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明日は衆院選投票日。
台風が接近してきているようなので明日は風雨がひどくなる可能性がある。
それで人生初の期日前投票に市役所へ行った。
思いは同じ。来ている人多し。
入口のところで係りの人に「40分くらい待ちますよ」と言われた。
出直すのも面倒。待つことにした。
私の前を杖をついた足の不自由な感じの女性が歩いて行った。
最後尾に着くとその女性は最後尾係の男性に「トイレに行きたいので
バッグを持っててくれませんか」と言ってトイレに行った。
やはり順番はなかなか来ない。前へ進まない。
先ほどの女性はどうしただろうかと後ろを振り返ると私のずっと後方
(20人くらい後)に並んでいた。
足が不自由なのに、荷物を預かった係りの男性は、順番を覚えるなりして
どうして機転を利かせなかったのだろうと思った。
思ったらすぐ動かずにはいられない性分。
その女性の所に行って「先ほど係りの人に荷物を預けてトイレに行った方ですね」
と訊ねると「そうです」と言った。
周りの人たちに「この方は私の前に来た人です。
私の前に来てもらっても良いですか」
と訊ねたら、皆、感じ良く「どうぞ」と言ってくれた。
その女性は「助かりました。一昨年、足の手術をして
やっと歩けるようになったばかりです」と言った。
そして「主人が、この春、脳梗塞で倒れたんです。
この前、選挙の人が来て『お亡くなりになり寂しいでしょ』
と言ったんです。その政党には入れまいと思いました」と言った。
生きているのに死んだような扱い。さぞ悔しかったことだろう。
わが身に重ねるとその悔しさが分かる。
年をとるほどに辛い事が増えていくのだなと思った。
投票を終えて出口に行くと「どのくらい時間がかかりましたか」と
係りの人に尋ねられた。
「11時45分に並んだので・・・今、12時22分。
40分くらいかかりました」と答え、時間がかかったことに改めて驚いた。
夫はNHKの出口調査。私は新聞社の調査に声を掛けられアンケート記入。
まだ健康な身なんだから台風を恐れ、不在者投票に行くべきではなかったのかな?
足の不自由な人があんなに長時間待ったりしなければならない状況・・・
そういうことなど少し思ったりもしている。
さて、衆議院選挙、どういう開票結果が出るのだろう?