野良猫岡山の糖尿病・奮闘記

「膵外分泌疾患に伴う膵嚢胞手術後糖尿病発症治療12年目」のブログです。薬物療法と食事療法で頑張ってます。

低炭水化物食、減量後も高い代謝量を維持する効果

2018年12月03日 | ブログ

 

 低炭水化物ダイエットは、体重減少維持中のエネルギー消費量を増大することが明らかにされた。米国・ボストン小児病院のCara B. Ebbeling氏らが行った無作為化試験の結果で、BMJ誌2018年11月14日号で報告された。エネルギー消費量は、体重の減少とともに低下し、体重再増加を促す要因となるが、この代謝反応に、長期間にわたる食品構成がどのような影響を与えるのかは明らかになっていなかった。今回の検討で示された関連性は、炭水化物-インスリンモデルで一貫性を持ってみられ、著者は「示された代謝効果は、肥満治療の成功を改善する可能性があり、とくにインスリン分泌能が高い人で効果があると思われる」と述べている。

体重減少後の、高・中・低量炭水化物ダイエットのエネルギー消費を評価

 さまざまな炭水化物/脂質比ダイエットの総エネルギー消費量への影響を検討する試験は、米国2施設で2014年8月~2017年5月に行われた。被験者は、18~65歳でBMI値25以上の164例。

 被験者はrun-inダイエット期間(9~10週間)に体重を12%(2%の範囲内で)減少した後、炭水化物含有量が違う3つの試験ダイエット(60%の高量群、40%の中量群、20%の低量群)のうち1つを、いずれも20週間受けるよう無作為に割り付けられた。試験ダイエットはプロテインでコントロールし、2kg以内の範囲で体重減を維持するためにエネルギーを調整した。

 炭水化物-インスリンモデルで予測された効果の修正について検証するため、サンプルは体重減前のインスリン分泌能(経口ブドウ糖摂取30分後のインスリン濃度)で3つに分類した。

 主要評価項目は、DLW法で測定した総エネルギー消費量(intention-to-treat解析)。per protocol解析では、潜在的により正確な推定効果を提示し、目標体重減を維持した対象を含んだ評価も行った。副次評価項目は、身体活動度で評価した安静時エネルギー消費量、代謝ホルモンのレプチン値とグレリン値であった。

体重減前のインスリン分泌能が高いほど低量ダイエットの効果が大きい

 被験者164例は、高量ダイエット群に54例、中量ダイエット群に53例、低量ダイエット群に57例それぞれ割り付けられた。

 intention-to-treat解析(162例)において、総エネルギー消費量はダイエットによって異なり(p=0.002)、炭水化物含有量10%減少につき、総エネルギー消費量は52kcal/日(95%信頼区間[CI]:23~82)増大する線形の傾向が認められた(1kcal=4.18、kJ=0.00418MJ)。

 総エネルギー消費量の変化は、高量ダイエット群との比較において、中量ダイエット群で91kcal/日(95%CI:-29~210)大きく、低量ダイエット群で209kcal/日(91~326)大きかった。per protocol解析(120例)では、それぞれの差は、131kcal/日(-6~267)、278kcal/日(144~411)であった(p<0.001)。

 体重減前のインスリン分泌能が最も高かった被験者において、低量ダイエット群と高量ダイエット群の差は、308kcal/日(intention-to-treat解析)、478kcal/日(per protocol解析)であった(p<0.004)。

 グレリン値は、低量ダイエット群が高量ダイエット群よりも有意に低値であった(intention-to-treat解析、per protocol解析において)。レプチン値も、低量ダイエット群が高量ダイエット群よりも有意に低値であった(per protocol解析において)。

 


 

ローカーボ食(低炭水化物食)について

【ローカーボ食をご存知ですか?】

ローカーボ食というものをご存じですか。
ダイエットに効果があるということでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
ローカーボ食とは「低炭水化物食」のことをいい、「糖質制限食」とも言われます。
実はダイエットのために生まれたものではなく、治療の1つとして生まれた食事療法です。

【ローカーボ食の効果】

治療としてのローカーボ食は、次のような効果が期待されます。

  1. 食後に血糖値がほとんど上がらないため、糖尿病を食事で治療できる。
  2. 体重が減る。
  3. 中性脂肪を下げられる。
  4. HDL-コレステロール(善玉)が少し上昇する。

 

さらに、これらの効果によってメタボリック症候群の解消につながります。

実際にローカーボ食を実践する場合、特に難しいことをする必要はありません。
簡単に言ってしまうと、

  • 糖質を少なめにする(夕食の主食を抜くなど)
  • 主食を少なくした分、副食を多めにし、特に脂を多めにとる
  • 赤肉と加工肉を少なくする

といった内容です。 複雑なカロリー計算などは必要ありません。

【ローカーボ食をする上での注意】

しかし、自己流で実践することは危険です。
一般論としてローカーボ食は、糖尿病や肥満によく適合し、うまく使えば高血圧・脂質異常症にも適用できる栄養療法ですが、下記のようなデメリットも報告されています。

  • 一年以上の長期間続けるとLDL-コレステロール(悪玉コレステロール)の値が上昇し、糖尿病における動脈硬化のリスク因子となる。
  • ローカーボ食を実行すると、動物性タンパク質の摂取割合が増加するという結果があるが、動物性タンパク質の摂取が増えると死亡率が高くなる。
  • 食べ物から摂取できなくなった糖を作り出すために、体内に蓄えられた脂肪が減るメリットがあるが、同様にアミノ酸も使われてしまい、筋肉量が減少する

上記のように文字にすると、ものすごく危険な食事療法と捉えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ローカーボ食はここ数年で注目され始めたもので、細かな弱点や利点は世界的にもまだ確立していません。
また、持病をお持ちの方や過去に大きな病気を経験された方など、各個人の健康状態によっても、注意すべき点が異なります。

医師や管理栄養士などへの相談を行い、正しい知識のもとで実践しましょう。

 

 


 

 お分かりいただけただろうか?(`・ω・´) そう!その通り!

究極の低炭水化物食!しかも管理栄養士さん推奨食!糖尿病患者めし!


「ザ!低脂質病院食!」


うっとり~♪ (´,,・ω・,,`) これを1日3回、365日!(´,,・ω・,,`) 素敵~♪ (´,,・ω・,,`)

しかも塩分少なめ!高血圧も改善に!






俺はもう卒業したから( ´・ω・)もう・・・いらんわ・・・


何度、栄養指導受けたか?6回以上です。入院回数分・・・


そして、普通の人間食に。

 



今朝の血糖値です。135(mg/dl)です。ちょい高め。(´・ω・`)ままぁ、こんなもんか。



なんか昨日、町内会の会長さんが持ってきた「仕出し弁当」(´・ω・`)? ん?

「先生の分じゃけー、まぁ、食べられ~」って。

(´・ω・`)ん?よーわからんけど。美味しく頂きました。ん?なんで?ん?

どう見てもカロリー制限違反。逮捕、不起訴処分。

 


また更新します。皆様もご自愛ください。


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