のろかめ日記 牛窓田舎暮らしと食の話題を中心に。

普段は大阪在住のアラカンおばさんです。週3日お勤めしながら、毎週末、牛窓ポラン亭に通うのが楽しみ。海、山、魚、野菜❤️

のろかめ日記4月29日 徳島を歩いた

2019-04-29 18:32:48 | 日記
みーかんーのはーなが〜 さあいてーいる〜♬

徳島県はスダチや八朔にレモンと柑橘類の木が多く、今実がなってたり、花が咲いてたり、色々です。




四国八十八ヶ所お遍路で、11番藤井寺から19番立江寺を歩きました。
藤井寺って言うくらいだから藤が綺麗だろうと楽しみに行ったけれど、少し見頃には早くチラホラ咲きでした。




ここからお寺の後ろの山道を辿る、12番焼山寺までの道が、いわゆる遍路ころがしと言う難所です。
巡礼を決心したお遍路さんが先に進むのを止めようか、心がコロコロ変わるところから「ころがし」と言われるそうです。

行く前は歩き切れるかプレッシャーでいっぱい、風景を楽しんだり写真を撮る予定なく、荷物は1グラムでも軽く、とリュックに押し込め、着替えも化粧道具も最低限です。
ので、この間の写真はポラン亭主が後ろを歩きながら撮ってくれたものだけで、自分では1枚も撮っていません。





しんどいけれど歩きながら出会う人とのふれあいは、心の励みになります。
外国人のお遍路さんが多いなあと感じます。

息が上がって、もう限界と思う頃、泉の水が飲めたり、お大師さんの像が迎えてくれたり




みんな、自分を励まし、周囲の人と励ましあって歩きます。


1日かけて歩くのがホントに大変なのですが、走ってる人もいて


すごいなあと感心でした。

なんとか焼山寺には辿り着いたのだけど、途中で膝をひねって痛めてしまいました。

山道の途中で湿布を貼って痛み止めの薬を2回飲みました。

その日の宿まで、まだ4キロほど山道を下らなければいけません。下る時痛む場所を捻ったようで悲しいほど痛い。

ポラン亭主が荷物を持ってくれて、やっと着いたお宿の晩御飯は美味しいと言うか、身にしみて有り難かったです。



次の日以降は山道は少なくて、バスや電車にも乗って心の余裕ができて、花を愛でたり、ラーメンを味わったり。




お参りのワンちゃんとも交流。


そして、ありがたいのがお接待。

さりげなく置いてあったり、
わざわざ声をかけてコーヒーを入れてくれ

お菓子の包みと一緒にくださったり。

休憩したカフェでは出口まで追いかけるようにジュースとお菓子を持ってきてくれました。


事務所を宿に提供してくれるタクシー会社。


お遍路という文化をたくさんの人が応援し大切に守っています。

本当に人は一人では生きられないし、色んな命をいただいて生活しているのだと気付かされるのです。

3日間で9ヶ寺。何も考えず歩こうと思っても、色々浮かんできました。
しんどい時ほど不思議と前向きな気持ちになりました。




立江寺のお参り後、旅の最後のお昼ご飯。なぜか洋食屋さん。
ロシア料理のグルブイ。海老シチューのパン包焼きです。
大きな海老が3尾も入っていました。
海老さんありがとう、と手を合わせました。

感謝して生きないと。
そして自分の体を大切にしてより良く使わないと、と思う巡礼の旅でした。

のろかめ日記4月22日 たけのこ堀り

2019-04-22 09:55:18 | 日記
ソメイヨシノは終わりましたが、八重桜が綺麗な季節です。


大阪の造幣局の通り抜けが有名ですが、この桜は近所のレストランの庭木です。

先週火曜日、文楽の四月公演を観ました。
演目は仮名手本忠臣蔵。
大作なので今月と夏と11月に渡り三公演に分けて全段観ることができます。

今月は大序から四段まで。
面白い!浸りきってしまいます。

文楽劇場には展示場もあって、


人形遣いさんの足元や



太夫さん三味線さんの演じる姿勢が
見えます。

見えないまま、当然と味わっていた舞台裏と言うか演者裏、へぇ〜と感心します。

義太夫は字幕もあるけれど、太夫さんの声と息使いで物語は通じる気がします。
人形は遣い手で動きが全然違うし、動きどころか、じっとしてそこにあるだけで佇まいまで違う。
人間国宝の師匠方は、本当に、宝だなあと思うのです。

大阪府では知事大阪市長選に続き、昨日の選挙でまた維新の市長や市議が増えました。
何が魅力で人気なのか、私は全く理解できない。

大阪発祥の、文化遺産で、誇るべき、全力で守るべき、文楽を補助金カットで貶めた、橋下という人が始めた維新は受け入れがたい思想です。
文楽は、それをバネに頑張っていますが、私は観るたび怨みを思い返してしまいます。


沈鬱気分を癒してくれる山笑うという季節です。
土の下からは

美味しいたけのこが顔を出しました。

お仕事の都合で大阪に戻られたKさんが、たけのこ掘りに一日牛窓に帰ってみえました。私たちもご一緒した後ポラン亭にお泊り。





たくさん掘ったたけのこは

即座に糠を溶いたお湯で茹でて

水に浸けておきます。

とれたてのたけのこは

竹輪と土佐煮


豚肉と炒め煮


カルパッチョ風サラダにも使いました。

あとはたけのこご飯に、お吸い物にも入れて
堪能しました。

Kさんが育てていた
2月にはふきのとうだったのが
大きな蕗になっていて、

皮を剥いたらアクで手が染まるけれど


湯がいて塩漬けしとくと長く楽しめるよ、と教えて頂きチャレンジです。

選挙では人間の間違った判断とか行いが私の心を痛めるけれど、自然はもっと大きな世界。
そこに身を委ねて、信じられるものを見つけて生きようと思う春の一日です。



のろかめ日記4月15日桜舞う

2019-04-15 06:20:17 | 日記
先週土曜日は暖かく晴れて、桜は最後の見せ場を頑張っているようでした。

葉っぱの方が目立つ枝もありますが

春はまだまだ、これからです。


ツツジも鮮やかな色を見せてくれるし


ジャンボレモンの木がやっと!蕾をつけました。

花が咲いて実がなるといいなあ。

この日は来客の予定もなく、お散歩がてら近所のピザ屋さんに行きました。


ヤギがいます。目が見えないのですが、とても人に慣れています。
大切に育てられているのがわかります。


猫もいます。気持ちよさそうにずっと寝てます。


ピザはご主人手作りの石窯で焼いてもらいます。


カレーソースのピザ。
カレーもチーズも薪で焼かれた香りで、香ばしく濃厚な味になってます。
焦げ目がまた美味しい。

海辺にあって、20分ほどぶらぶら歩いて坂を下って行きます。

途中にはユーカリの畑や


水仙と桜のきれいな公園もあります。


こんなにきれいな散歩道をめったに歩かないのはもったいないと思いました。

公共交通手段がほとんどない地域だから、みんな、どこへ行くにも車。
私たちも海辺に用があるときは車で行きます。
お散歩と思わないと歩かない。
健康のためにもう少し散歩の機会を増やそうと思います。

夕食にキッシュを作りました。

冷凍のパイシートを使いとても簡単にできて美味しかったです。

前週の土曜日、フルートのカフェライブに行った時、ランチがキッシュセットで、

刺激されました。

中身を色々アレンジしてまた作ろうと思いました。

タケノコの季節に美味しくなるのと、肌の模様がタケノコに似てる

タケノコメバル。

以前煮付けにしたらとても美味しかったので、見つけたら即買いです。
赤メバルや黒メバルほど出回らず、値段も高いのですが、ホントに美味。

レモンの皮のすりおろしをまぶして、ハーブソルトで味付け、ジャガイモと玉ねぎと一緒にホイル焼き。
自家製レモンを使ってまたできたら良いなあ。

あとは、
わかめや絹さやの入ったサラダ


タラの芽とレンコンの天ぷら


ホタルイカ


春の宴は美味しい、楽しい。

翌日曜日は雨予報でしたが、朝はまだ

外でご飯が食べられました。

ヒヨドリが桜にたくさん集まってきます。

虫を食べてるのかと思ってたけど、調べてみたら、蜜を舐めているらしい。
嘴が筆状に蜜をすくえる形になってるそうです。

雨が降り出して桜はハラハラ舞い落ちます。


桜の季節はおしまいかな。
今年も美しく私たちの時間を彩ってくれてありがとう。
また来年も楽しみに待っています。





のろかめ日記4月9日 さくらさくら

2019-04-09 06:59:52 | 日記
満開近い桜の下で日曜日の朝ごはん。


前日、近所の方と一緒にお花見宴会をして、
その時持ってきてくださったフキやワラビの煮物が美味しくて
春をいっそう嬉しく思います。

真備町の筍のお刺身の残りを卵とじにしたり、
新玉ねぎのスープを作ったり、
ポラン亭主の朝ごはんは元気の素が満載。

ちょっと丘の上まで歩いてみると




いろんな桜が見渡せます。しあわせな朝です。
二日酔いの辛さを和らげてくれ・・・


前日のお花見というのは、最近知り合った近所の
フルート奏者とピアニストのご夫妻と整体師さんをお招きして
6時過ぎから夜中1時頃まで延々と良く飲んだのです。

あては

オコゼの唐揚げ


春野菜とあさりの酒蒸し、鯛の中華風ホイル焼き


筍のお刺身と釜揚げいかなご


お持たせのフキ、ワラビに、いちご酢鶏


日本酒やワインをよく飲み


音楽を楽しみました。

音楽家はお酒好きが多いような。よく飲んだら次の日に残ります。

朝ごはんと散歩がなければ、寝込んでいたでしょう、、

桜の木にかけた巣箱には

シジュウカラが入居。
出入りのたびに枝が揺れ少し花びらが舞うのです。

キッチン前のドングリの木のヤマガラは

出入りが少ないので抱卵中でしょうか。

チラリと顔を出して引っ込んだりする様子がいつもと違う、
蛇が入って卵を食べてしまったのかと勘違い、
大さわぎしましたが、よく見てるといつものヤマガラ。

小鳥たちのために屋外コンサート

聴(鳥)衆参加型で、本当に鳴き声が音楽に合っているのです。

夢のような週末でしたが、大阪に戻ると選挙結果が無残!
暗い気持ちになったけれど、気を取り直そうと


観た映画が良かった!

発達障害で社会に適応しにくい若者が、脳性まひの女の子と知り合い
恋をして人間関係を深めていく、周囲の無理解、誤解もあるけど、、

2002年の韓国映画で情景設定は昔懐かしい感じ。
韓国に行ってみたくなりました。

知事から市長に変わった松井と言う人は、
沖縄の新基地建設反対をしてる人に「土人」と言った警察官を容認、
お仕事ご苦労様と言いましたね。
差別的、排他的な考え方がありありです。

大阪市内ではヘイトスピーチもよくあるし、差別意識を持った市長の
元で増長しないか心配です。

この映画館は韓国映画の上映が多く
ヘイト団体が妨害しに来ることもあったようです。

映画という文化的な存在が大切にされる都市であるように。
気を取り直して、文化的に生きましょう。





のろかめ日記4月1日開花宣言

2019-04-01 06:50:52 | 日記

先週金曜日の夜、咲き始めの桜が寒の戻りに震えていました。


日曜日にはずいぶん開花が進みました。
この時期にしては寒く、例年楽しんでいる桜の下での朝ご飯とはいかなかったですが、ようやく春の訪れです。

次の週末にはきっと満開でしょう。

桜と同時に山道には小さなツツジも咲き始めて、桜より濃いピンクが目を引きます。

近所のお庭のミモザも

鮮やかです。


金曜日、大阪で芝居を観ました。

中央公会堂で演劇は初めてでした。


人命のかかる大災害について、暮らしの中での受け止めや、政策の不平等が描かれるドッシリした内容でした。

周囲の桜もぼちぼち見頃。


街も沸き立つ時期です。

観劇後移動したので、金曜日の晩ご飯は簡略化。

湯豆腐と


菜の花のチヂミ。

土曜日は買い物ついでに新しくできたインド料理屋さんに行きました。


美味しくて値段も手頃でした。
インド料理屋さんは好きであちこち行きますが、料理が出るのに時間がかかることが多いです。このお店は早かったです。ランチはスピーディーを心がけているとの事。
味も辛さも良い感じ、また来ますと言うとインド人の店員さんが上手な日本語で、チラシを持ってきたら店内飲食5%お持ち帰り10%割引きです、またお待ちしてますって。



夜は新しいメニューの蒸し鍋です。

セイロの下には水ではなく、ナンプラー仕立てのスープが入っていて、蒸気の風味で野菜やイカゲタ団子が美味しくなると同時に、蒸し汁がスープに落ちて旨味が加わり、最後に春雨を炊いてスープも味わう、2度美味しい料理です。

イカゲタ団子は舌平目のミンチとイカの身をフードプロセッサーにかけて丸めただけで、下味もつなぎも無し。
野菜はキャベツ、パプリカ、アスパラ、キクラゲ。
ナンプラーと豆板醤と醤油を混ぜただけのタレをつけて食べます。
手間も時間もかからないし、お財布にも優しい。
色々アレンジして楽しめそうなメニューです。

花粉症が終わる時期なのに喉がイガイガするし、くしゃみが出るなと思ったら、風邪のようです。



ちょっと熱っぽい感じもします。
あまり浮かれていてはダメですね。

季節の移り変わり、特に年度替わりで仕事の環境も変化があるでしょう。
気を引き締めていきたいと思います。