のろかめ日記 牛窓田舎暮らしと食の話題を中心に。

普段は大阪在住のアラカンおばさんです。週3日お勤めしながら、毎週末、牛窓ポラン亭に通うのが楽しみ。海、山、魚、野菜❤️

のろかめ日記3月27日 みぞれ 後 桜咲く

2019-03-26 23:44:47 | 日記

瀬戸内は大阪と比べて温暖だから桜も早いと思いがちですが
ポラン亭は海風が当たる山の上なので
実は寒くて、桜は1週間ほど遅いことがほとんど。


先週土曜日にはこんな感じでまだ蕾もようやく色づく程度。

午後から雨がパラついて、年に一度のピアノの調律をして
いただいてる間にみぞれ になりました。

倉敷から来てくださる調律師のKさん、いつもは終わったら
ゆっくりお茶してお話も楽しいのですが、急ぎ足でお帰り。
山道がちょっと心配でした。

春野菜色々を使った料理を支度しながら、小鳥の巣作りを眺め
ピアノの音が整っていくのを聞いて、のたりのたり気分でいたら
みぞれ 、しかも風が強く吹いて、びっくりです。
季節感が混乱。



アサリと春野菜の蒸し煮。
キャベツとわかめでほうれん草巻き、生姜あん。


身の厚いカレイがあったので


ソテーにして新じゃがマッシュ添え。彩りに花っコリーという
ブロッコリーの細い茎状の新しい野菜です。


春巻きの中身は春キャベツです。


日曜日は赤穂に用があって、駅前の居酒屋さんで美味しいお昼ご飯。

800円で天ぷら、たっぷり黒豆、ワカサギの南蛮漬けの日替わり定食。

人が少なくて「28年やってるんですけど、よう続いてるなあって思います」
とご主人。日曜お昼にお客さんは私たちだけ。ゆっくりさせてもらうのは
ありがたいけど、大変やなって思いました。潰れないでねー!

夜はいちご酢豚。

バルサミコ酢を煮詰めて醤油とあわせ、揚げた豚肉と生のいちごを混ぜる。
去年初めて知った料理で、意外な美味しさに、豚の代わりに猪や鹿を使って
リピートしています。

さわらの中華あん。

ホヤのお刺身。


酢豚のタレが残ったのを捨てるに忍びず

ポラン亭主がパスタを茹でて和えました。サッパリ美味しい。

酢豚やから中華麺かな、バルサミコ酢やからパスタかな、と迷った末の
良い決断だったと思います。


月曜日、パークゴルフに行きました。



人気のスポーツ公園で、人が多いです。
私は超下手で2倍くらい打つのがザラなので、後から来た人に迷惑に
ならないように、時々、先に行ってもらいました。
でも下手なりにちょっとは上達してきて、時々手応え良く当たると
スカッとして楽しいのです。

夜はおでん。芽キャベツやタケノコがちょっと変わり種。

タケノコは真備町産。以前ボランティアに行った時、橋の欄干に
タケノコの飾りがあって特産品なのだと知りました。
本当はこの日ボランティアに行くつもりだったのですが、
センターが移転になる関係で、平日は活動休止なのでした。
次に行ったらタケノコ買おうと思ってたので、この日は地元の
農協産直店で見つけて、嬉しかったです。

あっと言う間にお出汁まで残らず平らげました!


4日目、一輪ですが桜が咲きました。


小さいのが一輪、わかりますか?
ここです!


暖冬で春が早いだろうとの予想でしたが、足踏みしながらやって来る
例年並みの桜の季節、後二週は楽しめることでしょう。
焦らずゆっくりのんびり、春を味わいましょう。









のろかめ日記3月16日 ずっと居たい場所

2019-03-16 15:18:41 | 日記
3月になって暖かく、桜の便りを心待ちにしていたけれど、寒の戻りです。
今朝は大阪からポラン亭に向かう途中、サービスエリアの交通情報で雪により冬タイヤ規制あり、と。

先週、もう大丈夫と外に出して帰ったレモンの木が心配で急ぎ足で来てみると

なんとか元気でいました。

朝晩は冷たいけれど、お昼の日差しは本当に暖かい。
窓辺に居ると気持ちいいです。

雨上がりの空を見上げてゴロゴロ。
居心地の良い場所です。

昨日はザッハトルテというバンドのコンサートに行きました。

チェロ、ギター、アコーディオンのトリオで、オリジナルのジャンルは何とは言い難い、でもステキな音楽です。

気に入ってCDを1枚買ってみました。


普段は小さなカフェなどでライブ活動しているそうですが、昨日はなんと!いずみホールでありました。


彼らにとって初めて、との事で、響きの良さ、演奏の細かなニュアンスの返りの良さに驚いたり喜んだり。
聴いていて心地よく楽しい演奏は、演奏してる人も心地よく楽しいのですね。
拡声機なしの美しい生音のアンサンブル、いつまでも聴いていたいと思いました。

彼らもコンサート終盤には「もっとやっていたい」「なんなら最初からもっかいやりたい」って。

ここで練習したらすごく上手くなる気がする、とか、ここなら毎日8時間練習する、とか、本当にいずみホールが気に入ったようでした。
クラシック中心のコンサートホールだけど、美しい音を追求する人にとっては、ジャンルにこだわらず、良い場所なのですね。

そして、写真撮って欲しい、来てない人に拡散して欲しい、と撮影タイムが設けられたのでした。


ホールや劇場ではいつも繰り返し撮影や録音禁止と注意しているので、珍しいチャンスでした。

今日は朝から雨やら雪の便りやらで、ポラン亭が心配だったけれど、来てみたら季節は裏切らないなと感じる春の気配。

小鳥もちゃんと来ているし

明るく陽が入る台所は、ずっと居たい場所です。


そこでいかなごのくぎ煮第2弾。
今日は1キロで売ってました!ちょっと、いや、かなり高い!

でも季節の恵みですから、奮発です。
味付けは、前回の市販のタレでは甘かったので
ポラン亭主がオリジナルで。

うーん、美味しいけど、くぎ煮になってない。

伝統の食文化は各家庭での工夫で色々な技があるのですね。
いきなり、は難しいのですね。

ディナーの一品がとりあえずできたところで、働き者のポラン亭主は、船の船外機を手入れして倉庫の扉を修理しています。

板が反って剥がれているので当て木をしました。


不用品をもらって来て取り付けたドアですが、ちゃんと役目を果たしてくれて、中ではカヌーやレモンの木が守られています。

私は今週はちょっと仕事がハードでくたびれたのでゴロゴロゆっくりさせてもらってます。

そしてネットで辺野古の埋め立て反対の署名をしました。

前回の署名、沖縄の県民投票、それを受け止めずに勝手放題の政府や首相に、ほとほと嫌気がさしてはいるけど、諦めずに民意を示し続けようとする若者の熱意に心を寄せずにはいられません。
でも今回の署名は前回の時より集まりが少ないそうです。沖縄でずっと抗議活動をしている人たちもあまりの仕打ちに疲れが出てきているのでしょうか。
諦めないことが本当に大事なのだけど、エネルギーを維持するのは大変なことです。私も微力ながら署名以外にも何ができるか考えないと。

ぼちぼちディナーの準備に取り掛かります。
舌平目のムニエル、ヤンソンの誘惑、わかめと白身魚のレモン醤油、などの予定です。美味しくできたら後ほど写真をアップしますね。


ディナーが終わりました。

キャベツと花ッコリーのサラダ。いかなご3種は手前から 先週炊いた市販のタレ煮、今日炊いたオリジナルタレ煮、茹でて生姜醤油。


わかめとお刺身切り落としのレモン醤油。


舌平目のムニエル、ケッパーとパセリ風味レモンバターソース。
瀬戸内では良く取れ良く食べられる舌平目。
ゲタと呼ばれてます。皮はバターで焼けてカリッ。身はふっくらしっとり。

ヤンソンの誘惑

玉ねぎとじゃがいもの細切りにアンチョビを乗せて、塩胡椒とクローブで味付けた生クリームをかけてオーブン焼き。時間はかかるけど手間はかかりません。

ゆっくりまったり楽しむディナー。
高級レストランにも負けない美味です。

食べ終わったら

後片付けと並行で明日の朝ごはん準備。
ポラン亭主が作っているのは



くぎ煮入り卵焼き!

夕食でお腹いっぱいですが、はや、明日の朝が楽しみです。

のろかめ日記3月12日 春は出会いと別れ

2019-03-12 15:19:08 | 日記
卒業式のシーズンです。
私の勤める学校でも先週卒業式がありました。


卒業生からいただいたお花を飾って慌ただしく
打ち上げ旅行に出発。


城崎温泉に泊まり翌日は天の橋立へ。


しばらくは残務をこなしながら、しんみり、のんびり過ごします。

ポラン亭では小鳥の巣箱に、入居者があった模様。

写真の中央から左に黄いろっぽい姿が見えるでしょうか。
ヤマガラのようです。
しばらく観察しているとつがいで出入りしています。
キッチンの流し台から真っ正面なので、よく見えるけど少し距離があるから鳥も警戒しなくて、写真が撮りやすい。これから楽しみです。

ポラン亭主が、鳥が蛇に襲われないように、蛇返しをつけてあげました。


ヤマガラのカップルとは別にシジュウカラも一羽木に止まっていました。
居住権争いが起こっているのかもしれません。
巣箱は4つあるので、譲り合って使ってね!


ディナーは春が満載。

菜の花のからし和え


春菊のナムル

黒メバルと

筍メバル

煮付けです。
煮てしまえば区別しにくいけれど、色と胴の厚みというか丸みが、よく見ると違います。
黒メバルはプリッとした弾力があります。筍メバルはしっとり肉厚な感じです。どちらも美味しいけれど、希少価値は筍メバルの方で値段もほぼ2倍。



この日は店頭にイカナゴが1パックだけ残っていて買うことが出来ました。
今年は漁獲量が少なくて出回らないのです。
買えたパックも、例年なら1キロ単位だけど、450グラムしか入ってない。
貴重なくぎ煮です。大切に味わいました。
季節の楽しみだから、もう少し出回るようになってもう一度くらい作りたいのですが。

春キャベツと豚肉の重ね蒸し

新玉ねぎとジャガイモも薄く切って重ね、和ダシと塩を少し入れて火にかけただけ。10分ほどでキャベツが柔らかく美味しくなって、半分くらいペロリと食べられました。

きゅうりとわかめの酢の物

生わかめではなく、島根のお土産の乾燥板わかめ。戻さずに揉んで細かくして和えました。きゅうりの水分を吸ってシャッキリ歯ごたえが楽しいです。

東日本大震災から8年。津波でたくさんのものを流し去った海から、季節の恵みの海産物をいただいて、日々の暮らしを楽しめる幸せ。
仕事もキツイと思いながらも、3年一区切りで卒業生の成長を喜んで送ることができる幸せ。

得るものの多い人生です。まだまだ頑張らないといけないなあと思います。













のろかめ日記 3月6日 ねこの街

2019-03-05 23:27:54 | 日記
尾道に行きました。
第一目的は市立美術館で開催されている
「絵のまち尾道四季展」の鑑賞です。


お友だちの画家さんとお義母さんの作品が
展示されています。

作品はもちろん素晴らしく楽しめました。
展示中なので写真は掲載できないのが残念ですが。

尾道は坂道とねこが名物なのか、館内にねこ、


外に出てもねこ、

こっちもねこ、


せっかくなのでお土産にもねこを買いました。


本当にあちこちの風景と人の生活にねこが溶けこんでいます。

泊まった宿は「あなごのねどこ」というゲストハウス。

奥に細長い町屋で京都ではうなぎの寝床と言うけど
瀬戸内の名産の穴子にちなんだそうです。

入り口から細い通路を経て部屋に、そして裏庭に。
サイクリストや外国からのお客さんも多いです。

入り口のカフェで朝ごはんをいただきました。

学校給食風にマーガリンとチョコが付いていました。
デザートには尾道産八朔が。これはとっても美味しかったので
お土産にも買いました。


そして久しぶりのポラン亭。2週続けて用があって来られなかった。

季節はもう春ですね。朝にはウグイスが鳴いてました。
私には初音だけど、上手に鳴いているので、来られない間にも、
ずっと鳴いてたんだろうと思います。
梅も満開。

レモンも元気そうで嬉しいです。


ディナーは名残の牡蠣をおろしポン酢で。

金目鯛のかぶら蒸し。かぶらももうおしまいに近い。

かぶらたっぷりで魚は取り分けてやっと現れます。

魚もかぶらあんもとても美味しくて、
寒い時にもっとやっとけば良かったのにと、、

春告魚のサヨリとふきのとう、タラの芽を天ぷらで。



わかめや冬野菜のおひたしも加わると、
冬から春への引継ぎ式のような食卓です。

瀬戸内市の広報誌が届いていたので見てみると

先日のマラソンの記事の写真に私の勇姿(笑)が!
なんと先頭を走ってるように写っています。
この後すぐ最後尾になるんですけどね。

懐かしいしとても嬉しかったです。

梅とウグイスの次はやはり桜が待たれます。
東日本大震災の日がまた近いですが、
穏やかな春が迎えられますようにと願います。