のろかめ日記 牛窓田舎暮らしと食の話題を中心に。

普段は大阪在住のアラカンおばさんです。週3日お勤めしながら、毎週末、牛窓ポラン亭に通うのが楽しみ。海、山、魚、野菜❤️

8月19日 ドイツ、フランス

2020-08-19 08:30:00 | 日記
お盆が終わりましたが、厳しい残暑です。




大阪の街中は土や緑が少なく、車に電車、大きな建物の空調排熱でよけいに暑いです。

駅のホームに霧を吹き、暑さを和らげようとしています。
今まであったのか知りませんが、昨日初めて気づきました。



お盆には大阪から友人家族が牛窓に遊びにきてくれる予定でしたが
コロナの感染拡大を鑑みて延期となりました。
ここ数年、恒例の行事だったのですが。




小さな子どもが2家族で5人いるので、海水浴やカヌー、スイカ割りや夜の花火で毎年盛り上がってました。
その様子の中に年々、成長が感じられて、迎える私たちはそれがとても楽しみなのです。


延期したら海遊びできへんなあ、何が違う楽しみがいるなあ、


と、ポラン亭主は子ども達のために企画を考え

16日、ドイツの森に下見に行ってみることにしました。




入り口では検温と手の消毒をし
万が一のために連絡先を用紙に記入するかLINEの登録をします。








門をくぐるときれいな街、庭園。






ブドウ王国岡山、ワイナリーもあって、さっそく覗きました。
普段なら試飲して選ぶ楽しみがあるのでしょうが、コロナ対策で見るだけ。

でも地元産のブドウで作った物を帰りに買うことに決めて次へ移動。





山の上にハイジのブランコがあって人数限定で乗れるみたい。
斜面に乗り出すように漕ぐから、ちょっと怖そうです。

広い園内を巡るチューチュートレイン。








ヤギやロバ、大小の馬もいます。

久しぶりの馬に見惚れていたら、ポラン亭主は興味なさそうに先へ行ってしまい
分かれ道で見失いはぐれました。

しばらく歩き回って会えないので電話すると

「ボート池の上の方」





探し歩く途中、トンボを、指でぐるぐる目を回して捕まえようとされてる女性を見ました。
お一人ですっごく集中して楽しそうです。






さらに池のまわりを探しまわり、やっと見つけたポラン亭主は
アーチェリーやってます。
必死に探し回った自分との対比に笑ってしまう😆。

写真撮ってあげようと入っていくと

「競技者以外入場できません」って。

じゃあ、私も競技しよう。
自販機でチケット買うと矢をくれます。
弓は置いてあるのを勝手に取って、好きな的に向かいます。




矢を10本射って300円。
的の布に当たったのはたった2本💦でも楽しいです!

そばにはゴーカート場もあって




親子で楽しめる2人乗りもありました。

暑かったけど、秋になって気候の良い時期なら子どもたち喜ぶね、
と下見は無事終了しました。



帰り道、地酒の直売所があり




試飲はないけど、丁寧に説明してもらって、2本買って帰りました。

子どものための下見だったけど、ワイン3本日本酒2本をお土産にできて
大人のお楽しみもしっかりでした。



大阪では18日、映画を観ました。




フランス映画ですが主人公はバングラデシュの少年。
チェスが好きで上手な小学生ファヒムは父親が政治的な活動で警察から追われ、
自分もチェスで有名なために誘拐されそうになる、など
身の危険を感じ、母と姉弟を故郷に残して、父子でフランスに逃れます。

その後チェス道場で友だちや先生に恵まれ、全国大会で優勝。
家族の安全な暮らしを取り戻すきっかけができたのです。

バングラデシュやインド、フランスのそれぞれの国政状況もわかるし
言葉のやりとりが面白い。
子役たちがすごく愛らしく、心が洗われるようです。

とても良い映画でした。

コロナでは、映画館も自粛閉館で経済的に打撃を受けていて
今後、再生して良い作品が生まれ続けなければ
私たちはみんな、他国に想いを馳せる心の旅が難しくなるのです。

あらためて、困難な時代ほど、映画や演劇で心が動くことが大切だと
気づきました。

身体も心も、健やかに保てるように、しっかり動かして生きたいです。

コロナで闘病中の方、影響を受けて大変な生活を送る方、全ての人が
安全でありますように。






















8月14日 ベートーヴェン

2020-08-14 03:03:00 | 日記


8月9日、ピアノの発表会に出ました。

久しぶりにドレスを買いました。還暦を迎えたこともあって、赤が良いなと思ったのですが、形や着心地で選んだ品は、ピンクでした。
お店の人が「口紅を真っ赤にしたら明るく華やかになりますよ」とアドバイスをくれたので、久しぶりにしっかりお化粧して臨んだのですが

ホールからの要請で、演奏中もマスク着用❣️

それを知ったのは本番直前だったので、青いマスクです。せめてピンクにしたかった💦。

ドレスは裾が長かったのでサイズ直しで随分切っています。その布でマスク作ったら良かったなあ、と思ったりします。

コロナで異例づくしの今年のあれこれ。

音楽や演劇などの企画は中止のことも多い中、舞台に立てたことで得るものは多く、感謝して演奏しました。

今年はベートーヴェンが生まれてから250年のお祝いの年。

演奏曲には「テレーゼ」と言う副題がついたソナタを選びました。

テレーゼという名の女性に捧げられたラブソングです。

ベートーヴェンは生涯独身で、中年期には耳の病気でほとんど聞こえなかったそうですが、その恐怖や心細さの中、テレーゼさんとはどんな風に心を通わせていたのでしょうね。
彼女もベートーヴェンの死後、独身で福祉施設の運営をして生きたそうなので、ずっとずっと愛に応え続けていたのでしょう。



仏頂面?のベートーヴェンの肖像画からちょっと想像しにくいロマンティックな背景があり、とても綺麗な曲でした。





練習の日々、本番の高揚も良いものでしたが、終わった解放感はもっと良いです。


久しぶりの釣り。











1時間くらいで2人でちっちゃいハゼが5匹釣れたので天ぷらに。
それだけじゃ物足りないので買ってた太刀魚も少し一緒に揚げました。
ちっちゃいと骨まで柔らかく、美味しかったです。

楽しかったけど、すごく暑くてバテました。
暑い時には野菜はお浸しで冷たく。






夏はカレー。タイ風グリーンカレー。




買ってた太刀魚はソテーして甘酢かけ。






お刺身にもしましたが写真がピンボケです。





終戦記念日を前に観た映画です。
ヒロシマに原爆が落ちた時、爆心地から3キロ内で焼け残ったピアノの事を被爆ピアノと言うのだそうです。
それを修復して全国にトラックで運んで音色を届けている、実在の調律師さんが主人公です。
被爆ピアノの持ち主だったおばあちゃん、被爆2世のおかあさんの想いを汲みながら、ピアノを通じて成長する菜々子ちゃんがもう一人の主人公。

そこに取り上げられたのはベートーヴェンのソナタ「悲愴」。

ベートーヴェンは多くの人にとって、乗りこえる力の象徴なのかもしれません。

明日は終戦記念日ですね。

終戦から75年、改めて、戦争のない、誰もが芸術 文化に親しむことができる世界のために努力しなければ、と思いました。















8月1日 祝シルバー割

2020-08-01 21:43:00 | 日記
先月はお誕生日月間で、60歳だ!と感心してるうちに月も変わりました。



雨の多い月で、コロナだけでも大変なのに、豪雨の被害もあちこちに広がり
被害に遭われた方には本当に言葉も浮かびませんが、日々の暮らしが少しでも安らかであるようにと願います。

映画や演劇、コンサートが好きでよく行くのですが、映画にはシルバー割引があって良いですね。

前売り券を買ったり年会費を払ってメンバー割引になったり、いろいろ工夫して少しでも安くなるようにと考えて来ました。

60歳になったらいつでも割引!と楽しみにしていました。

記念すべきシルバー割引第1回。
『マルモイ 言葉集め』を観てきました。



日本統治下の朝鮮で、民族の誇りである言葉を奪われ、日本語や日本の名前を強要されていた人たちが、辞典を作るために奔走されます。

韓国の映画をよく上映している、心斎橋のシネマート。シルバー料金は1200円でした。

大阪には在日コリアンの方が多く、古くから文化や生活で交流というより協同してきて、鶴橋の市場周辺の飲食店など、買い物や食事に、楽しみにたまに行きます。

子どもの頃から学校のクラスに数人は韓国人がいて、帰化して途中で名前が変わる子もいたりして、それも自然になじんでいたつもりでした。

最近はヘイトスピーチや心が荒むような差別事象が多くて、シネマート周辺にも時々あるようです。

映画を観て、名前や話し言葉という生活そのものの重要なことで苦労してこられた人の、子ども、孫世代と今を共に生きていながら、あまり深く知ろうとせず、上辺だけでなじんでたのかなあ、と思いました。

ヘイトスピーチや差別はもちろん嫌悪するし、韓国人の友だち、知り合いとは、仲良くやっていて韓国料理も大好きだけど、知らなかったことをずっと知らないままでは良くないな、と反省しました。

日本人に日本人としてナントカ、と言う押し付けでさえ反発を覚えるのに
違うルーツに自尊心を持っている人に対して、皇国臣民を強制するなんて理不尽です。

昔の話で終わらず、そういう行いの元になる感覚や考え方を改めないといけませんね。
時代背景を勉強してみようと思います。

映画が終わって外に出ようとしたら、どしゃ降りで雷が鳴ってました。

傘を持っていなくて、せっかく割引料金で映画鑑賞したのに、傘買ったらもったいない、と仕事着のTシャツを頭にかざして歩きました。
どしゃ降りの足元濡れてるところを走ったら滑ったりこけたりしそうで。




シニアデビューを果たして、次は何を観ようかな。




梅雨が明けて夏本番。
華やかに




メダカの新世代もどんどん登場。

コロナも豪雨被害も
色んな差別も

ひっくるめた厄災に
打ち勝っていけるように
がんばろうと思います。