のろかめ日記 牛窓田舎暮らしと食の話題を中心に。

普段は大阪在住のアラカンおばさんです。週3日お勤めしながら、毎週末、牛窓ポラン亭に通うのが楽しみ。海、山、魚、野菜❤️

のろかめ日記10月29日 牛窓秋祭 子供は宝

2018-10-29 15:32:20 | 日記
週末は、過疎が進む牛窓が賑わう二大祭りがありました。


土曜日、オリーブ園の収穫祭と


日曜日、牛窓神社の秋祭り

オリーブ園へは年に数回行きますが、収穫祭は初めてです。
好天のもと、広場に設けられたステージでコンサートがあったり、


パエリアの振る舞い


オリーブ摘み体験



緑の実が赤から黒に色づいて、収穫期。
これから搾油、オリーブオイルの販売へと進みます。


ここから見晴るかす瀬戸内海の風景も、本当に美しい。
心身が健康になるのを感じます。


山を降りてポラン亭に着くとちょうどKさんが顔を見せて下さいました。
先週お会いできなかったので、備前焼祭りで購入した器を見ていただいたり、

おしゃべりついでに夕食にお招きすると、また野菜をたくさん持って
来てくださいました。


掘ったばかりの里芋や生姜は、本当に珍しいし貴重です。

この夜のメニュー。備前焼の皿には

レンコンと鶏肉の甘酢ダレ和え。レンコンは地元産です。


イイダコ、鯛のあら、あんこうのブイヤベース。

チーズ、トマト、ルッコラのサラダ。チーズはKさんのデンマーク土産🇩🇰。


翌日の牛窓神社のお祭りの踊りやだんじり曳航の情報交換もしました。

去年は台風で中止となったお祭りですが、今年は夜明けから

素晴らしい晴天。

まずは太刀踊りを見に行きました。


もとは腰元役も男の子が踊っていたそうですが、

今は少子化で、
「男の子だけではやっていけん、全部で18人しか子どもがおらん」
という地域のだんじりは




子どもたちのお習字や絵の作品が燈篭を飾ります。



違う地区の子どもが担当する唐子踊り



だんじりは



この祭りは大人は縁の下で支え、踊りも音楽も子どもが主体です。

伝統行事を担って、2ヶ月ほどほぼ毎日練習して頑張りました。
家族も全面協力で。

この先過疎と高齢化が進んで、祭りが廃れることのないように、
地域のつながりや文化が大切にされるように、
子どもは未来。みんなの宝だと思う1日でした。


のろかめ日記 10月22日 備前焼祭り 唯一の物

2018-10-22 07:06:13 | 日記
備前焼祭りに行って来ました。


去年初めて行って、一目惚れで購入したヒラメのお皿。

かなり気に入って使い込んでいます。
この日の夕食もヒラメの姿造りに鯛とイカを加えて。
備前焼の良いところは丈夫で普段使いしやすいところで、
有名な作家さんの高価な作品でも
飾って見てるだけじゃなく、
お茶を入れたら美味しいとか、料理を盛ったら引き立つ。

作った人の思いや人柄が偲ばれる器は、
使って楽しく会話を弾ませます。

今年はヒラメのお皿の作家さんが
どんな新しいのを作っているか見たいと言うのと、
職場の同僚Iさんへプレゼント用のコーヒーカップを買いたいと
目的がありました。



去年と同じ場所にテントで出店されてたヒラメのお皿の作家さんは、
今年は宝瓶という煎茶器に力を入れていて、
繊細でとても美しいです。
でも私はお茶はたっぷり飲みたいので、
小さな茶器はサイズ感が合いません。
写真の右が作家さんのお嬢さんで、今年は出品してないけど作陶家。
また来年!と記念撮影。


コーヒーカップを探して見て回るうち、
ポラン亭主が「夕焼けみたいや」と目を止めた大皿。

備前焼は黒っぽいのが多いけれど、
これは部分的に鮮やかな夕焼け色が出ていて、対比が美しいし、
形と表面の感触には、
いろんな料理を受け止めてくれる頼り甲斐があります。

作家さんとちょっとおしゃべりして教えてもらった、
夕焼け色は「よく出たな」と自分でも驚く珍しさだとか。
少し負けてもらいました。若くて男前。


常用しよう!まずは、黒枝豆を買って夕食に茹でたのでした。

この日の夕食は、ポラン亭主の昔の教え子さんとともに。
大阪から一人と、東京からはご夫婦で来てくれて、
奥様は作陶家でお土産に白磁のお皿を下さいました。

使ってみたくてたまらないお皿です。
さっそくスペアリブの蜂蜜バルサミコ焼きを。

あとは舌平目のマスカットソース、ハモ鍋。



夜遅くまで音楽とおしゃべりで楽しみました。

プレゼント用のコーヒーカップは、たくさんのお店の中でも一店だけ
作ってらっしゃった、蓋付きです。


職場では休憩中にコーヒー飲んでても用ができたり、呼び出されたり、
飲みかけで席を立つことが多く
ハンカチやシリコンの蓋をかぶせるとか、
洋食器には蓋付きもあるけれど
これは格段におしゃれです。

伺えば作家さんの奥様の発案だそう。
備前焼屋の女房が備前焼のコーヒー椀にプラスチックの蓋してるのが
なんだか嫌で、「作って」って言ったら作ってくれたのだとか。

愛情から生まれた作品で、手触りも素敵です。

「可愛がってもらってくださいね」とプレゼント袋に入れてくれました。


備前焼祭り、楽しかった!











のろかめ日記10月20日 仏像に思うこと

2018-10-20 00:14:23 | 日記
先日、千体の千手観音像を見に三十三間堂に行きました。



立像が千体に大きな坐像が一体で正確には千一体の千手観音像です。
これで手は何本になるでしょうか。
1001000本。
千手と言っても実際に手が千本あるわけではなく、象徴的な意味で、
万能を表してるんだろうと思うのですが。

よく忙しい時、手が足りないとか、猫の手も借りたいとか言いますが、
これだけ手があれば凄いですね。

この仏像を見た時、「一人の小さな手🎶 何もできないけど♫
それでもみんなの手と手を合わせれば♬ 何かできる♫ 何かできる🎶」
というピート・シーガー作曲、本田路津子訳詞の歌が心に鳴り渡りました。
いつまでもいつまでもなかなか鳴り止まず、今でもふと、口ずさみます。

信仰心はほとんどないのですが、手を繋いで協力し合う人がたくさんいれば、
人生怖いものなしの楽しいものだと、たくさんの手を持つ仏様が教えてくれた
ような気がします。
生きるのが楽になり、最近心が塞ぐことが多かったけど、力づけられました。


ちょっと前になりますが、よく似た気持ちを経験したのが宇治平等院でした。







雲上供養菩薩という仏様で、写真以外にも楽器を演奏したり舞を舞っていて、
人がこの世の命を終え瞼を閉じる時、雲に乗ってやって来て、あの世へ案内
してくれると言うのです。

長年連れ添った愛馬を天国へ見送ったばかりの頃で、その時にも感じた、
悲しみと救い、安堵。

必ず命は終わる、悲しいけれど避けられないから、出来るだけ平穏に。
あの世でまた巡り会う。先に行ってらっしゃい!私が逝く時は迎えに来てね。

だから私は死んだら乗馬で天国の門をくぐる。

その時にはこの菩薩様の集団が行進曲を奏でてくれるのか。

死ぬのはすこーしも怖くないなって思いました。
安心して、死ぬまで生きていようって。


三十三間堂の千手観音像のうち5体は国立博物館に常時貸し出されているので
普段は千体同時に見られないけれど、大改修完成記念法要で里帰り、今だけ、
お揃いの姿を拝観できるのだそう。

貴重な経験をしました。

のろかめ日記10月15日 久宝寺緑地の惨状

2018-10-15 12:29:39 | 日記
久しぶりに久宝寺緑地。


肩が回らない、肘から手先が痺れる、とここ数日不調を感じていて、ポラン亭主の見立ては「寝不足と運動不足」😓。
私は温泉かマッサージが効くんじゃないかと思うのだけど、「久宝寺緑地にウォーキングしに行き」。

で、来てみたのですが、台風の爪痕がすごいです。







バーベキュー広場は当分使用禁止で草が伸び放題。



池や遊具のある辺りは無事ですが


なんだかウォーキングも悲しい気分になってしまいます。

花壇の修復はすすんでいて、もうすぐコスモスが咲きそうで

蜂が蜜を求めて飛んで来る紫の花が綺麗。


気持ちの良い秋を感じられる、憩いの場所が早く復活するようにと祈ります。

のろかめ日記 10月14日 ハゼ釣りとヨットとだんじり

2018-10-14 07:40:56 | 日記


昨日は宝伝港にハゼ釣りに行きました。



先週犬島に行った時、宝伝港でハゼ釣りをしている親子が、沢山釣ってたのを見て、やってみたくなりました。



近所の猫が見守る中、30分ほどで10匹。




こんなに釣れたのは初めてです。

元気に泳いでるのでかわいそうだったけれど



ゴマ卵天にして頂きました。

他に、ナス、サツマイモ、飛び魚も。

サツマイモはKさんの畑の初物です。

イノシシをグリーンカレーにしたり



間引き大根を浅漬けにしたり



賑やかな食卓になりました。

今日は牛窓のヨットレース。




ヨットハーバーの駐車場は満車でしたが、人の気配は少なく、乗り込もうとする若者に聞いたらクルーザーのレースが沖の方でやっているとのこと。
競争する様子を見ることはできませんでした。
クラブハウスの庭で表彰式の準備か、賞品らしき紙包みや軽食の用意がありました。


ポラン亭近くの海岸から遥かに見えるのがレースだったのかも。

鹿忍神社のお祭りでだんじりが出るので、ちょっと見に行ってみました。



歴史的、芸術的な価値の大きなだんじりですが町は過疎、高齢化で、山の上の神社まで轢いて上がることは難しいので、保管庫から出して展示して近所を巡航するだけだそうです。
太鼓は小学生、笛は中高生が前日一回だけ合わせる練習をして臨むのだそう。
ご苦労は多いでしょうが良き伝統は残して欲しいですね。
気持ちだけお祝いというかお供えというか、受付でお金を納めるとだんじりに名前を書いて貼ってくれました。

神社はひっそりとしていました。


来週は備前焼祭り、月末は牛窓祭りと、秋の賑わいが続きます。