訪問日:令和6年2月10日(土)
出 発:阪急電車「芦屋川駅」
到 着:阪神電車「打出駅」
極寒の2月。木々や草花は枯れ、どこを歩いても彩りは薄いと思います。かと言って冬ごもりをするわけにもいきません。町を歩きましょう。ということで今回は大阪と神戸の中間に位置する「兵庫県芦屋市」。南北に細長い市の阪急神戸線以北は六甲山地の一画ですので南部の市街地を歩きます。芦屋市は「芦屋マダム」という言葉があるように関西一の高級住宅街として知られています。さてどんな町でしょうか?市街地を歩くので給水・トイレには全く困りません。特にトイレ。
今日のスタートは阪急電車「芦屋川駅」。「関西5珍名山」で「ゴロゴロ岳」に登った時のスタート地点です。「大阪梅田駅」から約20分(290円)。午前9時15分、公衆トイレがある駅北口の「芦屋川駅前広場」でウォーミングアップをし、今日も元気に出発です。
阪急神戸線以南を歩くと言っておきながらとりあえず北に向かって歩きます。前回のゴロゴロ岳同様、橋を渡って芦屋川の左岸を北に進みます。前回は「開森橋」から「ライト坂」を真っ直ぐ上りましたが、今回は右に曲がり交番の前を通り過ぎて東へ進みます。
狭い道の左右には低層マンションや邸宅が並びます。
この道は「芦屋神社参道」と呼ばれています。歩紀ですので真っ直ぐ進みます。
高級住宅街の向こうに「海が見えるぞ」
この街には「おベンツ様」がよく似合います。
そして坂を上れば左奥に鳥居が。
「芦屋神社」に着きました。「天穂日命(あめのほひのみこと)」など多くの神様をお祀りします。(午前9時30分)
明治時代に入り付近にある多くの神社を合祀し、芦屋村総鎮守として創建されたそうです(同社ホームページより)。今日一日の安全を祈願しましょう。
境内の「水神社」は古墳時代後期に造られたと思われる円墳の横穴式石室内に祀られており、かつてこの辺りを支配する強大な勢力が存在したことがうかがわれます。
鳥居の横には「印章塚」。役目を終えた印鑑の供養碑だそうです。
参拝を終え東に隣接する「東芦屋公園」との間の坂道を上って行きます。公園内に公衆トイレがあります。
100mほどで左に「山手緑地」と書かれた石柱。後ろの立派な門を入って行きましょう。
ここは旧藤井邸の「松風山荘」という屋敷跡で蔵や庭園が残されています。
ここにも出るんだな。
見学を終え先ほどの門を一旦右へ戻ります。すぐ右に路地がありますので入って行きます。地図を頼りに高級住宅街を抜けます。
右にこの階段が見えれば上ります。
突き当りの生垣を左に曲がれば「芦屋市立山手小学校」。昭和8年創立の古い小学校だそうです。
山手小学校を抜ければ「ライト坂」に出るので左折。ちょっと坂を下れば右に「ヨドコウ迎賓館」の入口が見えます。ゴロゴロ岳登山の時に前を通り過ぎました。午前10時から公開されているので中に入って行きましょう。(午前9時56分)
ただ2月10日から4月7日まで「雛人形展」が開催されており完全事前予約制のため入館することができませんでした。
外から国の重要文化財に指定されている「旧山邑家住宅」を撮影させてもらいました。
そのままライト坂を下れば先ほど通った「開森橋」。橋を渡って左に曲がります。
すぐに右の路地に入り坂を下って行けば今日のスタート地点である芦屋川駅のすぐ西側に出ます。そこには古い病院が。(午前10時7分)
病院を右に見ながら狭い一方通行路を西に進み「安楽寺」というお寺の前を通り過ぎます。
さらに進めば。有名なプリン屋さんなんだろうな。
その先には「芦屋廃寺址」の石碑。
100mほどで左に「八幡神社裏参道」という看板が見えてきますが先を左折して正面に回りましょう。「三条八幡神社」です。小さな川(溝?)を跨ぐ石橋には「昭和6年5月」と刻まれています。(午前10時14分)
参拝を終え目の前の阪急神戸線ガードをくぐり、これまで神戸歩紀で何度も歩いている「山手幹線」という大通りを渡ります。
さらにJR神戸線の踏切を渡って右に曲がれば左に「清水公園」という公園が見えてきました。入って行きましょう。(午前10時25分)
住宅街の小さな公園ですが川が流れています。
ビオトープもあるようですね。ビオトープとは単に池を配した公園ではなく、水生動植物が自生できるように造られた池のことを言うそうですね。
公園を抜ければ国道2号線に出るので左に曲がります。一応「西国街道」のようですが面影はありませんね。
郵便局を過ぎ「前田交差点」を渡ってから左折すれば右に「前田公園」。公衆トイレがあります。(午前10時34分)
六甲山系の湧き水でしょうか、ここも住宅街の小さな公園ですが川が流れています。
公園内には縄文時代から弥生時代にかけての複合遺跡である「前田遺跡」があります。これは水田跡に残っていた弥生人の足跡らしいですよ。
25.5cmの私の足と比べてみてください。
公園から北に進みJRに突き当たれば右へ。少し歩けば芦屋川に突き当たるのですが、その手前角には「芦屋仏教会館」という鉄筋4階建てのレトロな建物が立ちます。(午後10時41分)
昭和2年に建てられ戦災や震災も乗り越えてきたそうです。国の登録有形文化財に登録されています。
左に曲がりJR神戸線を越え「大正橋」で芦屋川を渡ればこの道は「駅前通り」。どこの駅に続くのでしょうか。
「JR芦屋駅」でした。(午前10時52分)
駅北口は「大丸」などが入る駅ビルが駅前通りを挟んで「ラポルテ」という商業施設と陸橋で結ばれており、お洒落なショッピングモールになっています。
セブンイレブンが入る「ラポルテ北館」と「みなと銀行」の間を北に進んで行きます。
角にキリスト教会と「芦屋甲陽幼稚園」という幼稚園が見えれば右へ。この幼稚園も結構レトロですね。(午前10時59分)
東へ真っ直ぐ歩いて行けば「宮川」という川に出るので右折。川沿いを歩いていきましょう。
200mほどで「親王塚橋交差点」を左折。この道は山手幹線です。その先で山手幹線本線の左にある側道に入ります。そこには「阿保親王塚古墳」。第15代平城天皇の皇子である「阿保親王」の墓に治定されており宮内庁の制札が立っています。(午前11時10分)
そのまま進めば自然に山手幹線と合流するので左折。「西宮市」に入っちゃいました。先に見える信号を右に曲がりましょう。
住宅街の狭い道を抜ければJR神戸線に突き当たりますが、そこには何やら古いトンネルが。当然入って行きますよ。(午前11時20分)
昭和初期に改修されたそうですが東海道本線開業当時(明治時代初期)からあるそうです。
煉瓦に見えますが実際には「煉瓦様」のシールだそうですよ。
30mほどのアンダーパスをくぐり振り返れば「大谷道」と書かれていました。「まんぼう」とも呼ばれているそうです。以前「猪名川」沿いを歩いた時「黒まんぶ」という古いトンネルを訪ねましたが「まんぼう」「まんぶ」とは小さなトンネルのことだそうですね。
まんぼうを背に真っ直ぐ進めば「郷免町交差点」で国道2号線に出るので信号を渡らずに右折します。「フォルクス」と「ジョリーパスタ」の間を抜ければ芦屋市に戻っています。そしてさらに250mほど進むと「楠公園前交差点」角に「大楠公戦跡碑」。建武3(1336)年2月、ここで楠木正成と足利尊氏が激突、楠木勢が勝利した「打出合戦」という戦いが繰り広げられたそうです。
時間は。ちょっと早いですが昼食にしましょう。
今日は交差点を挟んで斜め向かいにある「マクドナルド芦屋打出店」。休日のお昼時は家族連れで込み合いますが、ちょっと早かったのと「お一人様」だったので何とか席を確保しました。
アプリのクーポン利用で「スイートチリえびフィレオ」(税込690円)を注文しました。私の小さいころはマクドナルドといえばハンバーガー屋さんで若者が集まる場所。「年寄りがハンバーガーなんて」と言われていましたが、今ではどこのお店でも老夫婦の姿が見られますね。店員さんも結構な「お婆ちゃま」でしたよ。
午後0時10分、食事を終え出発。マクドナルド前の狭い道を南に下り2つ目の交差点を右折します。この道は西国街道です。
すぐ先の信号を越えれば右のコインパーキング奥に何やらこんもりとした丘が。「金津山古墳」という古墳時代中期(5世紀後半)に造られた全長55mの前方後円墳です。芦屋市最大の古墳だそうですが前方部は鎌倉時代に削られ今はこの後円部が残るだけです。(午後0時16分)
その先の信号がある交差点角には先ほど訪れた「阿保親王廟道標」。右に曲がりましょう。
1つ目の四つ角を過ぎれば右に「打出天神社」。(午後0時20分)
その向かいに「市立図書館打出分室」。
このレトロな建物は昭和5年に建てられた「旧松山家住宅松涛館」だそうです。国の登録有形文化財に登録されています。
図書館南の「打出公園」を右に見ながら西に進みます。地図では公園内に公衆トイレがあるようですが工事中のようです。信号を越えれば左に「徳本上人名号塔」。江戸時代後期の浄土宗高僧だそうです。
その先にある橋の手前には「白露地蔵尊」。初めての仏様にお参りした後、「西国橋」で宮川を越え左へ。川に沿って歩きます。
阪神電車のガードをくぐり「打出保育所」を過ぎて右に入れば何やら古い家屋がありました。「宮田砕花旧居」です。宮川砕花は明治・大正・昭和にかけて活躍した詩人で、昭和14年から同59年に93歳で亡くなるまでここに住んだそうです。その前には谷崎潤一郎も住んだことがあるそうですよ。水曜日と日曜日の午前10時から午後4時までが開館日です。(午後0時36分)
さらに西に進み「兵庫県立芦屋高等学校」校門前を通過します。
芦屋高校のグランド角の横断歩道を渡り次の交差点を右に曲がります。阪神電車のガードをくぐり信号のある交差点を過ぎて100mほど歩けば左にレトロな建物が現われました。(午後0時46分)
「芦屋モノリス」といい「旧逓信省芦屋別館」として昭和4年に建てられ、国の登録有形文化財に登録されています。
今はレストランや結婚式場として利用されています。
店舗内以外のオープンスペースに入り館内を撮影させてもらいました。
正面玄関前を西へ。突き当りを右に曲がって次の交差点を左に曲がれば、正面に教会でしょうか十字架が立つ建物が見えます。スロープ右の階段を上がります。
ぐるっと回れば「カトリック芦屋教会」。昭和28年に建てられたそうです。
目の前の芦屋川に沿って南に進めば次の交差点角に「兵庫県芦屋警察署」。今はこちらが正面玄関のようですが次の交差点を左折しましょう。
何とそこには重厚な造りの旧正面玄関がありました。電信柱と電線は「日本の原風景」ですね。
昭和2年に建てられた石造りのアーチ上にはミミズクがあしらわれています。「夜も見張る」という意味でしょうか。
「芦屋警察署前交差点」を南に進み阪神電車「芦屋駅」の踏切を渡れば右に「芦屋市役所」。芦屋市は神戸市と隣接し人口約9万3千人。900m級の六甲山最高峰付近から大阪湾にかけて南北に細長い市域は兵庫県で2番目に狭い市町村だそうです。(午後1時2分)
市役所南側の歩道橋で「浜手幹線」と「阪神高速道路神戸線」を越えれば右に「芦屋公園」。芦屋川にそった南北に細長い公園です。公衆トイレもたくさんあります。
公園を横切る道路を渡れば「阪神・淡路大震災慰霊碑と復興モニュメント」。芦屋市では444名の方が亡くなっています。「合掌」
そのまま進み交番の隣には「ぬえ塚」という石碑が立ちます。ぬえ(鵺)とはサル・タヌキ・トラ・ヘビが合体した化け物で、夜な夜な御所に現れ宮殿を騒がせたそうですが、源頼政により射られた死骸が芦屋の浜に流れ着きここに葬られたそうです。この手の伝説は各地にありますね。
この先はテニスコートになっているので一旦芦屋川沿いの道路に出ます。
テニスコートを過ぎれば再度公園内に入りましょう。公園の南端にも何やらレトロな建物がありました。「旧芦屋遊園乗合バス待合所」というそうです。
公園を出てカーブを左に進みます。500mほど歩けば左に「市立美術博物館」が見えます。(午後1時26分)
美術博物館の前には「小出楢重」という大正から昭和初期にかけて活躍した洋画家のアトリエが復元されています。裏はカフェになっているようですね。
内部は無料で公開されています。
カフェの前には「芦屋廃寺塔心礎」。芦屋廃寺は7世紀末に創建されたそうですが、この心礎は長らく個人宅で保存されていたそうです。江戸期には大坂城の石材として使用しようしたのか上面には九州島津家の刻印があります(芦屋市教育委員会説明文)。見えますか。
その裏には「芦屋市谷崎潤一郎記念館」。
谷崎潤一郎は一時期、神戸・芦屋・西宮で過ごしたことから縁の地として建てられたそうです。
隣接する市立図書館を過ぎて次の信号を渡ったところに「芦屋浜の大阪城残念石」。以前、ゴロゴロ岳や甲山を歩いた際、大阪城の石垣に使われた巨石の採石場を見ましたが、やはり浜まで転がし舟で大阪まで運んだんですね。六甲山系は山からすぐ海に沈むので効率が良かったのでしょうね。(午後1時35分)
交差点の向こうには大きな公園が。「芦屋中央公園」です。入って行きましょう。本格的な野球場やサッカー場があります。公衆トイレもたくさんありますよ。
梅林の梅がほころんでいました。
ツバキも見頃のようです。
公園を抜けてカーブを進めば「中央緑道」への階段がありますので上りましょう。
階段を上れば「潮見東公園」を左に見ながら西へ進みます。
大阪市ではこのような石畳は大抵「市電」の敷石なのですが神戸市はどうなんでしょう。
その先には「西浜公園」。近くに下水処理場があるので処理水でしょうか川が流れています。(午後1時47分)
東屋のある池を配した緑地です。公衆トイレがあります。
遊歩道は「潮見西公園」に突き当たるので左折しましょう。
正面は「芦屋川」の河口です。ここも電線がすごいですね。遠くには以前歩いた「六甲山系」が。
遊歩道はそのままカーブしながら進みます。そして芦屋には「島」があるのです。といっても人工島(埋立地)ですが。カーブは「潮風大橋」という橋で島に渡ります。下は川ではなく海です。(午後2時)
特に愛称は付けられていませんが島に上陸し、阪神高速道路をくぐれば「芦屋市総合公園」。ここも立派な競技場があります。
そのほか芝生公園やバーベキュー広場もある大きな公園です。もちろん公衆トイレもあります。
そして突き当りは「海」。(午後2時9分)
人工ですが「潮芦屋ビーチ」という白砂の海岸です。
結構きれいな水です。
北東のテラスから砂浜を後にします。信号はありませんが「南浜町」という大きな交差点を渡ってから左折。そのまま進めば左右に公園が開けます。右に見える「親水中央公園」に進みましょう。(午後2時22分)
しばらく土の上を歩きます。これまで結構山を歩きました。山行は最低限の装備や着替えを持たなければなりませんが、町歩紀はとりあえずカードを持っておけば安心です。気分が楽ですね。ただアスファルト舗装は足にきますし夏は照り返しもきついです。土の上って本当に楽ですね。
公衆トイレの脇から上がれば交差点が。真っ直ぐ「モンテベロ通り」という道を進んで行きます。左右にはホームセンターやスーパーマーケットが並びます。
そして突き当りを右に曲がりロータリーを過ぎれば、その先はヨットハーバーになっていました。たくさんのクルーザーやヨットが係留されています。
なんだか「地中海」っぽい風景ですね。地中海とは大陸に囲まれた海のことを言うらしいですね。島国である日本は大陸ではありませんが、四方を陸に囲まれた瀬戸内海は地中海です。
ロータリーに戻り日帰り温泉「SPA水春」の前を通り過ぎます。
通りに出れば右折。何とそこには「足湯」がありました。「潮芦屋げんき足湯」というようです。(午後2時36分)
案内板を見れば泉質は「ナトリウム-塩化物泉(低張性、中性、高温泉)」で温湯は42度の「かけ流し」だそうです。午前10時から午後4時まで無料で利用できます。
筋肉痛や疲労回復に効くそうなので歩紀の疲れを癒しましょう。このためにタオルと替えの靴下を持ってきました。
さて10分ほど「入浴」した後、通りをそのまま進めば「浜風大橋」で海を渡り「本州」に戻ります。橋の左手前に公衆トイレがあります。(午後3時3分)
そのまま海に沿って歩きます。海の向こうは「西宮市」です。
通りはそのまま「海浜公園」へと続きます。公衆トイレがあります。「芦屋マリンセンター」と言うんですね。
そして公園の奥は「芦屋港」。神戸港・大阪港・堺泉北港を合わせた「阪神港」の一部らしいですが「ちょっとした漁港」という感じですね。(午後3時18分)
芦屋港から「芦屋市立打出浜小学校」のグラウンドを左に見ながら進み、通りに出れば横断歩道を渡ってから左折。「南宮浜公園」の前を通り過ぎます。公園内に公衆トイレがあります。
次の「南宮ポンプ場前交差点」を右折しましょう。郵便局を過ぎ左前にローソンプラスがある交差点に出れば右へ曲がります。
「妙福寺」というお寺の前を通り過ぎます。
「南宮公園」。こんな小さな公園にも公衆トイレがありますよ。公園前の四つ角を過ぎ次の四つ角を左折します。
正面に阪神高速道路の高架が見えますが、その手前には「阪神高速道路兵庫県南部地震慰霊碑」。門は閉ざされていました。(午後3時36分)
あの地震では横倒しになった阪神高速の映像が今でも目に焼き付いていますが、高速道路を通行中の16人の方が亡くなったそうです。
高速道路の下は「国道43号線」。防音壁に沿って西へ進みます。間もなくゴールです。
次の「打出交差点」の信号を渡ってから右へ。そこには「打出商店街」というアーケードが。
どこにでもある下町のアーケード商店街です。
ただ、あまり「昭和」の臭いがしないのは震災からの復興により建て替えられたからでしょうか。
アーケードを抜ければ一番「海寄り」を走る阪神電車の「打出駅」。大阪方面へのホームがある北口が今日のゴールです。時間は午後3時45分。ここから「大阪梅田駅」まで約25分(300円)。
本日の歩紀「30159歩」(20.50km)。芦屋市は「高級住宅街」のほか「史跡」あり「レトロ建造物」あり「海」あり「湯」あり「下町商店街」ありの見どころが多い、彩りが薄い時期に歩くにはもったいないくらいの素晴らしい町でした。そして各施設はもちろん小さな公園にも公衆トイレが設置されており、これまで歩いた中で最も公衆トイレの密度が高い町でもありました。機会があればまた歩きたいと思います。
本日のひとり打ち上げは帰宅途中の能勢電車「滝山駅」で途中下車。歩いて7~8分の「魚べいキセラ川西店」(キセラ川西からはちょっと離れています)です。
休日の「回る寿司」はどこも人が多いですが、ひとり席はすぐに座れました。このスティックチキンは130円(税込)。「安っ!」。とりあえずビール(税込550円)で乾杯~。この後、110円皿を7皿食べました。
出 発:阪急電車「芦屋川駅」
到 着:阪神電車「打出駅」
極寒の2月。木々や草花は枯れ、どこを歩いても彩りは薄いと思います。かと言って冬ごもりをするわけにもいきません。町を歩きましょう。ということで今回は大阪と神戸の中間に位置する「兵庫県芦屋市」。南北に細長い市の阪急神戸線以北は六甲山地の一画ですので南部の市街地を歩きます。芦屋市は「芦屋マダム」という言葉があるように関西一の高級住宅街として知られています。さてどんな町でしょうか?市街地を歩くので給水・トイレには全く困りません。特にトイレ。
今日のスタートは阪急電車「芦屋川駅」。「関西5珍名山」で「ゴロゴロ岳」に登った時のスタート地点です。「大阪梅田駅」から約20分(290円)。午前9時15分、公衆トイレがある駅北口の「芦屋川駅前広場」でウォーミングアップをし、今日も元気に出発です。
阪急神戸線以南を歩くと言っておきながらとりあえず北に向かって歩きます。前回のゴロゴロ岳同様、橋を渡って芦屋川の左岸を北に進みます。前回は「開森橋」から「ライト坂」を真っ直ぐ上りましたが、今回は右に曲がり交番の前を通り過ぎて東へ進みます。
狭い道の左右には低層マンションや邸宅が並びます。
この道は「芦屋神社参道」と呼ばれています。歩紀ですので真っ直ぐ進みます。
高級住宅街の向こうに「海が見えるぞ」
この街には「おベンツ様」がよく似合います。
そして坂を上れば左奥に鳥居が。
「芦屋神社」に着きました。「天穂日命(あめのほひのみこと)」など多くの神様をお祀りします。(午前9時30分)
明治時代に入り付近にある多くの神社を合祀し、芦屋村総鎮守として創建されたそうです(同社ホームページより)。今日一日の安全を祈願しましょう。
境内の「水神社」は古墳時代後期に造られたと思われる円墳の横穴式石室内に祀られており、かつてこの辺りを支配する強大な勢力が存在したことがうかがわれます。
鳥居の横には「印章塚」。役目を終えた印鑑の供養碑だそうです。
参拝を終え東に隣接する「東芦屋公園」との間の坂道を上って行きます。公園内に公衆トイレがあります。
100mほどで左に「山手緑地」と書かれた石柱。後ろの立派な門を入って行きましょう。
ここは旧藤井邸の「松風山荘」という屋敷跡で蔵や庭園が残されています。
ここにも出るんだな。
見学を終え先ほどの門を一旦右へ戻ります。すぐ右に路地がありますので入って行きます。地図を頼りに高級住宅街を抜けます。
右にこの階段が見えれば上ります。
突き当りの生垣を左に曲がれば「芦屋市立山手小学校」。昭和8年創立の古い小学校だそうです。
山手小学校を抜ければ「ライト坂」に出るので左折。ちょっと坂を下れば右に「ヨドコウ迎賓館」の入口が見えます。ゴロゴロ岳登山の時に前を通り過ぎました。午前10時から公開されているので中に入って行きましょう。(午前9時56分)
ただ2月10日から4月7日まで「雛人形展」が開催されており完全事前予約制のため入館することができませんでした。
外から国の重要文化財に指定されている「旧山邑家住宅」を撮影させてもらいました。
そのままライト坂を下れば先ほど通った「開森橋」。橋を渡って左に曲がります。
すぐに右の路地に入り坂を下って行けば今日のスタート地点である芦屋川駅のすぐ西側に出ます。そこには古い病院が。(午前10時7分)
病院を右に見ながら狭い一方通行路を西に進み「安楽寺」というお寺の前を通り過ぎます。
さらに進めば。有名なプリン屋さんなんだろうな。
その先には「芦屋廃寺址」の石碑。
100mほどで左に「八幡神社裏参道」という看板が見えてきますが先を左折して正面に回りましょう。「三条八幡神社」です。小さな川(溝?)を跨ぐ石橋には「昭和6年5月」と刻まれています。(午前10時14分)
参拝を終え目の前の阪急神戸線ガードをくぐり、これまで神戸歩紀で何度も歩いている「山手幹線」という大通りを渡ります。
さらにJR神戸線の踏切を渡って右に曲がれば左に「清水公園」という公園が見えてきました。入って行きましょう。(午前10時25分)
住宅街の小さな公園ですが川が流れています。
ビオトープもあるようですね。ビオトープとは単に池を配した公園ではなく、水生動植物が自生できるように造られた池のことを言うそうですね。
公園を抜ければ国道2号線に出るので左に曲がります。一応「西国街道」のようですが面影はありませんね。
郵便局を過ぎ「前田交差点」を渡ってから左折すれば右に「前田公園」。公衆トイレがあります。(午前10時34分)
六甲山系の湧き水でしょうか、ここも住宅街の小さな公園ですが川が流れています。
公園内には縄文時代から弥生時代にかけての複合遺跡である「前田遺跡」があります。これは水田跡に残っていた弥生人の足跡らしいですよ。
25.5cmの私の足と比べてみてください。
公園から北に進みJRに突き当たれば右へ。少し歩けば芦屋川に突き当たるのですが、その手前角には「芦屋仏教会館」という鉄筋4階建てのレトロな建物が立ちます。(午後10時41分)
昭和2年に建てられ戦災や震災も乗り越えてきたそうです。国の登録有形文化財に登録されています。
左に曲がりJR神戸線を越え「大正橋」で芦屋川を渡ればこの道は「駅前通り」。どこの駅に続くのでしょうか。
「JR芦屋駅」でした。(午前10時52分)
駅北口は「大丸」などが入る駅ビルが駅前通りを挟んで「ラポルテ」という商業施設と陸橋で結ばれており、お洒落なショッピングモールになっています。
セブンイレブンが入る「ラポルテ北館」と「みなと銀行」の間を北に進んで行きます。
角にキリスト教会と「芦屋甲陽幼稚園」という幼稚園が見えれば右へ。この幼稚園も結構レトロですね。(午前10時59分)
東へ真っ直ぐ歩いて行けば「宮川」という川に出るので右折。川沿いを歩いていきましょう。
200mほどで「親王塚橋交差点」を左折。この道は山手幹線です。その先で山手幹線本線の左にある側道に入ります。そこには「阿保親王塚古墳」。第15代平城天皇の皇子である「阿保親王」の墓に治定されており宮内庁の制札が立っています。(午前11時10分)
そのまま進めば自然に山手幹線と合流するので左折。「西宮市」に入っちゃいました。先に見える信号を右に曲がりましょう。
住宅街の狭い道を抜ければJR神戸線に突き当たりますが、そこには何やら古いトンネルが。当然入って行きますよ。(午前11時20分)
昭和初期に改修されたそうですが東海道本線開業当時(明治時代初期)からあるそうです。
煉瓦に見えますが実際には「煉瓦様」のシールだそうですよ。
30mほどのアンダーパスをくぐり振り返れば「大谷道」と書かれていました。「まんぼう」とも呼ばれているそうです。以前「猪名川」沿いを歩いた時「黒まんぶ」という古いトンネルを訪ねましたが「まんぼう」「まんぶ」とは小さなトンネルのことだそうですね。
まんぼうを背に真っ直ぐ進めば「郷免町交差点」で国道2号線に出るので信号を渡らずに右折します。「フォルクス」と「ジョリーパスタ」の間を抜ければ芦屋市に戻っています。そしてさらに250mほど進むと「楠公園前交差点」角に「大楠公戦跡碑」。建武3(1336)年2月、ここで楠木正成と足利尊氏が激突、楠木勢が勝利した「打出合戦」という戦いが繰り広げられたそうです。
時間は。ちょっと早いですが昼食にしましょう。
今日は交差点を挟んで斜め向かいにある「マクドナルド芦屋打出店」。休日のお昼時は家族連れで込み合いますが、ちょっと早かったのと「お一人様」だったので何とか席を確保しました。
アプリのクーポン利用で「スイートチリえびフィレオ」(税込690円)を注文しました。私の小さいころはマクドナルドといえばハンバーガー屋さんで若者が集まる場所。「年寄りがハンバーガーなんて」と言われていましたが、今ではどこのお店でも老夫婦の姿が見られますね。店員さんも結構な「お婆ちゃま」でしたよ。
午後0時10分、食事を終え出発。マクドナルド前の狭い道を南に下り2つ目の交差点を右折します。この道は西国街道です。
すぐ先の信号を越えれば右のコインパーキング奥に何やらこんもりとした丘が。「金津山古墳」という古墳時代中期(5世紀後半)に造られた全長55mの前方後円墳です。芦屋市最大の古墳だそうですが前方部は鎌倉時代に削られ今はこの後円部が残るだけです。(午後0時16分)
その先の信号がある交差点角には先ほど訪れた「阿保親王廟道標」。右に曲がりましょう。
1つ目の四つ角を過ぎれば右に「打出天神社」。(午後0時20分)
その向かいに「市立図書館打出分室」。
このレトロな建物は昭和5年に建てられた「旧松山家住宅松涛館」だそうです。国の登録有形文化財に登録されています。
図書館南の「打出公園」を右に見ながら西に進みます。地図では公園内に公衆トイレがあるようですが工事中のようです。信号を越えれば左に「徳本上人名号塔」。江戸時代後期の浄土宗高僧だそうです。
その先にある橋の手前には「白露地蔵尊」。初めての仏様にお参りした後、「西国橋」で宮川を越え左へ。川に沿って歩きます。
阪神電車のガードをくぐり「打出保育所」を過ぎて右に入れば何やら古い家屋がありました。「宮田砕花旧居」です。宮川砕花は明治・大正・昭和にかけて活躍した詩人で、昭和14年から同59年に93歳で亡くなるまでここに住んだそうです。その前には谷崎潤一郎も住んだことがあるそうですよ。水曜日と日曜日の午前10時から午後4時までが開館日です。(午後0時36分)
さらに西に進み「兵庫県立芦屋高等学校」校門前を通過します。
芦屋高校のグランド角の横断歩道を渡り次の交差点を右に曲がります。阪神電車のガードをくぐり信号のある交差点を過ぎて100mほど歩けば左にレトロな建物が現われました。(午後0時46分)
「芦屋モノリス」といい「旧逓信省芦屋別館」として昭和4年に建てられ、国の登録有形文化財に登録されています。
今はレストランや結婚式場として利用されています。
店舗内以外のオープンスペースに入り館内を撮影させてもらいました。
正面玄関前を西へ。突き当りを右に曲がって次の交差点を左に曲がれば、正面に教会でしょうか十字架が立つ建物が見えます。スロープ右の階段を上がります。
ぐるっと回れば「カトリック芦屋教会」。昭和28年に建てられたそうです。
目の前の芦屋川に沿って南に進めば次の交差点角に「兵庫県芦屋警察署」。今はこちらが正面玄関のようですが次の交差点を左折しましょう。
何とそこには重厚な造りの旧正面玄関がありました。電信柱と電線は「日本の原風景」ですね。
昭和2年に建てられた石造りのアーチ上にはミミズクがあしらわれています。「夜も見張る」という意味でしょうか。
「芦屋警察署前交差点」を南に進み阪神電車「芦屋駅」の踏切を渡れば右に「芦屋市役所」。芦屋市は神戸市と隣接し人口約9万3千人。900m級の六甲山最高峰付近から大阪湾にかけて南北に細長い市域は兵庫県で2番目に狭い市町村だそうです。(午後1時2分)
市役所南側の歩道橋で「浜手幹線」と「阪神高速道路神戸線」を越えれば右に「芦屋公園」。芦屋川にそった南北に細長い公園です。公衆トイレもたくさんあります。
公園を横切る道路を渡れば「阪神・淡路大震災慰霊碑と復興モニュメント」。芦屋市では444名の方が亡くなっています。「合掌」
そのまま進み交番の隣には「ぬえ塚」という石碑が立ちます。ぬえ(鵺)とはサル・タヌキ・トラ・ヘビが合体した化け物で、夜な夜な御所に現れ宮殿を騒がせたそうですが、源頼政により射られた死骸が芦屋の浜に流れ着きここに葬られたそうです。この手の伝説は各地にありますね。
この先はテニスコートになっているので一旦芦屋川沿いの道路に出ます。
テニスコートを過ぎれば再度公園内に入りましょう。公園の南端にも何やらレトロな建物がありました。「旧芦屋遊園乗合バス待合所」というそうです。
公園を出てカーブを左に進みます。500mほど歩けば左に「市立美術博物館」が見えます。(午後1時26分)
美術博物館の前には「小出楢重」という大正から昭和初期にかけて活躍した洋画家のアトリエが復元されています。裏はカフェになっているようですね。
内部は無料で公開されています。
カフェの前には「芦屋廃寺塔心礎」。芦屋廃寺は7世紀末に創建されたそうですが、この心礎は長らく個人宅で保存されていたそうです。江戸期には大坂城の石材として使用しようしたのか上面には九州島津家の刻印があります(芦屋市教育委員会説明文)。見えますか。
その裏には「芦屋市谷崎潤一郎記念館」。
谷崎潤一郎は一時期、神戸・芦屋・西宮で過ごしたことから縁の地として建てられたそうです。
隣接する市立図書館を過ぎて次の信号を渡ったところに「芦屋浜の大阪城残念石」。以前、ゴロゴロ岳や甲山を歩いた際、大阪城の石垣に使われた巨石の採石場を見ましたが、やはり浜まで転がし舟で大阪まで運んだんですね。六甲山系は山からすぐ海に沈むので効率が良かったのでしょうね。(午後1時35分)
交差点の向こうには大きな公園が。「芦屋中央公園」です。入って行きましょう。本格的な野球場やサッカー場があります。公衆トイレもたくさんありますよ。
梅林の梅がほころんでいました。
ツバキも見頃のようです。
公園を抜けてカーブを進めば「中央緑道」への階段がありますので上りましょう。
階段を上れば「潮見東公園」を左に見ながら西へ進みます。
大阪市ではこのような石畳は大抵「市電」の敷石なのですが神戸市はどうなんでしょう。
その先には「西浜公園」。近くに下水処理場があるので処理水でしょうか川が流れています。(午後1時47分)
東屋のある池を配した緑地です。公衆トイレがあります。
遊歩道は「潮見西公園」に突き当たるので左折しましょう。
正面は「芦屋川」の河口です。ここも電線がすごいですね。遠くには以前歩いた「六甲山系」が。
遊歩道はそのままカーブしながら進みます。そして芦屋には「島」があるのです。といっても人工島(埋立地)ですが。カーブは「潮風大橋」という橋で島に渡ります。下は川ではなく海です。(午後2時)
特に愛称は付けられていませんが島に上陸し、阪神高速道路をくぐれば「芦屋市総合公園」。ここも立派な競技場があります。
そのほか芝生公園やバーベキュー広場もある大きな公園です。もちろん公衆トイレもあります。
そして突き当りは「海」。(午後2時9分)
人工ですが「潮芦屋ビーチ」という白砂の海岸です。
結構きれいな水です。
北東のテラスから砂浜を後にします。信号はありませんが「南浜町」という大きな交差点を渡ってから左折。そのまま進めば左右に公園が開けます。右に見える「親水中央公園」に進みましょう。(午後2時22分)
しばらく土の上を歩きます。これまで結構山を歩きました。山行は最低限の装備や着替えを持たなければなりませんが、町歩紀はとりあえずカードを持っておけば安心です。気分が楽ですね。ただアスファルト舗装は足にきますし夏は照り返しもきついです。土の上って本当に楽ですね。
公衆トイレの脇から上がれば交差点が。真っ直ぐ「モンテベロ通り」という道を進んで行きます。左右にはホームセンターやスーパーマーケットが並びます。
そして突き当りを右に曲がりロータリーを過ぎれば、その先はヨットハーバーになっていました。たくさんのクルーザーやヨットが係留されています。
なんだか「地中海」っぽい風景ですね。地中海とは大陸に囲まれた海のことを言うらしいですね。島国である日本は大陸ではありませんが、四方を陸に囲まれた瀬戸内海は地中海です。
ロータリーに戻り日帰り温泉「SPA水春」の前を通り過ぎます。
通りに出れば右折。何とそこには「足湯」がありました。「潮芦屋げんき足湯」というようです。(午後2時36分)
案内板を見れば泉質は「ナトリウム-塩化物泉(低張性、中性、高温泉)」で温湯は42度の「かけ流し」だそうです。午前10時から午後4時まで無料で利用できます。
筋肉痛や疲労回復に効くそうなので歩紀の疲れを癒しましょう。このためにタオルと替えの靴下を持ってきました。
さて10分ほど「入浴」した後、通りをそのまま進めば「浜風大橋」で海を渡り「本州」に戻ります。橋の左手前に公衆トイレがあります。(午後3時3分)
そのまま海に沿って歩きます。海の向こうは「西宮市」です。
通りはそのまま「海浜公園」へと続きます。公衆トイレがあります。「芦屋マリンセンター」と言うんですね。
そして公園の奥は「芦屋港」。神戸港・大阪港・堺泉北港を合わせた「阪神港」の一部らしいですが「ちょっとした漁港」という感じですね。(午後3時18分)
芦屋港から「芦屋市立打出浜小学校」のグラウンドを左に見ながら進み、通りに出れば横断歩道を渡ってから左折。「南宮浜公園」の前を通り過ぎます。公園内に公衆トイレがあります。
次の「南宮ポンプ場前交差点」を右折しましょう。郵便局を過ぎ左前にローソンプラスがある交差点に出れば右へ曲がります。
「妙福寺」というお寺の前を通り過ぎます。
「南宮公園」。こんな小さな公園にも公衆トイレがありますよ。公園前の四つ角を過ぎ次の四つ角を左折します。
正面に阪神高速道路の高架が見えますが、その手前には「阪神高速道路兵庫県南部地震慰霊碑」。門は閉ざされていました。(午後3時36分)
あの地震では横倒しになった阪神高速の映像が今でも目に焼き付いていますが、高速道路を通行中の16人の方が亡くなったそうです。
高速道路の下は「国道43号線」。防音壁に沿って西へ進みます。間もなくゴールです。
次の「打出交差点」の信号を渡ってから右へ。そこには「打出商店街」というアーケードが。
どこにでもある下町のアーケード商店街です。
ただ、あまり「昭和」の臭いがしないのは震災からの復興により建て替えられたからでしょうか。
アーケードを抜ければ一番「海寄り」を走る阪神電車の「打出駅」。大阪方面へのホームがある北口が今日のゴールです。時間は午後3時45分。ここから「大阪梅田駅」まで約25分(300円)。
本日の歩紀「30159歩」(20.50km)。芦屋市は「高級住宅街」のほか「史跡」あり「レトロ建造物」あり「海」あり「湯」あり「下町商店街」ありの見どころが多い、彩りが薄い時期に歩くにはもったいないくらいの素晴らしい町でした。そして各施設はもちろん小さな公園にも公衆トイレが設置されており、これまで歩いた中で最も公衆トイレの密度が高い町でもありました。機会があればまた歩きたいと思います。
本日のひとり打ち上げは帰宅途中の能勢電車「滝山駅」で途中下車。歩いて7~8分の「魚べいキセラ川西店」(キセラ川西からはちょっと離れています)です。
休日の「回る寿司」はどこも人が多いですが、ひとり席はすぐに座れました。このスティックチキンは130円(税込)。「安っ!」。とりあえずビール(税込550円)で乾杯~。この後、110円皿を7皿食べました。