あの子猫が気になり、猫を探しながら近所を散歩。
寒い所為か他の猫の姿も無い。
帰り道、家から東0.5キロくらいのところで作業用一輪車を
押して歩いている女性に追い付いた。
我が家のすぐ近くの畑でいつも働いている方だった。
その方の家は我が家から西に0.8キロくらいのところにある。
その方の年齢は90代だと知っていたので
1キロ以上も離れたところまで
一輪車を押して畑仕事に行くのかと驚いた。
声をかけたら「あなたはどこの方ですか?」と訊ねられた。
言っても分からないだろうと思いながら夫の名前を言った。
「まあ!そうですか!いつもお世話になってるんですよ。
今日も午前中、お世話になったんですよ」と言う。
まさかと思った。
夫、月に1回開催される地域の老人健康教室(?)のお世話係をしている。
私は一度も参加したことが無いが体操をしたり色々レクレーションを
したりしているようだ。
その健康教室(?)にこの方は午前中参加したと言う。
年齢は95歳!
95歳で畑仕事を毎日のようにして、こういう人と交わる場にも
自主参加しているのだ!すごいなと感心した。
「洗濯も料理も何もしなくて良いのがありがたい。3度3度ちゃんと
ご飯を残さず食べるのよ。何を食べてもおいしい。嫁が良くしてくれる」と
柔らかな笑顔で言う。
なんと素晴らしい生き方かと思った。
体を動かし、お日様の下でよく働き、人に交わり、
食べ物の好き嫌いせずよく食べ、気持ちは明るく・・・
ああ、これが95歳になってもこんなにお元気な秘訣なんだと思った。
なかなかこの方のような生き方はできないなと
私はもうすでに弱気。