Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

勝った馬は弱い!!

2009-06-18 23:05:05 | 競馬
グリーンチャンネルの番組に今もありますが、「明日のレース分析」というのがあって、
翌日のレース、特にメイン、特別レースを中心に東西1名ずつのトラックマンが交替で出演して、
レース展望を行うもの。

調教や近走レースの内容の話を聞ける(見れる)ので、見れる時は見るようにしています。

基本的に、人の予想に丸乗りは嫌い(しない)だから、トラックマンの印を自分の予想に
直接、取り入れることは無いけど、逆に嫌いなトラックマンや自分が明らかに同調できない
予想をする人が本命にしている馬は、評価を下げたりします。
そういう意味で有効。(評価を下げる事はたいてい良い方向に向くので)

今は、番組は土曜分のレースのみになってしまったのが、とても残念。
日曜分は、代わりの番組で競馬コンシェルジュというのがあるが、これは個人的に、
ぜんぜん面白くないので。

ということで、ここまでは本題の前書き。

「明日のレース分析」に、昔、「場立ち予想」というコーナーがあって、番組の終わりに
お笑いタレントなどが、重賞を中心に講釈しながら、予想を披露するというもの。

このコーナーは、見る分には結構好きだった。

その中の一人に場立ちの本職、大井競馬の場立ち予想屋の吉富氏がいました。
この人の話は、さすがプロで、話がうまく面白くて好きでした。

ちなみに大井の場立ち予想屋の中でも3本の指に入るくらいの人気予想屋。
大井に行くと、たまに暇つぶしで話だけ聞きます。(予想を買った事はないけど・・・)

さて、いよいよ本当の本題。

吉冨氏が場立ち予想のコーナーに出演した際、名言と思ったのが、題名にも書いた
勝った馬は弱い」です。

どういうことかというと。
クラス編成され、同じようなレベルの馬同士がレースをしているので、レースを行うたびに
枠順や馬場、天候で、順位はころころ変わるもの。
勝つ馬というのは、他の馬よりも(そのレースに関しては)巧く運んだから勝てた。
単純に実力だけで勝ったわけではなく、条件が変われば、逆に次は負ける。

勝ち馬は、巧く運んだから勝ったのであって、巧くいかなければ負ける。
弱い馬である(かもしれない)ということ。
これが「勝った馬は弱い」です。
(もちろん、本当に強くて勝った馬もいます)

これは自分のオッズバランスの考えにも当てはまるところがあって、紹介してみました。

下級条件などはまさにこれで。
同じメンバーで戦うことが多い、G3などを中心にしたオープンクラス。
これらも当てはまる。

下級条件の場合は勝ち馬は昇格するので、次は無いが、この勝ち馬を好走馬(上位入線馬)に
置き換えて考えれば、フィットする。

競馬はオープンコースで行うので、枠順の影響も大きい場合があるし、賢い動物とされる
サラブレッドも言葉が悪いが所詮は馬。
人間とは違う。
気性の問題も含めて、リズムを崩すと、能力を出し切れない馬はたくさん居る。(ほとんどがそう)

勝った馬、上位に来た馬が、何故、好走できたのか?
今度も上位に来れるのか?
逆に負けた馬は今度はもっと頑張れる可能性は無いのか?

吉冨氏はこれは否定していたけど。
反対語の「負けた馬は強い」。
たしかに負けは負けだからそのレースに関しては強いというのはおかしいかもしれない。
しかし、「負けた馬には強い馬もいたかもしれない」はあると思う。

この視点を忘れずに、競馬予想を心がけたい。