のろかめ日記 牛窓田舎暮らしと食の話題を中心に。

普段は大阪在住のアラカンおばさんです。週3日お勤めしながら、毎週末、牛窓ポラン亭に通うのが楽しみ。海、山、魚、野菜❤️

12月31日 ポラン亭の年納め&新年へ

2021-12-31 12:12:00 | 日記
内容も頻度もゆるい更新でしたが
今年最後の日記をしたためます。

定年退職したら時間に縛られずポラン亭と行き来できる

と思っていたけれど

コロナで府県を跨いで移動するな、とか
母の入院〜サ高住への入居、などなど

思い描いていたほどの自由さはなく

淡々と週末に移動していました。

で、2021年最後のポラン亭は24〜26日の滞在でした。




初日、
クリスマスディナーの準備を一緒にするはずの
ポラン亭主の姿が見えないと思ったら
外窓を拭いていました。

ポラン亭はワンルーム仕立てでぐるりが窓。
全部拭き終わる頃には日はとっぷりと暮れ
側によるとヒヤッとするくらい
ポラン亭主は冷え切っていました。

下拵えは一人で奮闘したメニュー


野菜のゼリー寄せに





産直で見つけて初めて買ったコールラビのサラダ



カワハギと牡蠣のワイン蒸し


ビーフステーキ・りんごソース

お肉はすりおろしたりんごに漬けて30分ほど。
水分を拭いて塩コショーし
ソースが出来てから焼きます。



ソースは みじん切り玉ねぎを炒めて
お肉を漬けてあったすりおろしりんごと
赤ワインを加えて煮詰めるだけですが

りんごで柔らかくなったお肉に
甘酸っぱいソースと仕上げのサワークリームが
とても良くあって

美味しかったです。




安旨スパークリングワインで乾杯🥂。

今年も無事に大阪岡山を往来し
元気に美味しい物をいただき



海からのぼるお日様を見る生活が出来ました。

ありがたい1年でした。

翌日、翌々日は洗車に行ったり、買い物したり



お飾りもしておきました。


大阪に戻ったら28日父のお墓参りに行きました。



 
12月28日が命日なのです。亡くなって10年。

半年以上寝たきりで、経管栄養だけだったので

甘いものもお酒も大好きだったのに
何も口にできず、かわいそうでした。

入院中も辛抱強く、あれこれ要求することも無いけど

お茶をくれ🍵と唯一の希望をお医者さんが認めてくれず
(誤嚥の危険が高いので仕方ないけど)
飲ませてあげられなかったことが
亡くなった後も後悔が残ります。

せめてお供えには好きだったものを。
そして母には生きてる間に好きな物を用意してあげよう。

干し柿は父の故郷の新年の習わしで、かつ大好物でした。


そうそう、私も作ってみたんですけどね、、




小さな渋柿を買って、10日ほど干しただけで
干からび柿になってしまい
固くて、甘さが分かりにくいです。

売ってるのは高価なだけの値打ちがあるなあ。



そんなこんなで暮れてゆく2021年ですが




最後に昨日、ガツンと来る映画を観ました。

テフロン加工で有名な実在の会社の
工場廃液が人や動物や環境に与えた毒害を
告発して補償を求める弁護士の物語。
ドキュメンタリーではありませんが
事実に基づいたストーリーです。

大企業のお抱え弁護士が、敵対する立場を選んで
困難な生活を乗り越えて奮闘する。
ハラハラ、ドキドキしながら見守ります。
大企業だとか政府の姿勢は今の日本も一緒で、、、

重いテーマの割に観客は若い人が多く
観終わって出る時に、友達同士で来ているらしき
高校生がポツリ。

「オレも弁護士なろかな」

わあ〜❣️がんばれえ❣️
正義とか信頼とか、お金や名声より大切な物を
映画から学んで、自分の人生に照らし合わせて考える

コロナで映画界も打撃があって、大変だけど
こんな若者がいますよ。

とても満ち足りた気分で街で夕ご飯を食べることに。
ベトナム料理のフォーロックに行きました。



アヒルの照り焼き

海鮮はるさめ炒め

この前に春巻き三種(生、揚げ、蒸し)盛り合わせは
あっという間に写真を忘れて食べました。
ベトナムビールやベトナム焼酎ネップモイとともに
堪能しました。

このお店は安くて美味しくて大好きです。
店員さんもお客さんもベトナム人がほとんどで
本場の味と雰囲気で定評があるのです。

30日で年内はお終いらしく
ベトナム人のお客さんと店員さんが一緒に盛り上がって
賑やかでした。


来年もよろしくお願いいたします。
日記を書くことで過ぎ去るものをひと時見つめ直し
大切にしていこうと思います。
読んでくださる方があればこそ
おろそかには書けないと思い
とても励みになっています。

1年間 ありがとうございました。
お健やかな新年をお迎えください。




















12月20日 アフリカの心と風

2021-12-20 01:10:00 | 日記
牛窓のご近所さんに
アフリカの太鼓奏者がいらっしゃるのですが
ひょんなきっかけでポラン亭に来てくれました。

ライブのお誘いにチラシを持って。




ポラン亭にもアフリカの太鼓があるんですよ、と
お見せすると
良い楽器だけど皮がゆるんでる、、
張り方教えますよ❣️とやってみせてくれました。




彼はケニアで修行したのですが
今回のライブには
ブルキナファソとマリからの奏者が共演するって。

それは興味深く楽しみに出かけることにしました。

場所はワッカファーム。錦海湾に面しています。




どこかの会社の寮だった建物で、古くて趣きがあります。
50人くらい入れそうな板張りの広間が会場です。



木琴のような楽器バラフォンや



ンゴニという弦楽器



ンゴマという太鼓

明るく力強い音楽が流れ出すと






観客もすぐに踊りだす、、、
踊りには動きの決まりなどは特になく
スキップやジャンプや、走ってるだけでも良いみたい。

とは言っても

ここではアフリカンダンスのワークショップもあって
それに参加してる人たちの動きは一眼見たらわかる👀
キレのある美しいダンスです。

小さな子どもさんを連れた観客が多く
赤ちゃんが大音響の中で
踊るお母さんに抱かれて眠っているのを見て

心地よい音楽は激しいリズムでも子守唄になるんだなあ
と思いました。

静かに聴かなければいけない音楽じゃないので
眠っている子もいれば走り回ってる子もいますが
邪魔になることはありません。

老若男女、それぞれが自由に楽しんでいます。

厳寒のライブでしたが、踊っていると暖かいし
さわやかな風が身体の中に吹いて
心も温まりました。

そんな夜のご飯です。



キャベツのステーキ
芯のついたままのキャベツを
ピザ風に8分の1くらいに切り蒸し焼き。
ニンニクとアンチョビを炒めたたっぷりの油を
ジュッ!といわせて垂らし、シラスを乗せる



ベトナム風オムレツ
豚ひき肉と小口切りのネギを炒めて
ナンプラーで味付け、
卵と混ぜて焼き、パクチーを乗せる



アンコウと鯛アラのピリ辛鍋
ネギ、しょうが、ニンニクを炒め合わせて
豆板醬と醤油で味付け、そこに中華スープを注ぎ
ごま油で焼き付けておいた鯛アラ、アンコウ、
豆腐や鍋野菜を炊いて食べる

日本酒にどれもよくあって美味しかったです。

寒いし、ライブ終わってからの夕食準備は短時間で、
鍋をメインにしましたが、

アフリカのご飯やお酒ってどんなんだろう❓

今度教えてもらおう。













12月6日 ワイナリーツアーと第九

2021-12-06 00:30:26 | 日記
大阪の仲間でワイナリーツアー女子会をしました。

11月末のお天気の良い日。







大阪と奈良の境の街、駒ヶ谷では、昔から果物の栽培が盛んで
子どもの頃には遠足でみかん狩りやぶどう狩りに行きました。

大人になって、ワインを覚えて、10年くらい前だったか
デパートの催事場で新酒の紹介をしてる販売員さんと出会い、

ワインは農産物ですから、地産地消が良いんですね、
身体がいつも触れている水や土と同じ物でできるブドウを
いつも吸ってる空気の中で醸すと、身体に優しいんです、、、。

という言葉が印象に残り、以来、大阪産ワインに興味が沸きました。

意外にも、大阪にはワインの醸造会社が7つもあります。
信州や北海道ほど有名ではないけれど。

そのひとつ、「河内ワイン」の見学試飲ツアーに行きました。

お昼に待ち合わせてまずは昼食。






駒ヶ谷駅から10分ほど歩いた「エイトバース」さんのお昼御膳。
地元野菜をふんだんに使った、少量多品種のおかずが豪華、
ご飯は黒米赤米白米の三色。

ワインはこの後のツアーで飲むから、という予定だったのに
ごちそうにそそられて、一本だけ頼むことにしました。






これもご近所、仲村ワインのさちこと言う
社長の奥様の名前を冠した白ワイン、和食にばっちりです。




デザートは別皿で来ましたよ。これに飲み物も付いてます。
お皿の上のカップは飲み物ではなくプリン❣️
みんなコーヒーを頼んで、それも美味しかったです。

これで2,200円、プラス、ワインは5人で割ると1人1,100円。3,300円なり。
お昼にしては高価ですが、とてもお値打ちだと思います。
満足💖満腹💖。

食後はそこから15分くらい歩いて坂を登ります。








河内ワインではまず畑を見て工場見学。




醸造中の濾過作業をされてました。
ホースの継ぎ目からワインがチョロチョロ漏れていて
あたりは良い香りで満たされてます。






昔の樽をベンチにして置いてあったり

近所の中学校の職業体験で作ったワインが寝かせてあったり

珍しかったです。
中学生のワインは、成人したら持って帰れるんだって❣️

そして楽しみに待っていた試飲です。









担当してくれたのは長く会社で葡萄栽培をしてる方で
葡萄愛、ワイン愛がとても熱くて

社長に見られたら怒られるねんけど、、と言いながら
通常は試飲に出さない高価なシリーズも
「味わってみてほしいんです、、、」と大サービスです。

ここではワインだけでなく、ブランデー仕込みの梅酒も
作っていらっしゃいます。

近所に梅酒で有名なチョーヤ酒造がありますが
その設立前から作っていて
チョーヤに梅酒作りを教えたのが初代社長だとか。

梅酒は七福神の名前がついていて、
それぞれに神様にちなんだ特徴があるのですが

そういうウンチクを聞きながら何本でも飲めてしまう
普段こんなに飲んだことないってくらい
しかもワインと梅酒のチャンポンで、帰り道が心配(๑˃̵ᴗ˂̵)。

結局、何種類飲んだかわからなくなってしまい
閉館時刻が迫るまで、盛り上がっていました。

ツアー参加者には、私たち以外にカップルが1組、
その男性は車の運転があるからと、葡萄ジュースを飲んで
ワインは一滴も試飲されませんでした。

坂道登るのをしんどがっていた仲間も

「歩いてきてよかったね〜
 帰りの電車で寝過ごさないようにしないとね〜」






見学も試飲も含めてツアー代金は一人1,650円。
半日たっぷり楽しんで、飲み過ぎで申し訳ないよね、、。

荷物重くなるけど、、、気に入ったワインや梅酒を
それぞれに購入して帰りました。

翌日、誰ひとり二日酔いしていなかった事実。

みんな好きな方だけど、、
生活土壌にあったワインは身体に優しい、も事実のようです。

野菜を食べるように
地元産ワインを美味しくいただく、
心がけていきたいです。



そしてあれから1週間の昨日。




年末恒例の第九の演奏会に出演しました。

オーケストラを主宰されてる元同僚が体調を崩され
準備のあれこれが手薄だったし
いつもの会場が改装工事のため違うホールで実施とか

心細い条件が重なったけど、個人練習は頑張って
とても気持ちよく、感動しながら歌うことができました。


もう師走ですね。
コロナの再燃も心配ですが、歓喜の歌の詩のように
人類がみんな兄弟になって
全ての人が安全で幸せであるように祈り、暮らしたいです。