令和4年6月23日(木)
晴耕雨読
区の図書館からお借りしました
原田康子『聖母の鏡』完読いたしました。
手にしたきっかけは 北海道関連の作家さんながら
一作も手にしたことがないからでした。
途中 苦手意識のある恋愛小説かと思いましたが、
自分の物差しの範疇として最後まで。
”女″
パートナーをそれぞれの理由で失い 償いようのない過去を胸に引きずり
望むはスペインでの客死だった。
彼との出会いと あの鏡のような泉に出会うまでは・・・、
”男”
突然妻に去られ 独り帰郷したアンダルシアでオリーブ畑を守る
国際便敏腕トラック運転手
人生の男女の愛の形 微妙に揺れ動くさまが緻密
女が育った 釧路湿原を流れる川の蛇行にも似てか。