今日は午後から兄の病院へ向かった。
昨日容体が急変したらしい。
今は口からは何も入れることができず完全に寝たきりの状態。
2年前に会った時は、かろうじて歩くことはできていたけど余命宣告をされていた。
その宣告よりは長く生きている。
けど、骨が浮き出るほどに痩せている。
とってもやせ細った身体。
声をかけると、ほんの微かに平安からの笑み(わかるかわからないくらい微かに)
声は出ない。言葉も出ない。
うなづくだけ。
もしも
私たちが身体なのであれば
これは地獄以外の何でもないだろう。
けど、身体はおろか世界すら宇宙すら実在していないこと起源の幸せが、ここにある。
兄はスピリチュアルな概念が大っ嫌いだったし、私は彼から絶交されていたらしい。
けどそんなこと構わない。
今の彼はジャッジができない。
そんな無駄なことに命を使う余地はない。
心の中で声をかけ続ける。
兄さん、あなたは身体じゃない。
あなたは完全な純粋な神と同質のスピリットだ。
あなたは神と完全に一つ
あなたと私も完全に一つ
いかなる分離も起こっていなかったんだ。
あなたが信じてきた、いかなる罪も赦されている。
あなたは完全に癒された。
驚いたでしょう？
こんなこと信じられなかったね。
けどこれが真実だったんだね。
ありがたいね。
光が見える？
何が見える？幸せだね。
ずっと声をかける。
不安も心配も苦しみも感じることはできない。
なぜか「よかったね」と感謝が溢れる。
何がよかったのかはわからない。
けど、何もかも聖霊に面倒を見てもらっていることがありがたい。
そう感じる。
努力なしに、そう感じる。
娘と兄と一緒に写真を撮る。
少しだけ表情が変わる「なにやってんの〜？」という感じの顔に見える。
病気で倒れるまでは、あれだけ人生をコントロールしようとしていたからこそ
サレンダーした方がよっぽど平安なんだ。
ということを、彼は証明してくれる。
彼はもともと、この人生を長く生きたいなんて思っていなかった。
それは、この世界にウンザリしていたからだった。
もう一緒に聖霊の光の中に居たいと思う。
それしか魅力がない。
他の目的のためにこの世界も人生も使う気がしない。
それがとても幸せなこと。
状況がどうあれ、とても平安で とても幸せでいてもいい。
こんな風に感じる日が来るなんて
なんてありがたいことだろうか。
ありがとうございます。
神と聖霊とイエスに全権力を持っていただけることに
心から感謝します。
