「山田太郎・花子(ここでは仮名)いずれも7日死去。100歳。91歳。
喪主・長男〇〇」一部省略しているが、このように記載されていた。
これを見て「ご夫婦、長生きして同じ日に息を引き取ったのだ。
なんと理想的な死に方、そして生き方か」と心揺さぶられた。
詳しい事情は分からない。残された家族の思いも分からない。
しかし、この記事は私の心に「理想的」という形でインプットした。
おなじく訃報に関して、10月6日(金)の「大分合同新聞」朝刊。
この日は「イシグロ氏 ノーベル賞」の記事が大きく載っていて
私も目を奪われた。
「衆院選」に関しての記事がこれまた大きく扱われていた。
何気なく目が行った22面の隅っこの小さな記事・・・
「三條正人氏」・・・「えっ!、三條正人?東京ロマンチカの三條正人?
どうしたっていうの?」と思い読んでみると亡くなったという記事だった。
「小樽の人よ」や「君は心の妻だから」が大ヒットし、一世を風靡した
歌手なのに、なんとひっそりと小さく扱われているのだろう。
いつもならこのくらいの有名人だったら写真入りで出ているのに・・・。
そう思いながら読んだ。
父が生前、鶴岡雅義と東京ロマンチカの歌をよく歌っていた。
私も彼(ら)の歌も雰囲気も好きだった。
三條正人さんの死を悼んでいる人が他にもたくさんいることだろう。
ご冥福をお祈りいたします。