パリ中心部の劇場やレストラン、近郊のスタジアムなど少なくとも6か所で爆発、銃撃が相次いだ。地元メディアによると、死者は少なくとも120人に上り、フランスで戦後最悪のテロ事件となった。オランド大統領は「テロリストによる同時攻撃だ」と語り、非常事態を宣言。武装した犯人が逃走している可能性もあるとして出入国制限などを伴う緊急措置を取った。AFP通信によると、負傷者は200人以上で、約80人は重傷だという。現地の日本大使館は、日本人が巻き込まれていないか確認を急いでいる。被害が最も大きかったのは、パリ東部の劇場「バタクラン」。当時はロックグループのコンサートが行われており、午後9時半ごろ、複数の男が押し入り、自動小銃を乱射した。