潰瘍性大腸炎といえば、そう安倍首相もこの病気です。
直ちに命が危ないっていう病気ではありません、
潰瘍性大腸炎とは、原因不明の大腸粘膜の慢性炎症で、びらん(ただれ)や潰瘍を形成するものです。
下痢・粘血便・腹痛などの症状を示し、寛解と再発を繰り返す慢性疾患です。
初診時には、問診と血液検査と尿検査と便検査、x線検査
血液は、スピッツ11本という、私の中での記録更新。貧血症なのに、そんなに血を抜いたらダメでしょう
尿は出たけど、便は出ない 10分おき、酷い時には、行ったと思えば、またすぐトイレに入る私が、こう言う時にはピタリと出ない
「でないですかー?」「ええ、出ないんですけど」
「まだ出ませんか?」「出ません」(出ないと、帰してもらえないのかしら)
「あのー、家がすぐ近くなので、家に帰ってしてきてもいいですか?」
「いいですよ、もう少しかかりそうなので、お昼を食べてから、また来てください」
なんて、話がありまして、朝10:30予約の私が解放されたのは、4時近く
診察の結果は、たぶん潰瘍性大腸炎でしょうということで、次は内視鏡検査をすることに。
内視鏡を入れるのも辛いけど、内視鏡検査の前処置っていうのがね、辛いんですよ。
胃も腸もスッカラカン、空っぽにしなきゃならないの。
前日から、お粥みたいのだけ食べて、下剤を飲んで、翌朝は2リットルの下剤を飲み干さなければなりません
腸を絞り切るって感じで、大人だけどオバサンだけど、涙が出ちゃいました。
内視鏡検査も、優しく丁寧にやってくれたのはいいのですが、時間がとにかくかかりましてね、辛かった。。。
内視鏡検査の時には、腸にガスを入れます
先生は、オナラとか出したければ我慢せずに出してくださいというけど、我慢してるつもりはないけどでせなくて、ガスを入れられると、とにかくお腹がイテテテとなりまして、痛いと息を止めてしまって、身体の力を抜くのが、私には結構難しかったです
検査もヘロヘロになりながらも、なんとかクリアして、生検の結果が出なければ確定はできないけど、たぶん潰瘍性大腸炎に間違いないでしょうってことに。
そこで処方された薬がこれ↓ サラゾピリン座薬
オレンジ色のドギツイ色の座薬でね、痔の座薬より気持ち太く感じます。
コレを1日2回ですか
この座薬とこれからずっと仲良くしていかなきゃならないのね。。。仕方がない、私は「座薬のプロになるわ」
なんて、笑っていたのですが。。。
そうです、使い始めてすぐに効果が現れたのです
あんなにトイレの住人だった私が、気が付けば1時間経っても2時間経ってもトイレに行ってナーイ
気が付けば、夜中に起きてトイレに行ってナーイ
すごいぜ、すごいぜサラゾピリン
と喜んでいたのですが、その後、身体の具合が良くなりつつあると、身体が勝手に座薬を拒絶し始めました
そう心は座薬を受け入れていたのに、身体が嫌だって。
それでね、座薬を入れて数時間経つと、またもや頭にピッときて
ピッときたらさっとトイレに駆け込まなければならない私。
そのピッと夜中に、また2度3度と来るようになったので、お薬を変えて貰いました。
それが、コレ↓ ペンタサ注腸 私が変態と云ってる薬です
そう、浣腸みたいな薬 これを1日1回使います
座薬は1日2回だけど、コレは1回だけっておもったんですけどね、やっぱり1日1回でも、毎日浣腸みたいな薬を使うのは嫌です。
だって浣腸は60mlだけど、これは100mlもあるし。。。 いや、量の問題じゃないし
体温と同じくらいの温度が刺激にならなくて良いというので、毎日このペンちゃんと一緒にお風呂に入っています。
時々、ペンちゃんを忘れると、夫が「忘れているよ」と教えてくれます。(←なんて優しい夫なんでしょう。時々この優しさが腹立たしいのですが)
ペンちゃんを温めて、よく振って(お薬が分離しているのがわかりますか?この白い粉が薬なんですが、すぐに分離しちゃうので、パパッとしないといけません)
体の左側を下にしてお薬を注入します。(容器が固いのか、握力のない私にはちょっと大変です)
薬を注入したら、腹ばいで1分間、左向きになって1分間、仰向けになって1分間、右向きになって1分間じっとします。
浣腸はベンちゃんを出すためのお薬ですが、このpenちゃんは、出しちゃだめです。入れっぱなしです。
個人差があると思いますが、私はこのじっとしている間が、かなり苦痛です。
時々お腹が痛くなって脂汗が滲みます。(出したい、出したい出したい)
先生は、無理しなくていいと言います。量も半分でと云ってくれてますし、注入してすぐ出ちゃっても気にしなくて良いと云ってくれてます。
でも、失敗しちゃうと、かなり凹んでしまいます
失敗すると、また失敗するんじゃないかって怖くなります
潰瘍性大腸炎の原因はストレスじゃないかって説もあるのですが、いま一番の私のストレスは、このお薬です。
昨夜も失敗しちゃいました。
あ~あ、ひとつ900円もするのに。。。(お金の問題ではないのですがね、やっぱり失敗するとお金をトイレに流しちゃったような気になるのです)
そう、病気になってわかりました。健康の有難味が
母は、病弱で、もうずっとお薬を飲んでいて、時々飲まずにいたりして、それをよく叱っていたのですが、いまはその気持ちわかります。
いまは、病気とわかって、ちゃんと治療を受けているので、徐々に元気になってきました。
食事もお腹に優しいものを食べています。何でも食べてもいいと言われているのですが、刺激的なものや腸に負担になるようなものは避けています。
大好きな物が、避けた方が良い食品に含まれているのですが、絶対に食べないじゃなくて、ほどほどに、時々にみたいにしているの。
いまは変態薬と悪態をついている注腸薬ですが、このお薬で穏やかに暮らせるようになったので、感謝しているんですよ
ただね、このお薬、薬液をこぼすと、変色させるのよ。気をつけていても絨毯とかにこぼしちゃったりして、その跡が凄いことになっていてじぇじぇじぇ
こんな変色させる物質を、腸に直接ぶっこんで、大丈夫なんだろうかって不思議に思っています
私は、炎症部位は直腸なんで、座薬とか注腸薬を使っているんです。内服薬になりたいな~。でも内服薬だと、途中で吸収されて、直腸にはあまり届かないんだって
いやだけどね、真面目にお薬使っていますよ。
sUnさんが目を光らせているのがありがたいやら、鬱陶しいやらです。
お肉とか脂っこいものなど、どちらかというと嫌いな方なので、腸の病気にはならないと思っていたのですが、まさか私が・・・。
そう、病気は突然我が身にやってきます。私は大丈夫って油断してたら、ダメですよ~~~